2010年7月19日月曜日

映画『レモ/第一の挑戦』 ・・・早すぎたマトリックスと自由の女神の改修見学ツアーです

●原題:Remo Williams: The Adventure Begins
●ジャンル:アクション/アドベンチャー/コメディ/犯罪/スリラー
●上映時間:121min
●製作年:1985年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ガイ・ハミルトン
◆出演:フレッド・ウォード、ジョエル・グレイ、ケイト・マルグレー、ウィルフォード・ブリムリー、チャールズ・シオッフィ、その他大勢

 ほぼ梅雨明けしたようですね。暑いです。夏本番突入ですな。今年は泳ぎに行けるかな?というか泳ぎに行きたいと思うようになれるかな(爆)。できるだけアウトドアを目指したいものです。
さて、今回はまた古くて、知られてるのか知られてないのかイマイチ不明な作品です。でもね、油断するときっとやられる楽しいアクション作品なんですよ。これが。

【ストーリー】
 現代のアメリカ。熱血漢のブサイク警官マキンは犯罪撲滅に忙しい毎日を送っていた。そんなある日、マキンは何者かによってパトカーごと海に落とされてしまう。それは政府公認の秘密組織による偽装事故であった。病院で目覚めたマキンは整形された上にレモと命名され、世の悪を抹消するエージェントに仕立て上げられる。組織のひとり、韓国武術マスタのチュンに弟子入りしたレモは組織に不満を漏らしながらも成長を続け、遂に軍事産業を牛耳る悪徳企業の討伐に向かうことになる・・・。



【感想と雑談】
 これ初めて観た時はビックリしました。どこかヘンテコなんだけど、この気合の入れ具合は一体なに?スゲーぞ!!そして、何度も観ていくうちに「これは大傑作」という評価が確定しました。政府もほんの一部しか認識していない秘密組織が登場し、世にはびこる悪を退治する必殺仕事人な設定なんですが、至る所でのアイデアやユーモア、そして体を張りまくったこれぞアクションな展開が楽しくて仕方ありません。

 元々ブサイク顔の警察官が組織によって整形を施され、主人公の顔になるという設定ですので、演じるフレッド・ウォードにはブサイクメイクを施し、それを取ることで整形後の顔を表現しています。ブサイク、ブサイク煩いんですが、実は本編では短い夜の場面だけなので、その顔をはっきりと拝むことはできません。といいますか、気が付いたらフレッド・ウォードの顔になっていたという具合です。本当に整形したのかよ?と思ったりもしますが、些細なことなのでスルーしてもいいでしょう。

 このフレッド・ウォードは既に中年の領域に入っていて、観ている側は初め不安になります。が、心配は一切不要です。怒涛の展開にそんなことすぐさま吹き飛んでしまうからです。メインの敵となるのは兵器開発を一手に担う悪徳企業。レモは独自に捜査を行なう善良な軍人を裏でサポートしつつ、最終的に社長とその手下を始末することになります。こういう大筋に、とんでもない設定や見せ方が乗っかってくる訳ですが、それまでのアメリカ発でこんな要素が詰め込まれた作品ってあったのでしょうか。



 さっそく組織のボスから、ある要人の暗殺を命じられるレモ。向かった先には小柄のアジア系老人がいました。実はこの老人、組織が雇う韓国武術シナンジュのマスター・チュンであり、レモの適正を試す為に待ち構えていた訳です。そうとは知らないレモは容赦なく攻撃します。ここで衝撃の銃弾避けが披露されます。

 レモがどんなに拳銃を撃ちまくっても、一発もチュンに当てることができません。撃つと同時にチュンは素早い動きで銃弾を避けます。マトリックスなんぞ目じゃないです。やがて間近に迫ったチュンは拳銃を奪うとレモを片手で倒してしまいます。実にエキセントリックです。この二人によるドタバタは、驚きと同時に楽しさ満点です。因みにチュンは”カンフー、空手、忍術は影の存在。韓国シナンジュこそ太陽”とか抜かすのですが、ここはエンタテイメントと割り切って楽しむべきです。

 サイレントアサシンに育てるべく、まずチュンはやたらレモを高所に連れていき、恐怖心を取り除く特訓を行ないます。なんと観覧車を使った特訓です。ここでゴンドラに乗るのはチュンのみ。レモはゴンドラの床下にぶら下がります(笑)。今なら容易にデジタル合成を使うでしょう。でも当時はそんなに技術はありません。光学合成は使えましたがリアリティに欠けます。ということで、レモ演じるフレッド・ウォードをホントにゴンドラ床下にぶら下げてしまいました。ゴンドラが頂上に達する辺りでは、なんと屋根の上に立たせてしまいます。あのー、フレッドさんの背景が普通に絶景になってますけど・・・。大丈夫?



 高所の特訓はこれだけではありません。本作の銃弾避けに続く名場面、自由の女神を使った特訓です。撮影当時がちょうど改修工事の時期だったようですね。女神像をスッポリと覆うように足場が組まれてます。レモはその足場を利用して松明の先端に行き、直立不動の姿勢で高所に佇みます。ここでもフレッドさんの背景は観覧車の時以上に絶景です。

 と、ここで、悪徳企業が放った刺客3人が登場。本作で一番のアクション場面でございましょう。どう見ても特撮ではなく、本当に足場をロケ地として撮影していて、足場にぶら下がったり飛び移ったりします。役者だけでなくスタッフらも非常に危険な状況にあるのではないか、と心配せずにはいられない緊張感が充満しています。ここでも殆どがフレッドさん本人が演じているのですが、凄まじい役者根性ですよね。ハリウッドの撮影は安全面には大変厳しいと聞きますが、それでもあの場所で撮影ってのは誰でも躊躇するんじゃないでしょうか。

 レモが自由の女神を上から下に移動しながら刺客を仕留めていく間、チュンはのんびり海を眺めていたりします。しかし、レモをこっそり背後から狙撃しようとする刺客を見つけるや、颯爽とサイレントアサシンを発動。気が付いたらチュンの足下に刺客が転がっていました。秒殺すぎます。ここでのチュンはカッコよすぎ。



 一通り特訓を終えたレモは、軍の上層部と密談中の社長軍団を仕留める為、山間部にある軍事演習場に向かいます。途中、悪徳企業を捜査中のフレミング少佐やチュンとも合流。その後、乗ったトラックが斜面を転がり落ちるは、演習用の砲撃ターゲットにされるわで、大変な目に合いますが、なんとか社長を追い詰め対峙することに成功します。この時、レモに銃を向ける社長。ここでレモが取る行動とは・・・そうシナンジュ大爆発。チュンの奥義を体得したレモは、果たして社長を仕留めることができるのか?カッコいいぜレモ!ちょっと笑っちゃうけどね(笑)。

 初めは犬猿の仲だったレモとチュンの関係も、やがて親子のような絆で結ばれるようになります。この二人は作品の肝といってもいいでしょう。チュンの謎めいた生活様式に戸惑いながらも順応していくレモ。そんな二人がアパートの厨房で交わす会話は独特のリズムとユーモアがあって楽しいです。チュンを演じるのはジョエル・グレイ。思い切り白人さんなんですが、メイクが結構きまっているので、つい最近まで純粋にアジア人が演じていると思っていました。名前からわかるってのにね(笑;)。

 原作は『デストロイヤー』という人気シリーズ小説とのことですが、映画化は思わせぶりのタイトル付けといて結局これでお仕舞いとなってる模様です。続編かリメイクでもやってくれないかな。今ならネタ不足だろうし、アメコミ映画に便乗して一発出すこと出来るんじゃないかな。第二の挑戦をお願いします(笑)。

 25年も前の作品ですが、未だ衝撃度が衰えることのない傑作です。特に高所のアクションが好きで、ご覧になっていない方は是非どうぞ。あまりレンタルには置かれていない気配ですが、もし見かけられたら手に取ってみて下さい♪

<追記 2010/8/1>
 TSUTAYAで、いつの間にか名作100選みたいな企画やってて、本作が大量に置かれてました。みな半信半疑なのか殆ど手付かずでしたが(笑;)。しかし、前から旧作として置いてあったっけ?どうなんだ?もっと早くアピールすれよな。



(c)1985 Orion Pictures Corporation. All Rights Reserved.
【出典】『レモ/第一の挑戦』/ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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18 件のコメント:

  1. こんばんわ!

    相変わらず、面白い映画のレビューで、楽しいです。
    こんな映画あるんだ!っと感心させられますね。

    なかなか面白そうな映画ですね。
    25年も前なんですね!
    機会があれば、見てみたいです!

    応援ぽち返し!

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  2. こんばんは。

    タイトルは聞いたことある気がしますが、勘違いかもしれません^ ^ こないだ観覧車に乗ったんですが恐かった^ ^

    1985年ということで、もしかしたら 「ベスト・キッド」(1984) の大人版をやろうとしてるようなところはないですか? 違うかな。 。 しかし、いろんな作品があるものですね^ ^ 早すぎたマトリックス、というのは、まさにです。

    ガツンと応援!!

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  3. >とら様
    こんばんは!

    ちょっとでも楽しんで頂けると記事にした甲斐がありますよ^^
    古い作品ですけど、一風変わったアクションものですので、今観ても新鮮に感じると思います。もしレンタルで見かけられたらどうぞ~♪

    応援コメント、ありがとうございました♪

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  4. >kiona様
    こんばんは!

    おおお、観覧車に乗られたですと?これは奇遇ですねえ!まさかゴンドラにぶら下がったりとか??^^;
    なるほど「ベストキット」の大人版ですか。たしかに年代が近いですし、東洋人に教わるという点でも意識はしてたでしょうね。ただし、こちらの方が容赦ない特訓でドキドキしてしまいますが(笑;)。
    早すぎたマトリックスは、よくぞ考えたものだと思います♪

    応援コメント、ありがとうございました♪

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  5. こんばんは!

    ちょっとこれ見たいかも~!!(笑)
    メモしときます。
    そいえば、シュールなヘッド画像に変わりましたね。何だかこの感じ好きですよ、ちょっとツボにはまってます。

    応援★

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  6. >Dolitea様
    こんばんは。どうもです!^^

    おお!メモられた(笑)。アクション派のDolitea様ならきっと気に入ると思いますよ!私には観れば観るほど味の出るスルメ作品になってます(笑)。

    トップの画像は、なんかビビビときたので即興で作ってみました。これも気に入ってもらえて嬉しいです^^。若干1名場違いなヤツが写ってますが、そっとしておいて下さい(笑;)。

    応援コメント、ありがとうございました♪

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  7. VHSで録画し、テープが擦り切れるほど見ました。今では映画DVDで見ています。
    この映画をこれだけ語ってくれる人がいたことに、出会えたことに感激です。ただumetramanさんと映画の趣味が一致するのかと思うと、他はなかなかディープでマニアックなラインナップですね、けして嫌いじゃありませんけれど。
    レモの第二の挑戦があれば、ぶっちぎりで何か心地よく裏切ってくれそうな予感がするのが本作の良いところでもあると思います。

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  8. >匿名様
    本作の熱烈ファンに出会えたこと私も大感激であります。これ最高ですよね!後にも先にもないアクションの名作だと思います。

    私も記事にした後、やっとDVDの高画質で堪能できた訳ですが、なんか違和感あるなあと思ってVHS版(公開版?)と比較したのです。そしたら、タイトルバックの原題とデザインが変わってるんですね。お気づきでしたか?
    また、山の演習場でもVHS版になかったシーンが復活していて、矢継ぎ早だった展開に落ち着きが加わった感じがします。
    DVD版はディレクターズカット版でもあるのでしょうか。もともとの名作に幅が加わったので、これはこれでまた素晴らしいことだと思っています。

    ディープでマニアックはVHS全盛期から直感で接してきた作品への思いが表れているのかな、と思っていますが(笑;)。

    コメント、ありがとうございました♪

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  9. レモ、今でも大好きですw

    この映画に出て来る、数少ない女優
    後にジェインウェイ艦長となって、
    U.S.S.ヴォイジャーに乗艦してたりします

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  10. >匿名様
    レモ好きな方、大歓迎ですよ!ホントに楽しいですよね、この作品は。

    ケイト・マルグレーという女優さんですね。他ではミセス・コロンボをやっていたと聞いてましたが、スタートレックにも出てられたのですね。しかも艦長役とか。レモでの役がまんま昇格したようなイメージですね(笑)。

    レモの時、30歳だったようで・・・もっといってるかと思ってました(爆)。

    コメント、ありがとうございました♪

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  11. この映画を観たのは、中学2年生のときでした。
    アメリカ板ジャッキー・チェンみたいだったので覚えてます。特に自由の女神のシーンが印象的だったなぁ~。

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  12. >匿名様
    中学2年生といえば多感なお年頃。そんな時に本作に出会えたなんて素晴らしいことじゃないですか!・・・っていうのは大袈裟ですかな(笑)。
    確かに体当たりなところはジャッキー・チェンを思わせますよね。
    自由の女神のシーンはどんな風に撮ったのかメイキングがあれば見てみたいものです。

    コメントありがとうございました♪


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  13. 新年明けましておめでとうございます。
    相変わらずご健筆でなによりです。楽しく拝見させていただいております。以前「ディープでマニアック」とコメントさせていただいたレモ 第一のファンです。観れば観るほどのスルメ作品なのですが、私が最も感銘というか、衝撃を受けたのは、翻訳の妙かもしれませんが屋上での訓練にて、師匠が「恐怖では死なない」という言葉でした。これは仕事などでも活かされてまして、ビビリー克服には覿面の処方箋になっております。
    大変、自己中な投稿で恐縮ですが「ガンバス GUNBUS」(主演:スコット・マクギニス)という作品にも触れる機会がございましたらよろしくお願いします。
    末永くこのブログが続くことを願っております。

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  14. >匿名様
    あけましておめでとうございます。
    ご訪問頂きありがとうございます。

    レモは埋もれた名作としてもっと評価されてもいいのですが、なかなか地位が上がらないのが残念です。最近、シネコンで名画特集をやっているますので、乗っけて欲しいくらいですね。

    スルメ作品わかります!パッと見そうじゃないけど何度か繰り返すうちに見る人の中で昇華するのって、映画の醍醐味のひとつだと思います。
    チュン師匠のその言葉覚えていますよ。初めて高所で訓練するところですね。恐怖では死なない。たしかに名言ですね。これを仕事に活かされてるなんて作り手も本望じゃないですか。私も勇気づけに職場まで持っていこうかな。

    この作品、チュン師匠の台詞がやたら心に響いてきますよね(笑)。特徴付けが上手いのか作品を光らせてる一番の要因の気がします。

    匿名様、もしよければ以下のリンクをご覧下さい。当ブログの駄文ですが、後半2つの動画でチュン師匠=ジョエル・グレイが最近のミュージカルに出演されてる様子が伺えます。

    http://oreno-yakata.blogspot.jp/2013/03/anything-goes.html

    ガンバスはレモと同じ頃の作品なんですね。当時レンタル屋で見かけた気がしますが、残念ながら未見であります。
    調べてみたら、ドイツ軍と奇想天外に戦う話だそうですね。面白そう。英国作品なので、ミニチュアワークとか期待できるかな。ぜひ観てみたいと思うので留めておきますね。

    応援コメントありがとうございます。これからもよろしくお願い致します♪

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  15. いつも素早くご回答いただき、感心いたします。
    チュン師匠=ジョエル・グレイの動画拝見させていただきました。2013年ですか、まだまだご健在なのですね。もうアーティストって感じで、日本の歌舞伎にも通じるような美しい所作振る舞いですね。
    レモで私がTV放映版とDVDで特に気がついたのはDVD版では師匠の食に関わる下ネタにレモが触れたシーンとしょーもない(たぶん)アメリカのメロドラマを見る師匠のシーンが復活していたのではないかと思います。ただこのメロドラマはエンディングで師匠が「続きを見なきゃ」と〆るわけですが、こんなところも私の琴線に触れるところです。
    話は飛びますが、最近、ウィル・スミスの「アイ,ロボット」のエンディングあたりで編集ミスがあるのではないかというのが気になってDVDを借りようと思っているところです。
    いつも楽しく拝見させていただいております。これからもご活躍を祈っております。
    「レモ第一」でした。

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  16. >レモ第一様
    HN付けられたのですね。よかったです^^

    チュン師匠の近況、見て頂けましたか。
    動画2つともミュージカルに出演してるかのような書き方しましたが、前半のは司会者としてでしたね。すみません。
    レモの時から既に高齢と勘違いしてましたので、動画を初めて見た時、まだまだお若いな!と思ってしまいました(笑;)。

    たしか、師匠は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」という根暗ミュージカル映画でもタップダンスを披露してましたね。もともと歌とダンスに精通されていたそうで、お手の物なんでしょうね。

    レモってTV放映されてたんですね。日曜洋画劇場でしたか。私、全然気づかなかったですよ〜(汗)。
    TV放映版だと尺の関係でだいぶカットされてたでしょうし、ビデオ版やDVD版で初めてお目にかかれるシーンは多々あるんじゃないですかね。

    米国文化で唯一認めるというメロドラマに夢中になる師匠、お茶目でしたよね(笑)。
    手厳しい殺人マシーンの姿に人間味が見え隠れするところが絶妙で、舞台が山に移った以降のレモとの応酬はホント微笑ましかったです。
    「速く走れば沈まない」とレモに耳打ちし、ひょいとボートに仁王立ち、そしてレモ第一様琴線の「続きを見なければ」という台詞で暗転するところは、巨悪の顛末よりも、レモと師匠の信頼関係が実ったことに感動できる、私も大好きなエンディングです。

    「アイ,ロボット」の編集ミスとは一体どんなんでしょう。好きな作品なので気になります。よければ感想お聞かせ下さいね。

    応援コメントありがとうございました♪

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  17. 中学生のころだったか、見たこの映画のことが、ずっと忘れられず、時々レンタルショップなどで探していました。
    もしかするとネットに情報があるかもしれないと思ったら、ヒットしました。
    この映画を素晴らしいと感じている方がおられると知り、とても嬉しくなりました。
    私が強烈に憶えていて、好きなシーンは、自由の女神のトーチに腕組みして立つところと、訓練した指でガラスを突き破るシーンです。
    この映画は続編がありそうな副題が付けられていますが、1作で終わってしまいましたね。
    マットデイモンのボーンシリーズは、何だかこの映画と重なります。影響を受けているのではと思いませんか?
    とにかく、ずっと気になってきた映画を、思い出させていただき有難うございました。

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  18. >匿名様
    私もこの作品を語れる方に出会えてとても嬉しいです!
    学生の頃、TV番組で新作として紹介された際、自由の女神のてっぺんから落ちそうになる場面で衝撃を受けたのが始まりです(笑)。

    恐怖を克服するのにやたら高所に連れてったり、肉体だけで諜報活動したりするのは、80年代のアクションにしては異端ですよね。地味といえば地味だし。でも、これほど”手に汗握る”を体感させてくれる作品はそうないんじゃないかと。当時、映像技術がない分、ロケ撮影のみで実現させる熱意もありました、
    この流れを引き継いでるのトム・クルーズなんじゃないかと思ってます(笑)。

    これほどの作品であれば、世界に何かしらの影響を残しているのは確実でしょうね。匿名様がおっしゃる通り、ボーンシリーズもそんな雰囲気があると思います。レモとボーンの共通点とか考察すると面白いかもですね。

    続きもなく終わってしまったレモですが、それだけに大事にしたいと思ってる作品です。
    ところで、匿名様はレンタル屋で見つけることはできましたか?ツタヤでは数年前から扱いだしてるようです。

    コメントありがとうございました♪

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