2008年4月28日月曜日

映画『11:14』 ・・・何気にいい役者が出ておりました

●原題:11:14
●ジャンル:コメディ/犯罪/ドラマ/スリラー
●上映時間:86min
●製作年:2003年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:グレッグ・マークス
◆出演:ヘンリー・トーマス、その他大勢
◎評価:★★★★★★★☆☆☆

これはなかなか面白かった。
タイトルにある時刻11:14がキーとなって様々なドラマが交差する。(どっかで聞いたことあるフレーズだな)

ある5つのエピソードが描かれる。(順不同)
1.ある男が携帯電話しながら車を運転していると、突然誰かを轢いてしまう。(引用①)
2.ある不良3人組がバンに載って色々悪さをしていると、突然誰かを轢いてしまう。(引用②)
3.ある親父が娘の不良彼氏の死体を発見、娘をかばう為なんとか死体を始末する。(引用③)
4.ある女のところに知合いの男が女を孕ませてしまったと、中絶費用を工面しにくる。(引用④)
5.ある娘が二股かけてる男らに妊娠したと嘘付いて、中絶費用をがめようとする。(引用⑤)

以上の一見バラバラなエピソードが、時刻11:14を起点に巧みに絡みつくという流れだ。
それぞれのエピソードが順番に描かれていくのだが、必ずその他のいずれかのエピソードが絡んでいる。観ていて”あ、あの場面がここにくるのか”という発見があって、頭の中でストーリーを組み立てていくという楽しみがあった。

ある街中で各エピソードが発生していて範囲が狭く、一種箱庭的な舞台となっている。バラバラになったパズルのピースを少しずつはめていく感じか。最後の最後、残った1つのピースががっしりはまった瞬間、ちょっとしたカタルシスも得られ、エンドロール中には全てのエピソードを走馬灯のように思い起こしてしまう心地良さもあった。

それぞれ他愛の無い出来事ばかりだが、それらを11:14という時刻を使って一つの出来事にまとめるという、特に大きな波がある訳ではないが、かなり面白い脚本であったと思う。随分と練ったんだろうなあ。
コストパフォーマンスもかなり良い映画でもあった。(役者の出演料は抜きにして)


①ヘンリー・トーマス、大きくなりました。『ET』が懐かしいです。


②この後にとても痛いことが起きます。大変です。運転手はよそ見しない方がいいと思う。


③パトリック・スウェイジ、『ゴースト/ニューヨークの幻』が懐かしいです。闘病生活とのことで、なんとか復帰頂きたいものです。


④出てますヒラリー・スワンク。相変わらず顔が怖いです。


⑤レイチェル・リー・クック、ポッチャリしてますが可愛いですね。

© 2003 Five Stories,Inc.All Rights Reserved.
【出典】『11:14』/AMG エンタテイメント株式会社

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