2008年4月22日火曜日

映画『AVA(エイリアンVSエイリアン)』 ・・・ゴミ映画のマスターピース確定か

●原題:Alien vs. Hunter
●ジャンル:SF
●上映時間:85min
●製作年:2007年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:スコット・ハーパー
◆主演:ウィリアム・カット、その他多数
◎評価:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 映画『AVA』を観た。
 なんとエイリアンとエイリアンの死闘を描いたSF映画なのだ。タイトルやパッケージのデザインからしてどう考えても本家のVSものを思い出すが(引用①)、ここはぐっと堪えて鑑賞なのだ。

【ストーリー】
 主人公のオヤジが山中をジョギング中、近所に謎の物体が落下。オヤジが現場に行ってみると、突然エイリアンが出現し、一緒にいた警官が食われてしまう。慌てて山の新聞社に逃込むオヤジ。ちなみにエイリアンの造形は写真をご覧になればわかると思うが、本家の下半身を蜘蛛にした安易なデザインだ。
 新聞社のメンバを仲間にし再び山に向かうオヤジ一行だが、やっぱりエイリアンに襲われ新聞社のお姉ちゃんが食われてしまう。その時、突然宙からロボットが出現しエイリアンを撃退する。タイトルにはエイリアンしかないが、パッケージ裏にはロボットエイリアン登場と書いてあったので嘘ではない(後に裏切られるが)。このロボット、ハカイダーみたいな体つきに昔の潜水ヘルメットみたいな頭をしている。ロボットのくせに関節のあたりにシワが寄っているのは何故だ?そんなことはお構いなしにオヤジ一行は逃げまくる。
 その後、昔のダチやコマンド部隊と合流しエイリアンに挑むオヤジ一行だが、まったく威力が増していないので、やっぱりエイリアンにやられてしまう。そのうち、ロボットにも攻撃されるようになるオヤジ一行。結末に待っているのは・・・???

【感想と雑談】
 ある意味ドンデン返しの結末であったが、観た人全員がDVDプレイヤーを破壊したであろう。そしてエンドロール最後まで観た人はレンタル屋を爆破するであろう。あまりにもヘボすぎる。あれだけ登場人物がいるのに誰一人機能していない。エイリアンは時々CGによる全身を見せてはくれるが(引用②)、それ以外は上半身アップばかりで左右にフラフラしているだけ。カメラが揺れた際にうっかり中身の人間の足が見えたりする。

 エイリアンロボットに関しては、誰がどう見ても中身人間じゃん、普通に腰の入った蹴りを入れてるし(引用③④)。蹴られた人はどこにそんな傾斜があったんだよ!な地形を、唐突に力一杯転がり落ちていったりする(引用⑤)。笑えた。もっと笑えたシーンもあった。アホすぎて。もう頭の中がまとまらん。脚本はこの手でよく言われるように、きっと中学生が書いたのであろう。

 ところで主人公をウィリアム・カットという役者が演じていた。歳取っていてわからなかったが、もう20年以上も前にテレビでやってた『アメリカンヒーロー』やちょっとヒットした『ガバリン』なんかに出てた人だ。あ、『キャリー』にも出てた。

 そうそう、後に裏切られるというのは原題が『Alien vs. Hunter 』であったということ。これが実はロボットエイリアンの正体が・・・なんだが、ここだけは伏せておくことにしよう。 とにかくこのパチもん映画め!!!

 しかしまあ今後のネタになった点には感謝したい。

 姉妹作品はこちら ⇒ 『エイリアンVSエイリアン インベージョン』


①カッチョいいタイトル画面だが、左側は何?これがロボットエイリアン? ポスターも同じくなんですが。


②これがエイリアンの勇姿です。


③出ましたロボットエイリアン。


④蹴りを入れます。


⑤蹴られた人は豪快に転げ落ちていきます。

© 2007 Asylum Production LLC. All Rights Reserved.
【出典】『AVA(エイリアンVSエイリアン)』/株式会社ファインフィルムズ

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