
●ジャンル:アクション/ドラマ/スリラー
●上映時間:110min
●製作年:2008年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ティムール・ベクマンペトフ
◆出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイ、モーガン・フリーマン、テレンス・スタンプ、その他大勢
『ダークナイト』を観に行った時、映画館のロビーに設置されたモニターに本作の映像が流れていた。なんとコンビニ銃撃戦からカーチェイスまでの間を延々流しておった。やるじゃん映画館、ミスって本編を流しちゃった??と思ったらちゃんとした予告編であった・・・。太っ腹には違いない。

暗殺組織フラタニティのメンバ。フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)、ウェスリー(ジェームズ・マカヴォイ)、スローン(モーガン・フリーマン)
【ストーリー】
アメリカ。どっかの企業で顧客管理担当を任されているウェスリーは、何の変化も無い生活や職場に辟易し巨漢女の上司の嫌味にムカつく毎日を送っていた。ある日のこと、コンビニで買い物をしていたウェスリーは女豹みたいな女フォックスに出会い、突然の銃撃戦に巻き込まれてしまう。なんとか逃げ延び、フォックスに連れられ到着したのは要塞のような紡績工場。出迎えた初老の男スローンは、大昔に結成され時代の悪者を密かに始末してきた暗殺組織フラタニティの存在とウェスリーの父親がメンバであったことを明かす。そして、先頃抹殺された父親の継承者としてウェスリーを招き入れる。決心したウェスリーは、職場にお礼参りをしたのち、組織に入り過酷な訓練をこなしていく。やがて秘伝の弾道曲げまで習得したウェスリーは、父親を殺した敵陣の核心に近付いていくのだが・・・・・・。
【感想と雑談】
新しい映像感覚。ヘッポコ男の成長物語。そしてアンジェリーナ・ジョリーが相変わらず野獣の雌。
主人公ウェスリーがよかった。変化の無い生活を送り、職場のアホな上司や同僚の態度にストレスMAXになるウェスリーにはきっと多くの人が共感したに違いない。自分も鏡を見るような思いだったりして?(笑)。
コンビニに突然現れる組織の女フォックスに敵の殺し屋。ウェスリーを巻き込んであっという間の銃撃戦だが、ここでフォックスが銃器のヘンテコなアタッチメントを取り出す。なんかカメラが付いていて銃口を直角に曲げ死角にいる敵を狙い撃てる感じの。ここでフォックスの華奢な腕でこんな銃を撃てるのかよ、とか思ってはいけない。これは映画だから。気持ちよければ全てOKなのだ。存分に撃ちまくって頂きたい。
この後、息つく暇なくカーチェイスが始まるのだが、スピンしながらウェスリーをチョコンと助手席に乗っける技が斬新過ぎて笑ってしまった。よくこういうアイデアを思いつくよなあ。
油断していたのが、中盤の電車のアクションである。銃撃戦中心のアクション映画かと思っていたのだが、まさかあんなパニック巨編な映像が見られるとは思ってもいなかった。素晴らしすぎる。ここでも、あれ?あんなことされたら乗客らは・・・とかは絶対に思ってはいけないのだ。物理法則は多少でも無視をしなくてはいけない。これは映画だから。『暴走特急』でもスティーブン・セガールは普通に走って危険を回避していたくらいだし。
ヘッポコ男ウェスリーはイジメに近い過酷な訓練に耐え抜く。そして、最終的に究極の弾丸曲げを習得するようになり立派な男に成長するのだ。あの撃ち方だったら自分にも出来そうな気がする・・・と思った方、もう友達ですね!
ちょっと古い『レモ/第一の挑戦』という作品では、同じく暗殺組織が登場し、韓国武術シナンジュの様々な技をマスタするのだが、その究極の技が「弾丸避け」であった。敵の銃を握る指の動きから弾道を見切り避けるのだ。フラタニティは一撃必殺を目指す「弾道曲げ」、片やシナンジュは絶対に被弾しない「弾丸避け」。これは是非とも、両者の対決を見たいものである。(←ナイナイ)
クライマックスでは、ウェスリーの暴れっぷりやシチュエーションがある映画にソックリだなと思ったけど、それ以上の迫力を出していたし、心のガッツポーズ連続だったので全然OKであった。
ジェームズ・マカヴォイはヘッポコ男のいい成長ぶりを見せてくれたと思う。アンジェリーナ・ジョリーはこの手はお似合いの雰囲気。組織のボスを演じるモーガン・フリーマンも最近『ダークナイト』といい目指す方向を変えてるのか知らないけど、重厚感があってよかったと思う。
監督はロシア人で斬新な映像作家のティムール・ベクマンペトフで、特殊効果もロシアのCG工房で固めている。とにかく独特で迫力のある映像に、バイオレンス度も高いときているので、是非大画面で堪能して頂ければと思います。
来日キャンペーンでは、主演のジェームズ・マカヴォイと主人公の日本語吹替えを担当したDAIGOの共同記者会見が行われ、随分と場を盛り上げたようです。
また、ベクマンペトフ監督もどんなゴツいロシア人なんだろうと思っていたら、なんとも優しそうなアジア系っぽい顔立ちのお方。本作には是非ヒットして欲しいですね。
ところで、DAIGOって誰。
この映画も楽しみにしてるんですよ!!
返信削除早くレンタルされないかな??
前後のスピーカーをフルに鳴らしてくれそうな
気がしてます(笑)
なんだかんだAジョリーも色々話題作に出てますよね!
今、借りてる「ヅッド・シェパード」にも出てますし・・
いや~、へっぽこ男ぶりも早く確認したいっす!!!(笑)
いやほんとDAIGOって誰なんでしょうね。ピンクレディはもちろん知ってますよ^ ^
返信削除自分は "ガンカタ" に似てると思ったんですよね。あれもクールでかっこよかった。でも迫力はこちらが数段上ですかね。
さあ超メジャー作品とマイナー作品、どちらが人気記事ランキングに貢献するでしょうね^ ^ ガツッと応援!
>take51様
返信削除これはぜひホームシアターの大画面大音響で観てもらいたいですね。いいですよー(笑)。
なんだかんだアンジーも外しませんよね。幅広くやられているようでいい女優さんだと思います。女豹ですけどね!
コメントありがとうございました♪
>kiona様
返信削除ホント誰だオマエは!ですよ(笑)。あまり声を大にして言ってるとバカにされそうですけど(汗)。ピンクレディがNo1ということで(爆)。
そうそうガンカタ、まさにそれです。迫力倍増でよかったですね。
あれからソイレントグリーンが追い上げてきています。最近の環境問題で皆さん興味あるのでしょうか(笑;)。
応援どうもです♪
コメントありがとうございました♪
マトリックスも、ウォンテッドも覚醒するまでが面白いような気がします。ある記事で、続編にはアンジーが部分的に出演か?などと書いてありましたが、部分的って何?です(笑)
返信削除面白い作品の次って、そこそこだとダメだしされるので難しいですよね。
DVD出たらまた観ます、きっと。
凸
>whitedog様
返信削除次作もアンジーが部分的に出演ですか。これはなんともですね~(笑;)。まあ、本作以上にまた斬新でビックリ要素があればOKにしちゃいますけどね。勝手に元祖と思ってる「レモ第一の挑戦」みたいに高所恐怖症に堪えるシーンを入れて欲しいです(笑)。
応援どうもです♪
コメントありがとうございました♪
映像が楽しみで仕方ないっす!
返信削除観たいけど、まず20世紀少年を観てから…。
アンジーのアクション映画といえば、トゥーム・レイダー観るに耐えず寝てしまったので、不安なんですが。アレはアンジーが悪いわけじゃないですもんね。
期待して観に行きます。
>P様
返信削除感想を楽しみにしておりますぞ(笑)。
アンジーのトゥームレイダーは1はまだ良かったですが、問題は2ですね。あれは私もヤバかったです。あ、ここに外した作品があったわ(笑;)。
まあ、ララ・クロフトまんまのアンジーには責任はないと思うです。
コメントありがとうございました♪
どうしてDAIGOが声を…と思いましたが、よくみると顔立ち似てるかも。最初は単なる話題性かと思いましたが。
返信削除これを見ようとしてたのに「パコ」にお金を使ってしまいました(汗)
ところで、行かれてた映画館は「新宿ピカデリー」じゃありません?
応援★
>dolitea様
返信削除なんとこれがパコに化けてしまったのですか(笑;)。でもまあ、パコもいい映画のようでいいじゃないですか。
DAIGOをご存知でしたか(汗;)。しかも似ている・・・。写真をチラ見した度ですが、マカヴォイさんキメのポーズさせられてましたよ。うーむ。
劇場は三重県のシネコンでしたよ。しかし新宿ピカデリーとは懐かしい(笑)。新宿も変わったんだろうなあ。
応援どうもです♪
コメントありがとうございました♪
正直、最近のCGバリバリのアクションものには食傷ぎみ(デス・プルーフのゾーイ・ベルを見習え!!)なところがあったので、予告編を映画館で観てもイマイチ触手が動かなかったのですが、今回の記事を読んで「観てみようかな…」と思いました。
返信削除ちなみに私はピンクレディも嫌いではないですが、どちらかというとキャンディーズ派です。
>快福や様
返信削除ぜひご覧になって下さいな。
後半のクライマックスは生の迫力で見応えありましたよ。気付かないところでCG使ってるかもしれませんが(笑;)。
ゾーイ・ベル!それは敵いませんよ。あのシップマストはNo1のシーンですからね!凄すぎてあれこそCGだと思ってましたから。やられました(笑)。
おお、キャディーズですか。それじゃ今度はキャンディーズネタを持ってこれる映画にします(←難関 笑)。
コメントありがとうございました♪
老舗の新宿ピカデリーは、ことしシネコンに
返信削除生まれ変わりましたよ。
音響は世界一レベルらしい。すごいことに
なってます。
ところで、やっぱりいいですよね「下妻物語」♪
ちなみにDAIGOは、ロックグループのボーカルです。氷室京介の楽曲でデビューしたけど泣かず飛ばずで、ついにお爺様が、元首相の…(名前が出てこない!)だとひとこと言ったらブレイク。テレビって話題になれば何でもいいのね…みたいな(笑)
こんにちは、
返信削除映画館へ行かないと味わえない迫力で
楽しめた映画でした。
私は、アンジーの演技力に魅せられました。
髪を切ろうと思っていたけど、やっぱり止めました。アンジェリーナが長かったからっていう理由で。
返信削除助手席に乗せるところ好きだな。真似したいぐらい。こういう映画は観終わった後、スッキリしていいよね。本当は頭をブチ抜くシーンは好きじゃないけど、この映画はその連続だったし。いちいちキャーって言ってる暇が無かった。ほんと、新感覚ですね。
>dolitea様
返信削除音響世界一?新宿にそんなシネコンが!うーむ。今度出張の時に行ってみようかな。情報ありがとうございます!
DAIGO人気あるのですね。頭にGOを加えると面白いのになと思いました(笑)。
「下妻物語」は自分には珍しくスペシャル版DVDを買うくらい素晴らしい映画です!
コメントありがとうございました♪
>なお☆様
返信削除こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
こういう作品はなるべく映画館で観たいものですね。
アンジーはやっぱりこういう役柄が合ってるような気がします。普通の役どころの作品も出ていますが、あまり手が伸びないんですよね(笑;)。
コメントありがとうございました♪
>匿名様
返信削除こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
ぜひ第二のアンジーを目指して下さい。そして私をコンビニでスカウトして下さい!(笑)。
たまにはこういう作品を観てストレス発散するのもいいですね。R-15が付いてるのもイカしてました。
コメントありがとうございました♪
umetramanさん、こんにちは。
返信削除わたしもこの映画観てきました。
トリッキーなアクションシーンが一杯あって楽しめました。車に乗せる場面はわたしも劇場の予告編で観てて、変なこと考えるんだなと思ってました。
横転しながら警察のバリケードの頭上を越えてバスの側面に着地のシーンはバスの側面って云うのが気が効いてるというか。列車に突っ込んだ車も、これだけだとよくありそうな感じの画面でも、トンネルに入る時に列車内に押し込められるっていう展開がつくことで、凄く新鮮な感じを受けました。
自由に角度が調整できるガン・アタッチメントとかも斬新なアイディアで面白かったです。
ウェスリーの成長物語も良く出来てましたよね。最初と最後では顔つきまで違ってるように見えましたし。わたしは最初、組織の説明も半ばに訓練や暗殺のミッションが続くので、組織を描かないとそこから出てくる行動に意味づけできないと思って観てたんですが、最後に出来事の裏側が明らかにされることで、結局観終わった時点で納得させられてました。
>フラタニティは一撃必殺を目指す「弾道曲げ」、片やシナンジュは絶対に被弾しない「弾丸避け」。
これ、わたしも絶対に観てみたいです(笑
あと、umetramanさんが書かれてるアンジェリーナ・ジョリーが野獣の雌っていう部分、わたしはアンジェリーナ・ジョリーを見るたびに、取り巻いてる雰囲気がもやもやとして、言葉に結びつかなくてもどかしい感じだったんですが、「野獣の雌」という言葉で、雰囲気の輪郭がはっきり見えました。「野獣の雌」って云い得て妙です。この映画のアンジェリーナ・ジョリーって野獣に磨きがかかってるようでちょっと怖かった。
いつもコメントと応援有難う御座います。
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>薄荷グリーン様
返信削除面白かったですね!
実はこの監督さんの「ナイトウォッチ」と「デイウォッチ」は未見で、今回が初めてだったのですが、噂通りに独特な映像でした。見た目勝負なところもありますけど、面白ければ全てOKですね!
薄荷グリーン様が仰る列車アクション。鉄橋の脱線シーンには驚きました。まさかロシアがあんなスペクタクルな画を作るとは思ってもいなかったので。乗客には申し訳なかったのですが心のガッツポーズでした(笑;)。
フラタニティの弾道曲げとシナンジュの弾丸避け、どちらも単発銃のみ有効なので互角勝負ですね。あ、でもあの撃ち方だと指が見えないから、シナンジュピンチか!?
アンジーは凄いですね。彼女を越える野獣女優はいないですよ。ブラピ大丈夫なのでしょうか(笑)。
ウェスリーのクライマックスは見事でした。レベリオンを越える熱さで元仲間のドタマに拳銃ブッ差したりして。もう最高です(笑)。
いつも応援&コメント頂きありがとうございます♪