2008年5月5日月曜日

映画『ヒルズ・ハブ・アイズ』 ・・・砂漠に行くならキャンピング戦車で

●原題:The Hills Have Eyes t
●ジャンル:ホラー/スリラー
●上映時間:107min
●製作年:2006年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:アレクサンドル・アジャ
◆出演:アーロン・スタンフォード、その他大勢
◎評価:★★★★★★★☆☆☆

ウェス・クレイブン監督のオリジナル『サランドラ』(邦題)のリメイクだそうだ。『サランドラ』は宣伝文句のジョギリショック(笑)が記憶にはあるのだが、実は未だ観ていなかったりする。ちょっと調べてみると、かなりヒドいらしいのだが(笑;

【ストーリー】
アメリカはニューメキシコ洲にある砂漠。ここはかつて核実験が頻繁に行われたところだ。実にヤバそうである。この地に銀婚式記念だとかでボブとエセルの夫婦が娘婿含む家族と共にキャンピングカーで訪れる。カリフォルニアに向かう途中だが、ボブが砂漠を見せてやりたいとかで無理矢理立寄ったらしい。結構遠回りらしいのだが、観てるこっちは地理なんてわからん:p
途中ガソリンスタンドで給油し一服したボブに怪しげな店主が砂漠の裏道を教える。ラッキーだぜ♪と意気揚々と車を走らせていたところ、突然ハンドルが取られ、岩に激突し車が大破(引用②)。何者かが仕掛けたバラ線によってタイヤがパンクしたのだ。
仕方ないので、ボブと娘婿のダグが二手に別れ、助けを呼びに行く。
なんとか先程のガソリンスタンドに到着するボブだが、突然何者かによって拉致されてしまう。一方、娘婿は巨大なクレーターのような広場に無数の車が捨てられているのを発見。中には真新しい備品やオモチャが積んだままだ。行止りでもあるので引き返す。
夜になると、キャンピングカーの周りが慌しくなってくる。そして娘婿が戻ってきた途端に何者かが襲撃してくる。それはとても醜い顔を持つキ○ガイ集団であった。ボブを拉致したのもコイツら。ボブはその場で火炙りにされ昇天。散々暴れまくったキチ○イ集団は赤ちゃんを奪って闇夜に消えてしまう。
このキチガ○集団は昔の核実験による影響からフリークスになってしまった人食い一家だ。動物ならなんでも捕食してしまうようだ。劇中はっきりとした説明は無いのだが、オープニングタイトルでは核爆発の映像と奇形児の写真が交互に映される。
散々ヒドイことをされ、ボロボロになる一家(ボブ含め3人昇天)。しかし、赤ちゃんまで誘拐されたとなると黙っちゃいられない。赤ちゃんを取り戻し復讐を遂げる為に○チガイ集団の済む砂漠の奥地に単身向かう娘婿ダグ(引用③④)、そしてキャンピングカーで襲撃に備える姉弟・・・(引用⑤)。

【感想と雑談】
監督はフランスの『ハイテンション』を撮ったアレクサンドル・アジャだ。『ハイテンション』ではイマイチの印象を受けたのだが、本作は単純明快の上かなりキレてて良かったと思う。砂漠とか埃っぽい土地を舞台とした映画はあまり好きではないのだが、オープニングの環境調査隊が突然襲われるシーンからスピード感とケレン味があって引込まれてしまった(引用①)。また、容赦なく人を殺めるあたり結構ショックを受けるんだけども、逆にその後の展開に妙にテンションが上がってしまい、ちょっと燃えてしまった。 うーん、ここでハイテンションときたか。

登場するフリークスだが、あきらかに特殊メイクとわかるキャラもいれば、ええ?@@これ本物だろ??というようなキャラもいる。出演側も製作側も勇気あるよなぁ、と思っていたらどうやらCGによる造形だったらしい。IMDbで調べたら普通の役者だったりする。最近のデジタル技術はヤバすぎる!

クライマックスにほぼ素顔で登場するフリークスがいたのだが、どっかで観たよなぁ・・・と思って調べたら、ビリー・ドラゴだった(笑。リスペクトされる役者になってしまったのかな(笑;。

核の影響でフリークスになった人々が一般家族を惨殺する、という最悪パターンが物議をかもしたようで、本作は一般公開がまともにされなかったらしい。DVDリリースに関しては18禁が付いてしまった。守る18歳以下はいないだろーよ。

こういう映画は凄く観たいのだが、そういう内容に限って普通(最大公約数的&道徳的観点)の映画から外れるからと冷遇されてしまうんだよね。

既にこれの続編(?)『ヒルズ・ハブ・アイズ2』が出ているようだが、どんな出来なのだろう。予告では今度は砂漠で軍隊らしきものがフリークスらと戦う雰囲気だ。監督も違うようなのでヘボいかもしれない。まあ、機会があれば観てみようと思う。

【本作シーンからいくつか引用紹介】

①正しいツルハシの使い方。調査員が大変な目に会ってます。


②タイヤがパンクして、岩に激突。見事に大破。こんな場所で立ち往生。


③単身、敵の本拠地に乗込む娘婿ダグ。建物の中には無数のマネキンが設置。ここが核実験に使われた施設のようだ。


④突然、大男のフリークスに攻撃される娘婿ダグ。頑張れ!


⑤一方、留守番中に敵の攻撃に備える姉弟。なんか見つけたようだ。

【血祭りレーベル作品予告の件】
関係ないが、DVDに収録の”血祭り”レーベル作品の予告編。本作含め何本かの血祭り映画が紹介されるのだが、その合間に入るコピーと、あのPRIDEのアナウンス嬢(モノマネかも)の巻き舌全開のナレーションが笑える。”おまいら覚悟はいいかぁ~!”とか叫んだりして。まさに木曜洋画劇場テイスト。面白すぎるので以下にちょっとだけ紹介します(笑。

PRIDEのあの人の声で読み上げてみよう(笑












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【出典】『ヒルズ・ハブ・アイズ』/アミューズソフトエンタテインメント

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