2009年3月1日日曜日

音楽『サンディ&ザ・サンセッツ』 ・・・サンディ(Sandii)といえば


どうもです!久々に音楽ネタです。
特に極めている訳でもなく、完璧に個人的視点で好き勝手に書きたいと思いますので、絶対当てにしないで下さい(笑)。
以前にも記事にした大好きなサンディについてです。好きで好きで堪らないサンディです(笑)。改めて記事にしたいと思います。

日本人とスペイン人のハーフであるサンディは、ハーフだけに留まらず他の歌手とは一線を画した存在感がありました。身体全体を包み込んでくれるような、しっとり優しくも力強いあの歌声にはなんとも言えない気持ちよさがあって、未だに私にとっての歌姫No1であったりします。トップ・オブ・ザ・歌姫。そして、グラマー美人(笑)。名前を知らない方も、歌声はどこかで耳にしてるんじゃないでしょうか。

日本で生まれ幼少時代をハワイで過ごしたサンディは、70年代から日本に戻り歌手として活動を開始。’76年に「GOODBYE MORNING」で世界歌謡祭グランプリ最優秀歌唱賞を受賞したりと、その歌唱力がハンパでなかったことがわかります。
サンディの歌声を初めて聴いたのは’78年製作のミステリー映画『ナイル殺人事件』のイメージソング「MYSTERY NILE」でした。ラジオから流れていたのを聴いただけで、詳しいことはわかりませんでしたが、やたらきれいな歌声がとにかく印象的でした。その後もサンディは、ゴダイゴやイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のバックコーラス、『ルパン三世』の主題歌等、一部名前を変えながら様々な活躍をしていきます。

サンディを意識して聴くようになったのは、’80年代のサンディ&ザ・サンセッツというバンド活動に入ってからでした。当時、愛読していた雑誌「宝島」(笑)で初めて知ったのですが、海外では高い評価を受けていたそうで、写真を見てそんじょそこらの歌手やグループには無いオーラ全開というのが一目でわかりました。これはイカンということで早速ベストアルバム『VIVA LAVA LIVA』(’84年)を購入。やられました。基本ロックのところにテクノや日本的なエッセンス琉球音楽等がミックスされた独特なメロディ。そしてリズム。新し過ぎました。サンディの美声も相まって神の領域。完璧にやられました。海外で大人気というのも頷けました。もっと早くから意識しておけばと地団太を踏みました。

その後に発表されるアルバムはどれも素晴らしく、日本が誇る最強バンドとして有り難く聴かせてもらいました。サンディの活動の中では、このバンド時代が一番好きです。海外で評価されるほど国内ではスルーされがちですが、このサンディ&ザ・サンセッツもご多分に漏れず、国内では殆どメジャーな扱いはされなかったようです。ニューウェーブ(笑)という新しすぎる音楽性が合わなかったのでしょうか。リーダー久保田麻琴のセンスが多分に出ていて、日本含めアジア的要素を取り入れた音作りは、世界に通用するのに十分な威力を持っていました。これにエキゾチックな顔立ちに英語も堪能というサンディが加わってた訳ですから、海外に向かうのも当然だったのでしょう。初めから国内を相手にするつもりもなかったかもしれません。琉球音楽をルーツにアジア音楽の第一人者とされる久保田麻琴は、バンド解散後もサンディをバックアップしていくことになります。

サンディの初ソロアルバム『EATING PLEASURE』は、遡ってちょうど’80年に発表されました。実際に聴きだしたのはだいぶ後になってからでしたが、これもまた凄すぎました。バックをあのYMOや後にバンドを組むことになる久保田麻琴率いるサンセッツらが固め、テクノでロックでエスニックな曲が連発される、それは斬新すぎるアルバムでありました。収録曲で一番のお気に入りは、琉球音楽のフレーズがテクノ調に入り乱れる「ALIVE」。サンディの弾けるような歌声に参りました。未だに色褪せない名曲です。

’90年代に入るとバンドは解散され、サンディはソロ活動に入っていきます。アジア的要素は更に強化され範囲も広がっていきます。パシフィック(太平洋)に面した民族音楽にまで傾倒され、最終的にはハワイへと行き着きます。音作りもテクノやハウス方面に進み、美空ひばりや童謡のカバーまでしたりと面白いことになりますが、何よりもサンディの歌声が円熟期に入りだしたということでしょうか。更に艶と貫禄が増した歌声は圧巻の一言。これがまたミディアムテンポな曲によく映えるのです。

’90年代後半から、サンディは幼少時代を過ごしたハワイへと戻り、ハワイ音楽、フラダンスに身を置くことになります。それまで活動してきた音楽に対する答えがここにあったのかはよくわかりませんが、同じような音楽をダラダラ続けていくよりもいいんじゃないかと思いますし、また何よりもサンディらしいオチでもあるなと思います(笑)。
その後、サンディは音楽活動と共にフラダンスの道を極め、遂には長年の修行の成果が実り、フラの正統的継承者クム・フラ(フラマスター)の称号を授かることになります。これは凄いことです。現在は東京でフラ教室「Sandii's Hula Studio」を開かれてるそうです。

正直、ハワイ傾倒以降のサンディは聴いていません。未だ自分の中ではサンディ&ザ・サンセッツのサンディなのですから。これが偏り道ってヤツです(笑)。でも、これから歳をとり人生のことを考えるようになったら、突然サンディのハワイ音楽を聴くようになるのかもしれません。それと「Sandii's Hula Studio」に通ってフラ道を生きるとか(笑)。野郎のフラダンスは無し??

貴重なライブ映像が結構アップされていて嬉しい限りです。以下にいくつか紹介させて頂きます。

『LOVE SICK』(’80年)
実は今回の記事は最近このPVを発見したことがきっかけなのです。メディアに挙がらないものだと諦めていたサンディですが、こんなレアな映像が存在していたとは驚きです。この曲は初ソロアルバム『EATING PLEASURE』から。こんなにハツラツと歌う当時のサンディが拝めるとは!こんなカッチョいいバンドでベースを弾いてみたい!!左のギターが久保田麻琴ですね。
最後にプライベート風のオチも入っていて、大変貴重なPVといえましょう。


『OPEN SESAME』(’82年)
おそらくは’87年前後のライブと思われます。この曲はアルバム『IMMIGRANTS』から。開けゴマ♪ですね(笑)。これを聴いてファンになりました。アジア的エッセンスがスパークしている、サンディ&ザ・サンセッツを代表する名曲です。ホントにいい時代でした。


『HAI HAI HAI』(’94年)
ソロ活動も熟してきた頃のサンディです。何よりもこの歌声です。堪りません。エスニックな雰囲気にDJスクラッチも入る楽しい曲です。アルバム『DREAM CATCHER』から。ここに挙げてるPVは全てテレビ放映されたもののようですが、一切目にすることはありませんでした。何チャンネルで流してたんですか!!
上の「OPEN SESAME」でもそうですが、スパークしているステージに対して非常にダウナーな観客席。サンディなんだぞぅ!!


『Love Squall』(’79年)
オマケ。『ルパン三世(第2シーズン)』のエンディング曲です。声がやたら若いですが、間違いなくサンディの声です。因みにこの時はサンドラ・ホーン名義で歌ってました♪


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14 件のコメント:

  1. こんにちは!

    この歌手は知らなかったです。
    YMOとほとんど一緒の頃の人みたいですね。YMO周辺のテクノ・ポップとかバンドは結構聴いてたはずなんだけどなぁ…。
    ワールド・ミュージック寄りのダンス・ミュージックっていう音作りが面白いですよね。当時こういうアプローチをした人ってあまりいなかったのかな。
    紹介してもらったものを聴く限りではソロになってからの方がそういう傾向が強いみたいですが、この辺も久保田麻琴がプロデュースしてたんでしょうか。
    久保田麻琴っていうのは「夕焼け楽団」とセットになって頭に入ってるんですが、サンディとの活動はこの後?

    Youtubeに行ってほかのも追加で見てたら、【HAI HAI HAI】(’94年)と同じステージだと思うけど「コーヒー・ルンバ」もありました。西田佐知子の歌で知ってるんですが、この歌好きなんですよね。

    【Love Squall】(’79年)これは知ってます!
    そうか、これ歌ってた人がこういう人だったんですね。何かちょっと視界が開けたような感じです。

    応援ポチしますね☆

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  2. お邪魔します〜

    サンディ&サンセッツ、知ってますよ^ ^
    実はライブも一度くらい見たと思います。 YMOかJAPANの前座だったかもしれません。 。 アナログのLPも一枚持っていました。 どこかへ行ってしまいましたが・・

    ほんとキレイな人です。 ちょっと鰐淵晴子にも似てたりするんですが。 。

    当時、アジアという打ち出しはインパクトありました。 BLONDIEも好きだったのすが、今聴くとアップテンポめの曲での発音はちょっと意識してる気がしないでもないです。 現在はどうしてるのでしょうね・・

    ガツンと応援!!

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  3. >薄荷グリーン様
    どうもです!^^

    サンディは、YMOの他に高橋ユキヒロのソロアルバムとかでもヴォーカルをやってましたね。色んなミュージシャンに参加する形で活動をされていたようです。
    ワールドミュージックなんて当時としては画期的だったのでしょうね。一世を風靡したYMOと入れ替るように出てきたサンディ~ですが、あまりメディアに乗ることもなく、水面下をひた走った感じがします。
    今になってもワールドミュージックを名乗れる音楽家やバンドっていないような気がするのですが、どうなんでしょうね?もの凄い人気があって耳に入ってくるのは、やっぱり国内止まりな気がします。純粋な日本音楽を聴かないでどーする、なんて言われそうですが(笑;)、世界から評価されるってやっぱり凄いことだと思いますけどね。

    仰る通りにソロに入ってからの方が色濃くなってますね。紹介した辺りは全て久保田麻琴がプロデュースしてます。ハワイアンになってからはちょっとわからないのですが、ひょっとするかも??

    夕焼け楽団は後にサンセッツになって、サンディと活動を共にしてますね。薄荷グリーン様は、夕焼け楽団をご存知なのですね。ワールドミュージックでは久保田麻琴と夕焼け楽団の功績が大きいので、ホントはこっちを攻めないといけないのですが(笑;)。思い切り勉強不足です(汗)。

    おお、コーヒールンバもいかれましたか。結構古い曲なんですね。私も西田佐知子の聴きましたよ^^。
    ルパン三世はその世代の方なら大抵は耳にされてるでしょうね♪私も後になってサンディだったことを知りました(笑)。

    応援コメントありがとうございました♪^^

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  4. >Kiona様
    どうも~!!^^

    えええ@@!!
    kiona様、サンディのライブに行かれたですか!?しかもYMOやJAPANの前座なんて、今からするとごっつ貴重な時期ですよね??いいなあ。
    アナログのLPまでも!探しましょうよ~。プレイヤーの存在が関わってきますが(笑)。それにしても、さすがですね^^

    サンディ、きれいですよねえ~♪たしかモデルもやってたと思うので、スタイルもバツグンなんですね。今でも見事なスタイルをされているとか。一時でも久保田麻琴と結婚生活を送っていたのが羨ましすぎ(笑)。

    鰐淵晴子・・・すみません、わからなかったので調べてみたら、あの女優さんでしたか。写真でわかりました。しかし知らないことばっか(笑;)。
    こちらもきれいな方ですよね。たしかに雰囲気似てますね。鰐淵晴子はドイツ人とのハーフなんですね。

    BLONDIEも懐かしいですね。その後のデボラ・ハリーは「ビデオドローム」で見てたりしますが(笑)。最近、貫禄付いたデボラさんの動画を見ました(笑;)。

    応援コメントあがとうございました♪^^

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  5. こんばんわ!!
    またしても知らない世界でした(笑)
    PVの中では「HAI HAI HAI」が一番良かったです!
    あのエスニックな踊りがなんとも言えないです!!
    しかし綺麗な声ですよね!!PCのスピーカーで聞くのが
    もったいない(^▽^;)

    umetramanさんの未来のフラダンスに凸!!(^。^)

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  6. >take51様
    どうもです!!

    サンディ、いいでしょ^^
    「HAI HAI HAI」はサンディの歌声を堪能するには最適な曲ですね。どんな曲もイイですが^^
    ソロ以降も魅力的で素晴らしい歌手だと思います♪
    あの声で起こしてくれるサンディ目覚まし時計が欲しいのですが、起きるどころかそのまま天国に行ってしまいそうです(笑)。

    改めて最近のハワイアンを聴いてみたのですが・・・あれ?なんか心地いいかも?(爆)。フラダンスの日も近いかもしれません(笑;)。

    応援コメントありがとうございました♪^^

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  7. こんばんは~★

    サンディー好きでしたよー。

    小学生の頃「ナイル殺人事件」のレコード持ってました。

    記憶が正しければ「スネークマン・ショー」関連のアルバムに楽曲提供していたようにも思えますが・・・。

    いやいや懐かしいアーティストって平和だった昭和のあの頃を思い出しますね。

    ピースフルな気分になりますよ。

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  8. 私、学生の頃聴いてた音楽、偏ってまして・・・
    でも〝ラブスコール〟で分かりました。
    綺麗な声の方ですよね。
    英語も日本語も発音が綺麗だなーと、素人ながら、
    英語分からないながら、思ったのを覚えてます♪
    ステージもカッコイイ!

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  9. >Benny様
    どうもです!
    お疲れさまです!!^^

    おお!サンディお好きでしたか!?さすがです。これは嬉しい!^^
    しかも「ナイル殺人事件」のレコードも持たれていたとは@@
    この時のサンディ、「ミステリーナイル」以外ではアバやビリー・ジョエルなんかのカバーも歌ってたんですね~。

    「スネークマンショー」は記事に入れるの忘れてました(笑;)。はい、ファーストアルバム「急いで口で吸え」で提供してましたよ。「ジミーマック」という曲でした♪セカンド以降は定かでないのですが。提供してたのかな~。

    昭和のこういう音楽(ニューウェーブ)は今でもバリバリですよ!!(自分の中で 笑;)インディーズもよく聴いてました♪

    応援コメントありがとうございました♪^^

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  10. >泉水様
    どうもです!!^^

    偏り大歓迎ですよ♪私の偏り道とどっちが上でしょうか(笑)。
    なんと!「ラブスコール」わかって頂けましたか?何気に聴いてたアニメの歌がサンディだったとは、私も驚きであります。

    ステージ、カッコいいでしょ~。カッコよすぎて当時のお客さん達、ほとんど固まってたみたいね(笑)。

    応援コメントありがとうございました♪^^

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  11. こんにちはぁ、(^_^)
    ご無沙汰しております。m(__)m

    サンディは、残念ながら、かろうじて「HAI HAI HAI」を
    知っている程度ですね。とにかくインパクトというか
    個性が強烈だった記憶があります。凸!

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  12. >よーじっく様
    どうもです!お久しぶりです^^

    サンディの「HAI HAI HAI」をご存知でしたか!?いやあ、それだけでも嬉しいですよ~。
    非常に個性的だったので、テレビに出ても浮いてたみたいですね。タモリと一緒に出たのもあるのですが、アンマッチな雰囲気が(笑)。

    応援コメントありがとうございました♪^^

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  13. 冬眠からやっと目覚めました、RUBY♪です(ノω・、) (ノ'ω'@)
    ume様がこの記事を更新された際、じっくり読み、↑歌も
    聴いてみたのですが
    コメが今になっちゃってすぃませぬ(n´Д`n*;)
    『かっか・・花粉って何?』って反復する声も、鼻が詰まって、途切れ途切れになってきました。(苦笑)

    で♪私、今回紹介されていた【サンディー】って知りませんでした☆彡
    Myaと言い。。。なんとなぁ~くume様のタイプが見えて来た気がスル♪((≧艸≦*))ウシシシ
    ラテン系エキゾチック美女がお好きなんでしょぅかねん♪
    おっと。話が逸脱しましたが。。(*p´н`)q
    まさか『ルパン三世(第2シーズン)』のエンディング曲を歌っていたのが、
    このサンディーさんだったとはビックリ仰天!!ホント声質がまた全然(?)違いますね~!
    より細く高く麗しい声というか♪どちらも魅力的ですが♪(@'ω'@)
    しかしOPEN SESAMEって楽曲は。。インパクト大で記憶にしっかりと焼付けられますにゃ☆彡
    |/// |(*^0^*)ノ| ///|開けぇ~ゴマッ!
    サンディーさんはRUBY♪的に。。
    アン・ルイス、シャナイヤ・トゥエイン、グロリア・エステファンなどのDIVAと共にカテゴライズされました♪
    今回の楽曲ネタも,とってもイイですよ~ん♪
    Please do it again!!(*≧ε≦*)ノ
    ではでは応援ポチ☆彡・・・・っへぇっくしゅんッ!

    返信削除
  14. >RUBY様
    どうも!!^^

    冬眠中でしたか!?そろそろ暖かくなってきてイイ具合に睡魔が襲ってきますよね(笑)。
    私も今朝、目が覚めた瞬間、鼻が詰まり出して大変でした。シャワー浴びたらちょっと落ち着いたのですが、これがまだ当分続くと思うと、ダウナーになりますねえ。おっと、無視しなきゃ、無視無視。RUBY様も大変そうですが、頑張っていきましょう♪

    サンディ、いいでしょ?^^
    うーん、タイプになるのかなあ・・・。サンディが来てくれたら当然拒みませんけどね!(`∇´)ノ フラダンスだって踊っちゃうさー。
    「ルパン三世」はRUBY♪様もリアルタイムでしたか。あの何度も耳にしていたエンディングがサンディだったとは後で知って愕然でしたよ。まだ激しくロックする前なので、声がとても若いですよね♪

    開けゴマはもろ沖縄調になってるでしょ。初めて聴くとビックラものだと思います(笑)。でも、こういう曲ばっかじゃないんですよ。これはバンドの初期の曲で、後期に入るとジャマイカ調も入ってきて、またいい感じになるのですよ~。

    おお!カテゴライズ頂けましたか!アン・ルイスと一緒ですな。私もなんとなくそう思ってました。ありがとうございます^^

    そういえば、サンディは水前寺清子とデュエットしたことがあるんですよ。それなら、Myaとのデュエットもやってくれないと~。ぷんすか。

    応援コメントありがとうございました♪^^

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