
●ジャンル:アクション/ドラマ
●上映時間:102min
●製作年:1984年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:サイモン・Nuchtern(なんて発音するんだ)
◆出演:ランス・ヘンリクセン、その他大勢
◎評価:★★★★★★★☆☆☆
砂漠を1台のバイクが疾走するというオープニングが、なんともテレビ東京「2時のロードショー」を思わせます。
【ストーリーとか感想とか雑談とか】
アメリカのどっかの砂漠。ある男がバイクを走らせている。ランス・ヘンリクセン演じるその男の名はストライカー。久しぶりに旧友のチックに会うために砂漠の町まで爆走中なのだ。町に到着すると早々にチックと再会。このチックとは昔の戦争だか闘争だかで共に戦った仲だ。固い友情はいつまでも続いているようだ。ちなみにこの旧友チックを演じるのはジョージ・ケネディだったりする。
久々の再会を満喫しているところに突然、暴走族が爆音轟かせ町にやってくる。どうにもガラが悪く暴力的な連中だ。散々町中を暴れまくり、しまいには町の酒場にバイクごと突っ込んでくる。大半の客はパニックだが、そんな暴走族をウットリ眼差しで見つめる一人の女がいた(以降ウットリ女)。
さすがに町民も黙っている訳にもいかず、暴走族に町から出て行けと集団で訴える。その際に酒場でちょっとしたいざこざが起こり、暴走族のリーダーが激怒。”オレ様を怒らせやがって。覚えて置けよぅ。ペッ!”と吐き捨てバイクを発進させようとする。
しかしその時、先のウットリ女が突然リーダーのバイクにまたがってしまう。”アタイも連れてってぇ♪”と訴えるその女を演じるのはカレン・ブラックだ。女の顔を見てちょっと考えるリーダーだが、暴走族はとりあえずその場を去っていく。
また平和に戻る町だったが、その一方で腹の虫が収まらない暴走族はどっかの軍事基地を襲撃する。そして戦車や銃火器をしこたま奪ってから再び町に戻ってくる。キュラキュラキュラ・・・と唸りを上げる戦車の砲台にはあのウットリ女がまたがって”ぶっ殺せー!!”と叫んでいる。あの顔にキンキン声なので、リーダーも嫌々付き合ってるのではないかと心配になる。ちょっと同情する。
散々暴走族が暴れまくったところで、我らが戦士ストライカーの登場。もの凄く軽い身のこなしで暴走族を一人ずつ仕留めていく。さすがだ。出てくるの遅すぎるけど。
町民側も武装し暴走族に対抗する。旧友チックもバズーカ砲をぶっ放し応戦だ。町民が放ったグレネードが戦車の操縦席に見事にヒット。運転手が爆死した戦車は、砲台にウットリ女をまたがらせたまま暴走。バランスを崩し砲台から落っこちたウットリ女は戦車に轢かれて死んでしまう。カレン・ブラックはいつもこんな役なのだろうか。
それから、あのリチャード・リンチが町長兼神父という非常にアンマッチな役で出ていたりする。この神父、暴走族の女の色仕掛けで思わずズボンをずいっと下ろしてしまうが、運悪くリーダーに見つかってしまう。 で、この後がイカす。
ここで慌てた神父 「わ、私は断じて・・・せ、聖職者として・・・(アセアセ」
そして女 「生殖されたわ♪」
とても上手いと思った。翻訳のセンスが。この後、神父も車ごと戦車に押し潰されて死んでしまう。アホか。
そんなこんなで、特撮ヒーローみたいにメチャクチャ強い戦士ストライカーは一人残らず暴走族を退治。めでたしめでたしで、砂漠の線路を一人歩いて去っていくのであった。
これを見て、ランス・ヘンリクセンが特撮ヒーロー『ハカイダー』のファンであることがよくわかった。金髪&精悍&無敵でとてもカッチョよかったし。暴走族が弱すぎたという見方もあるけども・・・。
なんかダサい始まり方をするけど、後半が結構ハチャメチャな展開になるし、役者陣も「おお?」ってな感じなので、観て損はないと思う。
と書いておきながら、本作はかなり前にレンタルビデオで観たものだ。現在はDVDもリリースされていないようなので、これから観るのは困難かもしれない(何と。ひょっとすると未だビデオを置いてある粋なレンタル屋があるかもしれないけども・・・。パッケージ写真とかも全然見つからないので、適当に作りこんだものをアップしてみた。
どうしても観たいという方は、トレーラー動画がありましたので、雰囲気だけでも堪能して下さい(笑;。


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