2014年1月25日土曜日

映画『ムービー43』 ・・・誰もが必ず見たことある俳優が3G(下品・下劣・下衆)なことをやっています

●原題:Movie 43
●ジャンル:コメディ
●上映時間:94min
●製作年:2013年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:エリザベス・バンクス、スティーブン・ブリル、スティーブ・カー、ラスティ・カンディーフ、ジェームス・ダフィ、ピーター・ファレリー、パトリック・フォースバーグ、ウィル・グラハム、ジェームズ・ガン、ブレット・ラトナー、ジョナサン・ヴァン・トゥルケン、ボブ・オデンカーク
◆出演:デニス・クエイド、グレッグ・キニア、ヒュー・ジャックマン、ケイト・ウィンスレット、ナオミ・ワッツ、リーヴ・シュライバー、アンナ・ファリス、クリス・プラット、キーラン・カルキン、エマ・ストーン、ジャスティン・ロング、ユマ・サーマン、クリスティン・ベル、リチャード・ギア、ケイト・ボスワース、ジミー・ベネット、クロエ・グレース・モレッツ、ショーン・ウィリアム・スコット、ジョニー・ノックスヴィル、ジェラルド・バトラー、ハル・ベリー、スティーヴン・マーチャント、テレンス・ハワード、エリザベス・バンクス、ジョシュ・デュアメル、その他大勢

 新年明けて(おせーよ)1発目の更新は、あまり健全でない作品の紹介です。インフルエンザとかも流行る時期ですのでダブルパンチです。皆さん、健康には注意していきましょう。

【ストーリー】
 アメリカ。ある映画会社に一人の男が脚本を売り込みにくる。その内容はとにかく酷いものであった。適当に追い払いたい映画会社の担当者であったが、やがて男のペースにはまりこんでしまい・・・。



【感想と雑談】

 開始早々、なんだこれは。

 ヒドい、ヒドすぎる。いつもは素晴らしいドラマで活躍しまくってる俳優らが、あんなことやこんなこと、真逆なことを億面もなく全開でぶちまけています。でも、このヒドさがいい。実は私はこういう作品が大好物。なので、しょっぱなから掴みはOK、楽しめること大暴走でした。

 ハリウッドスターが大挙して出演したトロマ映画、という感じでしょうか。上品なトロマ映画。なんだその例え。製作の首謀者は『メリーに首ったけ』(’98)のピーター・ファレリー監督だそうです。各短編ごとに色んな俳優を投入しているのですが、製作のスタンスとしては、こんな作品に出てくれるだけ有り難いので、延々と俳優の時間が空くのを待ってたようで、完成まで10年かかったそうですよ(笑)。

 デニス・クエイド演じる謎の脚本家と、グレック・キニア演じる映画会社の担当をキーにして、持ち込まれた数々の脚本が再生されていきます。しょっぱなデニスが語る実在女優とのデート大惨事のくだりからして、そういう作品であることがわかります。大丈夫か?楽しいけどな。



 どんな俳優が出てるかというと、上の出演欄を見て欲しいのですが、とにかく凄い布陣です。名前だけズラッと並べると、なんだかお洒落な群像劇が想像できそうですが、全然違うのですこれが。最低映画と評価されてるけど、きっと出来が悪いだけなんだ・・・と思って蓋を開けると、入院一歩手前まで体を壊してしまいました、という状況に陥ります。きっと。

 最初に紹介される脚本内容。一般女性のケイト・ウィンスレットが実業家ヒュー・ジャックマンとのデートに挑みます。レストランでマフラーを取ったヒューにケイトが驚愕。ヒューの喉仏にアレがぶら下がっている。いっこうに気にしない周囲にそれをさりげなく訴えかけるケイトの独壇場となりますが、それに負けじとヒューも喉仏演技で勝負をかけます。素晴らしいバトル。こういうコントどっかで観たことあるぞ。

 男優陣もそうですが、本作はそれ以上に女優陣が織り成す様がド級のインパクトなので、それだけでお腹いっぱい幸せ状態。ケイト・ウィンスレットが筆頭にやってしまった以降、色んな有名女優が負けじと続いて爆進します。



 息子を家庭学習で育てようと高校生活を強烈にシミュレートするナオミ・ワッツがよかったかな。あの若作りの様が(笑)。いい感じに歳とってますワッツ。なんか可愛いよね。

 しかし、なんといっても本作ダントツの体当たりな役をやったのはハル・ベリーでしょう。メキシコ料理のレストランでデートするのですが、ここであるゲームをおっ始めます。段々と過激にエスカレートしていくハルと彼氏。強烈なオチでオスカー女優ハル・ベリーの底力を見た思いです。ハルってオスカー取ってからも作品を選ばない姿勢がいいですよね。『キャットウーマン』('04)とか。

 その他、ユマ・サーマンやクロエ・グレース・モレッツなんかは、過去の主演作を見事パロってると思います。他の俳優陣もそうかもしれませんが、知ってる方が見たら色んな発見があるかもです。



 制作費は600万ドル。600万ドルとえば、『600万ドルの男』('73)を思い出しますが、全然関係ないので隅っこに置いときます。600万ドルって凄い金額だと思うけど、あれだけの俳優に分配したら全然足らないんじゃないか。まあ一人当りの出演時間は短いんでそう額はないとは思うけど。全員が「タダで出演するよ」なんて粋なこと言ってくれるといいのだけどね。速攻でオファーを蹴ったらしいジョージ・クルーニーは頂けないと思います。

 出て来る俳優がほぼ全開で変な役をやっています。ちょっとオマエ何やってんだよ・・・な思いに陥ってしまうかもしれません。しかし、真の俳優こそ渾身の力でバカ演技もこなすという姿勢を感じるし、こういうのを容赦なく力一杯やってしまうのも、またアメリカ映画らしいと思います。トロマ映画とか。あ、またトロマ出しちゃった。トロマ映画に耐性ある方なら、楽勝で粋なコメディ映画として観ることができると思います(笑)。

 監督も大勢で分担してやっていますが、ショートストーリー以外で、合間に入る疑似CMなんかも面白かった。結構センスがあって好き。○体携帯プレイヤー「ibabe」のCMは必見です(笑)。

 俳優の一途なファンの方は要注意だと思いますが。


(C) 2013 Movie Productions, LLC All Rights Reserved
【出典】『ムービー43』/角川書店

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2013年12月29日日曜日

映画『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール』 ・・・有名女優のカミさんをもつと、いろいろと大変な模様です

●原題:Ma femme est une actrice
●ジャンル:コメディ/ドラマ/ロマンス
●上映時間:95min
●製作年:2001年
●製作国:フランス
●言語:フランス語
●カラー:カラー
◆監督:イヴァン・アタル
◆出演:シャルロット・ゲンズブール、イヴァン・アタル、テレンス・スタンプ、ノエミ・ルヴォウスキー、ローラン・バトー、 キース・アレン、ジョー・マキンス、リュディヴィーヌ・サニエ、ライオネル・アベランスキ、その他大勢

 皆さんお元気でしょうか?あとわずかで年越しですね。安全面、健康面には十分気を付けて、いい正月を迎えたいものです。今回は久々のフランス映画です。

【ストーリー】
 フランス。スポーツ記者のイヴァンは気が気でない毎日を送っていた。その理由は、彼の妻が大女優シャルロット・ゲンズブールだから。美しい妻を持つのはいいが、有名人でもある故、外に出ればファンに追われる始末で落ち着かない。ある日のこと、新作の撮影の為にシャルロットが渡英すると、そこではダンディ男優とのベッドシーンが待っていた。それを知ったイヴァンは居ても立ってもいられなくなり、ある行動にでるのだが・・・。



【感想と雑談】
 何かとヒドいブログですけどね、年末の最後の更新になりますし、こういう時にはお洒落な作品も観るんだぜ参ったか、ということで、そういう訳なんです。

 タイトルに実在の女優名が使われてるのを見て思わず手にとった本作。シャルロット・ゲンズブールは、『メランコリア』('11)の惑星衝突に戦く主婦役しかまともに見ていませんが、そのあまりの悲惨さにお腹いっぱいの印象でした。あの女優がカミさんなのかよ・・・。10年前の作品なのできっと大丈夫かな。

 開始早々、シャルロットの登場です。うん若い。彼女と夫イヴァンと彼の姉夫婦の4人がレストランで会話する様を、カメラは彼らを中心に回りながら撮り続けます。こういう長回し演出って大好きなんで掴みはOKってやつ。タランティーノの『デスプルーフ』('07)でも、ファストフードで女の子らが延々ダベってるのを同じように撮ってましたね。



 シャルロットは有名女優なので、彼女の存在に気付いた一般人らがサインをせびりに来ます。そんなのがウンザリなイヴァンは何とかならないかと溜め息が止みません。しかし、この有名であるはずのシャルロット、なんといいますか、パッとしない印象を受けます。本人が本人の役をやってるので、やっぱしこれが地なのだろうか。まあ、彼女を見るのまだ2回目だし、見た目とは桁違いの実力をお持ちなんだろうと想像しておきます。

 夫イヴァンですが、なんと演じるイヴァン・アタルも本人役をやっていて、二人は実生活でも本当の夫婦なのだそう。俳優夫婦が映画の中で同じく自分らを演じているという作品でした。こういうのをメタ的な映画っていうんですかね。そんな設定ですが、中身はなかなか軽快にテンポよく進んでいきます。会話のアクセントも相俟って、ああ、なかなかのフランス映画なんでないかいと、ちょっと気をよくしていると。。。

 脚本通りだというのに、ひとりヌードになるのが嫌なシャルロットは監督に対し「私もやるんだから皆もヌードになってよ」とワガママを言います。眉間にしわ寄せる監督。その後、イヴァンがフランスから駆け付けると、スタジオは監督以下スタッフ全員が全裸というヌーディスト村になっていました。



 撮影用具を付けてる以外は全裸なんです。堂々と振る舞う男性スタッフの股間にカメラが寄ります。チ○コまる見えじゃんか!一瞬、作り物かと思いましたが、本物でした。女性スタッフはというと同じく全裸ですが、ウェストポーチがうまく股間を隠しているのでした。なんだよ。無修正は歓迎な自分ですが、作風からして予想外の描写で、せっかくのお洒落な気分が台無しになっちゃった。

 シャルロットが英国で共演する男優をテレンス・スタンプが演じてます。シャルロットとのベッドシーンの相手。この方も名優ですよね。私にとっては『スーパーマンII』('81)のゾッド将軍なんですが(笑)。こんなクールでダンディすぎる英国男にシャルロットを寝取られないかとイヴァンも焦りまくりな訳です。

 ちょっと気になったのが、男性はそうでないのに女性らがやたらとタバコをふかすところ。主役のシャルロットからして堂々と吸うし、イヴァンの姉は妊娠中というのにヘビースモーカーしてます。これはフランス女の何かを象徴でもしているのかな。シャルロットについては、特典映像の来日インタビューでも堂々と吸っていたので、本当にタバコ好きというのはわかりました。



 シャルロットが英国に入り浸りになってから、次第に投げやりになっていくイヴァン。知り合った女性から強引にアプローチされる様を、帰国したシャルロットに目撃されてしまいます。亀裂の入った二人に待つ運命とは・・・。

 並行して描かれる、ユダヤ教に傾倒し割愛を熱望する妊娠中のイヴァンの姉とそれに反対する夫の関係も、子どもが生まれたら生まれたで何だかんだ空気が変わった気がするし、これが影響してシャルロットとイヴァンの落とし所に繋がっていくのでないかと思います。まあ、有名人と共に生活するのは脳内だけにといた方がいいでしょう(笑;)。

 流暢なカメラワークに編集、そして音楽もいい感じで、なかなかスタイリッシュで軽快な作品ではないでしょうか。英国パインウッドスタジオでの全裸事件はビックリしましたが、これは本作の監督でもあるイヴァンの実体験から、女優の悩みに応えるべく反映させた場面なんだそうです。イチモツのアップはいらなかったけど、ブログ的にはネタになったのでありがとう。

<追記>
 シャルロット・ゲンズブールは、ラース・フォン・トリアー監督作では『メランコリア』('11)以外にも、『アンチクライスト』(’09)って作品にも出演されてたのですね。ちょっと調べてみたら、かなり壮絶な内容みたい。レンタルされてるのかな。気になってきたぞ。

・・・・・・
 さて、これで本年は最後となります。ブログ始めて6年目に突入してますが、よくぞ続いていると思います。本年は更新数がやや多くなったし、ちょっと持ち直しもできたかな。これも訪問頂いている皆様のおかげです。ありがとうございました。来年も皆様にとって良い年でありますように。


COPYRIGHT BY KATHARINA/RENN PRODUCTIONS-TF1 FILMS PRODUCTION
【出典】『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール』/キングレコード

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2013年12月23日月曜日

映画『デルタ・フォース』 ・・・無双チャック・ノリスによる安定のテロリスト討伐です

●原題:The Delta Force
●ジャンル:アクション/アドベンチャー/ドラマ
●上映時間:125min
●製作年:1985年
●製作国:アメリカ/イスラエル
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:メナハム・ゴーラン
◆出演:チャック・ノリス、リー・マービン、ロバート・フォスター、ジョージ・ケネディ、ロバート・ボーン、レイニー・カザン、ジャンナ・シグラ、ボー・スベンソン、シェリー・ウィンターズ、マーチン・バルサム、その他大勢

 12月もそろそろ終わりに近づいてますね。イコール今年も終わりってことか。。。前回の年越しからあっという間。まあ、あと何日かは残ってますので、2013年がうまく締めくくれるよう、頑張っていきましょう。今回も誰得な映画記事です。

【ストーリー】
 カイロ発アテネ経由ニューヨーク行きの旅客機がイスラム系のテロリストにハイジャックされる。到着した先のアルジェリアで早速出動する対テロ部隊のデルタフォースであったが、途中の給油地ベイルートでユダヤ人乗客が降ろされ他の場所に監禁されてることを知るや、救出作戦の中止を余儀なくされ、その際の不手際で乗客の1名が見せしめに殺されてしまう。そして再びベイルートに向うハイジャック機。エース隊員のマッコイ少佐を先頭に、デルタフォースは再度の人質救出に向うが。。。



【感想と雑談】
 先日、泊まりの出張に行った際、アフターファイブはやることないので、ホテルで読書でもしようと、ある古本屋に入ったのです。何かないかと探し回って目に入ったこの一冊。「世界の特殊部隊100」。お手頃なサイズと値段。即買いました。

 世界各国で活動する特殊部隊ごとに最強度ランク付けして、沿革や特徴を上手く纏め上げてる本です。もともと特殊部隊には興味あったので楽しめました。この本で世界最強1位にランクされてるのが、英国陸軍のSASなんですね。第二次大戦から敵を攪乱する部隊として始まった歴史を持ち、対応力、知性、伝統、などのレーダーチャートでは全項目満点を誇る、まさに世界最強の特殊部隊。

 で、世界最強2位に入ったのが、でました米国陸軍のデルタフォース。SASを見本として立ち上げられ、対テロ能力も兼ね備えるという、米国が誇る特殊部隊です。任務上、民間人を装うこともあるそうで、紹介写真からは成るほど、髭ヅラ&アウトドアな出で立ち。ちょっと見はワイルドなハンター親父(笑)。

 この本、最強10位までの特殊部隊が登場するエンタテイメント作品も紹介しているのですが、デルタフォースで紹介されたのが『ザ・ユニット 米軍極秘部隊』なんです。米国の人気ドラマだって。へ?なにそれ??デルタフォースといえば、チャック・ノリスの『デルタ・フォース』なんじゃないの??!!



 という訳で、意外な選定をされプンプン気分になった今回は、これまた古いのですが『デルタ・フォース』('86)を紹介することにします。前置きがなげーよ。

 初公開で観た以降、ハイジャック犯を特殊部隊が痛めつけるという、大半が勧善懲悪なB級作品という位置付けでした。今回、久々に見直したところ、なんだか奥深い作品だったんだと、再認識した次第です。イスラエル人のメナハム・ゴーランが制作しているのですが、ユダヤ贔屓でもなく、イスラム側にも対等にドラマ性を持たせているのが、まず印象的です。ハイジャックの成否で苦悩する面や、乗客をいたわるところとか、ちょっと感情移入するじゃんか。

 やがて、デルタフォース部隊のアレクサンダー大佐が出発5分前でやきもきしてるところに、颯爽とマッコイ少佐が駆け付ける辺りから、ゴリ押しのアクション展開に雪崩れ込んでいきます。多くの方がバラエティ番組で耳にしているであろう、本作のズンドコなテーマ曲がそんなノリを加速します。

 輸送機C−130から吐き出れる、重装備のペッタンコなバギーと、ミサイル搭載のバイク。デルタフォースの装備って凄いんだな?当事のアクション風情や作り手の志からして架空のプロップ群ですが、夜間活動でブルーに光るヘッドライトが、ちょっと未来的でカッコイイと思いました。



 エース隊員のマッコイ少佐を演じるのは我らがチャック・ノリス(後継者は勿論スチーブン・セガールですよね)。ベイルートで斥候中に敵に見付かり逃走するとこでは、ミニウージーの片手撃ちで追手を粉砕。安定のノリス節を堪能。続いて、敵のトラックを通せんぼしたマッコイ少佐はバイクからミサイルを発射。敵、木っ端微塵です。マッコイ少佐は敵の銃弾を一発も食らうことはありません。

 クライマックス付近で、遂にハイジャック主犯格のテロリストを追い詰めるマッコイ少佐。まず、十八番の格闘でのします。冒頭で苦悩面を見せたテロリストなので、ちょっと可哀想になりますが、安定のノリス節は容赦しません。テロリストは一応悪らしい最期を遂げます。あ、チャック・ノリスといえば、最近『エクスペンダブルズ2』に出演されてましたね。アウトローな役がいかにもでした(笑)。

 本作は、実話の「トランス・ワールド航空847便テロ事件」をもとにして作られていて、ラストも忠実にしたのか脚色したのか不明ですが、助かった乗客らと作戦完了のデルタフォースの表情が全く正反対なところが、印象的だったりします。デルタフォースも完全無敵ではなく、銃弾に倒れる隊員はいたりするのです。そんな悲劇のことを知らずに浮かれる乗客らを尻目に、気を取り直したデルタフォースはC−130に乗り込み帰路に着きます。そして・・・ズンドコなテーマ曲が颯爽と流れ出し、これまでの不幸がなかったかのような高揚感に包まれます。うん、まあ、これでいいんだよな。



 マッコイ少佐のボスに当るアレクサンダー大佐をリー・マービンが演じています。かなり歳いってますが、芯があって頑固そうなところがカッコよくて頼もしい存在です。他の作品では『北国の帝王』(’73)くらいしか思い浮かびませんが、いい役者だと思います。残念ながら本作が遺作となってしまいました。

 イスラエル人の製作によって、イスラエルでロケされ、イスラエルから軍用機を拝借した・・・という本作は完全なイスラエル作品ですが、アメリカ&ユダヤ寄りオンリーでもなく、特に旅客機内でのテロリストと乗客のやりとりには関心させられる点が多々あって、ちょっと侮れないところがあります。まあ、作り手の腹の中まではわかりませんけどね。一見、ズンドコなテーマ曲に乗ってアメリカ万歳!なんですが、実はそうでもない結構見所ある作品なんだと思います。

 そういえば、前述の世界最強の英国陸軍SASですが、これの登場した作品としてゲームの「コールオブデューティ」が紹介されていました。ゲームかよ。映画としては、大使館乗っ取りテロリストを殲滅する様を淡々と描いた『ファイナル・オプション』(’82)という作品もあるのですが、これビデオ版以降、ソフト化されていない(DVD版は途中で廃盤になってるっぽい)のですね。また観たいのだけど、再DVD&ブルーレイ出してくんないかなー。

『The Delta Force - Alan Silvestri』
オマケ。どっかで聞いたであろう本作のテーマ曲です。元気がでそう?ちなみにアラン・ シルベストリ作曲だって。



(C)MCMLXXXVI CANNON PRODUCTIONS N.V. ALL RIGHTS RESERVED
【出典】『デルタ・フォース』/20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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2013年12月15日日曜日

a-haの「テイク・オン・ミー(Take On Me)」のPVを久々に観たのですが・・・


 皆さんお元気でしょうか?11月すっ飛ばしての久々の更新になりました。しかし、気がつけば12月も中旬。今年も終わりに近づいてるのかあ・・・。

 という訳で(何が)、Youtubeでふと、a-haのPVを観たくなったので検索してみたのです。

 とにかく、うぉ、懐かしい。

 この曲'85年ということで、もう30年近く前の作品なのですが、まったく色褪せていませんね。曲のキャッチーさ、演出やストーリー性の素晴らしさといい、後世語り継がれる名PVなんじゃないですか。今更なにを言ってるかと思われるかもしれませんが。

 街のレストラン。一人マンガ雑誌に読みふける少女がいました。突然、スリリングなバイクレースの一コマに映る主人公の青年が、少女をマンガの世界に引き込みます。ここから始まる一つの画面で2人を線画と実写で交互に映す手法は今見ても新鮮ですね。

 後半に入ると、青年チームのライバルと思われる悪玉チームが乱入します。楽しそうに歌い踊る2人を遠くに捉えた場面で突如、手前にヌォッと出現する悪人。その構図の素晴らしさ。極悪ヅラがヒシヒシと伝わる戦慄の瞬間です。

 逃げる2人を追う悪人たち。線画メインとなるも、其々が生き生きとした表情を見せる様は圧巻です。ラストでは思わず涙が出そうになるくらいに感動してしまいました。改めてよく出来たPVだと思いました。

 少女役の女優?さんは、実際にボーカルの人と付き合っていたのだとか。彼女、なんか時代を感じさせない可愛さですよね。なるべく30年後の今を想像しないよう働きかけていますが自分。

 a-haはこの後、『007/リビングデイライツ』('87)で主題歌を歌った以降、記憶から消えてしまっていますが、調べたら、2010年12月4日にオスロでのコンサートを最後に解散したのだそうです。割と最近まで活動されていたのですね。

『a-ha - Take On Me (Official Video) 』
 彼女、可愛いですよね。名前なんていうんだろう。イギリスの人だよね、おそらく。


 当ブログのポリシーの一つ「ネタは古さで勝負」の通りの更新でございました。今回も。

 年内に映画記事書けるかどうか・・・まあ、なるようになれで進めていこうと思います。


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2013年10月14日月曜日

WindowsXPとおさらばして次に選んだOSとは・・・


 皆さん、いかがお過ごしでしょうか?秋の季節ですけど、未だ不安定な気温差で体調崩されてる方を多くみます。皆さんもお体にはお気をつけ下さいね。

 さて、パソコンOSのWindowsXPが来年2014年4月9日でサポート終了なんだそうです。ということで今回は、パソコンOSをどうするか・・・な記事で更新したいと思います。

 私もこれまでWindowsXPユーザーだったのですが、よく考えるとXPって10年以上も経つOSなんですね。もうこのままでいいじゃん、と思えるくらい使い慣れたOSですが、マイクロソフトも金儲けをする以上、アップグレード&サポート終了から逃れられない運命にあります。ちぇ。

 巷では多くのユーザーさんがWindows7or8にアップグレードされてるかと思います。私の場合、金はかけたくない、マイクロソフトにはあまりいい思いがない、云々かんぬんで躊躇していたのですが、はたと思い出すことがありました。Linuxがあるじゃないか。

 10年くらい前に、ネットワーク&サーバ構築の勉強で、Linuxを弄っていたのを思い出しました。すっかり忘れていましたが、ちょっと苦労してでもWindowsと決別して幸せになったる、ということでパソコンOSをLinuxに入れ替えることにしました。

 Linuxとは、1991年にフィンランドで生まれたUnixソックリなフリーのOSです。世界中の開発者によって手が加えられながら無料で配布されていて、普通のパソコンでも軽快に動き、誰でも利用可能なものです。Linuxは実はOSの核(カーネル)を担うものであって、それを使いやすくする為の機能を追加したものがディストリビューションと呼ばれているものです。

 以前だと、ディストリビューションはRedhatかTurboLinuxなんかが台頭してた気がしますが、最近はこれらに代わって、また様々なディストリビューションが登場しているようです。沢山あるので迷ってしまいましたが、結局は人気があって初心者向けでもあるUbuntuというディストリビューションを選ぶことにしました。

 インストールは公式ページからダウンロードしたISOイメージをDVDに焼いてそれを元に実施しました。細かい説明は省きますが、思ってたより判りやすくインストールができました。途中、ハードディスクの領域をどう分割してファイルシステムをどうするか等、専門的な設定箇所もありますが、これだけはLinuxの必須条件として事前学習をしておきたいところです。(対象パソコンのハードウェア構成の把握も必須ですね)

 という訳で、この記事も既にLinuxと化したパソコンから入力してたりします。UbuntuはデスクトップのデザインがXPとは違うので違和感がありましたが、すぐに慣れてしまいました。そして、カッコいいです。ランチャー登録したアイコンからアプリやツールを起動するのはXPでもあった感覚だし、GUIとしての操作感覚はまず問題ないですね。XPで使ってきたフリーのアプリやツールはLinux用としても配布されていて、Ubuntuには専用のプログラムでダウンロードとインストールが出来てしまいます。


(こんな感じです・・・GIMPがちゃんと動けば文句ないです(笑))

 標準で入っているアプリやツールでほぼ事足りてしまいます。インターネットはFirefox、エディタはgedit、マイクロソフトOfficeのデータであれば互換性のあるLibreOfficeとか。毎度のGIMPやVLCプレイヤーなんかは、前述の専用プログラムであっという間です。また、カスタマイズ感もWindowsの比ではないです。

 Linuxはネットワークやセキュリティにも特化されているので、この辺を勉強するにはもってこいの環境でもあります。また、Windowsと比べてセキュリティ上の脅威に晒されていないので割と安心です。しかし可能性はゼロではないので、セキュリティアップデートや不要なアクセスには注意したいものです。

 Windowsがダメということはなく、人によっては最適なOS環境であると思います。商用のソフトでWindows版が充実しているのもあるでしょう。でも、そこまでWindowsに依存してる訳でもなく、金も使いたくない(笑)という方がおられましたら、一度Linuxへの乗り換えを検討されてはいかがでしょうか?


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2013年10月6日日曜日

映画『ウォーターボーイ』 ・・・アメフト部の給水係が大活躍します

●原題:The Waterboy
●ジャンル:コメディ/スポーツ
●上映時間:90min
●製作年:1998年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:フランク・コラチ
◆出演:アダム・サンドラー、キャシー・ベイツ、ファイルザ・バルク、ヘンリー・ウィンクラー、ジェリー・リード、ローレンス・ギリアード・Jr、ブレイク・クラーク、クリント・ハワード、ロブ・シュナイダー、フランク・コラチ、その他大勢

 10月といえば衣替えですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?まだ少々暑かったりしますが、ひょっとすると秋はすっ飛ばされて冬に突入したりするのでしょうか?

【ストーリー】
 アメリカの片田舎。ある大学アメフト部で長年、給水係として働いてきたマザコン男のボビーは、ひょんなことでクビになってしまう。ママの反対を押し切り、他の大学アメフト部で新たに働くことにしたボビーは、極度の水質オタクでもあり、常に良質な給水を頃がけていた。ある日のこと、イジメでブチ切れたボビーは部員に猛烈タックルしてしまう。その様に惚れ込んだ監督は、落ち目のアメフト部を復活させるべく、ボビーをスカウトすることにするが・・・。



【感想と雑談】
 このタイトルから『ウォーターボーイズ』('01)のことが浮かぶかもしれません。大ヒットな邦画でしたからね。しかし残念ながら、本作は全然違います。邦画の方は男子シンクロナイズドに挑む高校生達ですが、本作は飲水に命を賭ける一人の男(笑)なんです。紛らわしいタイトルです。

 主役のボビーを演じるのはコメディ役者のアダム・サンドラーで、監督はフランク・コラチ。以前、記事にした『もしも昨日が選べたら』('06)でも組んでましたね。なんでしょうか、この二人による独特のリズムというのでしょうか、このノリはなかなか良いと思います。現代劇ですが、ファンタジーの領域に突入するくらいに、非現実的なところがあって楽しいです。

 マザコンでちょっとオツムの足らないボビーは、せっかく用意した綺麗な水をイジメで台無しにされ、いつも温和なのにブチ切れてしまい部員らに猛タックル。それがきっかけでボビーは選手にされてしまいますが、いざグラウンドに立つと使い物になりません。そこで監督はボビーに、嫌いなものを想像してタックルすれ、とアドバイス。それ以来、ボビーの躍進劇が始まります。



 共演がまた素晴らしいです。ボビーのママを演じるのは名女優キャシー・ベイツ。肝っ玉で優しいママですが、ボビーに寄りつくものは全て悪魔と見なし、周りに心を開こうとしません。幼少時代のボビーとママの会話。ボビー「ママ、フランクリンが電気を発見したのはいつ?」、ママ「電気を発見したのはママだよ。フランクリンは悪魔よ!」。ママの強引な教育でボビーは成長してきた模様です。アメフトで怪我したのをゴリラに襲われたと嘘付かれ、ゴリラを指名手配するママが笑えます。

 それと、本作を最も際立ててる女優がいます。それはボビーを思う不良少女ヴィッキーを演じるファイルザ・バルク。あの睨まれたら萎縮確実な顔付きが堪りません。しかし本作での彼女はとても可愛いのです。観てきた大半が強面な役だっただけに、このインパクトは相当なものです。情けないボビーを懸命に愛し、応援する健気な不良少女が可愛すぎて、本作のマックス値になっています。オチで見せる姿には感無量・・・。

 その他、アメフト部のコーチが訛り酷すぎて誰も解読できないとか、せっかくのチアリーダーらが飲ん兵衛で全く機能していないとか、チームの監督が弱気なのはライバルチームの監督との確執にあるとか、地元応援団の男が不細工クリント・ハワード(ロン・ハワード監督の弟)だとか、いろいろ見せ場に事欠きません。


(逆三角形タトゥーがアクセント。嫁にしたいくらいです)

 あるトラブルで大学を追いやられ、更にはママが病で倒れてしまったボビーは、やはり悪魔の仕業だったんだと観念し、ママと地道に生きていく決心をします。諦めきれないヴィッキーや地元応援団らは、そんなボビーを何とかして立ち直らせようとしますが・・・。

 アダム・サンドラーで好き嫌いが分かれそうですが、それがクリアできれば、随分と楽しめるものと思います。特にどんでん返しとかなく、想定内のオチを迎えますが、こういうコメディ作品は総立ちなキャラが展開の中で、如何にバカをやって笑わせてくれるかですよね。まあ、私にとっては、何といっても、

 ファイルザ・バルクがNo1。



 あ、これもう15年も前の作品になるんだ。月日が経つのが早すぎるだろ・・・。


(C) MCMXCVIII All Rights Reserved
【出典】『ウォーターボーイ』/ブエナ ビスタ ホーム エンタテイメント

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2013年9月29日日曜日

映画『デート・ウィズ・ドリュー』 ・・・ドリュー・バリモア追っかけ野郎の感動ドキュメンタリーです

●原題:My Date with Drew
●ジャンル:ドキュメンタリー
●上映時間:90min
●製作年:2004年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ジョン・ガン、ブライアン・ハーズリンガー、ブレット・ウィン
◆出演:ブライアン・ハーズリンガー、ドリュー・バリモア、ジョン・オウガスト、エリック・ロバーツ、コリー・フェルドマン、ジョン・ガン、ブレット・ウィン、ケリー・デビッド、ソーニャ・ダーカー、その他大勢

 いい感じに秋の季節になりましたね。昼も夜も過ごしやすいです。食欲の秋でもありますが、食べ過ぎには注意しましょうね。

【ストーリー】
 アメリカ。『E.T.』を観てからドリュー・バリモアの大ファンになった青年ブライアン。彼女のことが頭から離れないまま20年もの月日が経ったある日のこと、クイズ番組に出演したブライアンは、偶然にもドリュー・バリモアに関する問題をクリアする。そして、賞金1,100ドルをゲット。この時ブライアンはとんでもないことを計画する。それはこの賞金を使って30日以内にドリューとデートをするというもの。平凡な青年がハリウッド女優とのギャップを如何にして克服し夢を実現するのか。そんなブライアンを友人一同がドキュメンタリとして追い続ける・・・。



【感想と雑談】

 ”リスクを犯さないのは人生の浪費だ” by ドリュー・バリモア

 今回はやや古めの、しかも滅多に観ることのないドキュメンタリ作品です。ひとりの青年がある夢に向かって行動を起こしますが、その夢というのがハリウッド女優ドリュー・バリモアとデートをすること。なんだか凄く興味が湧きました。相手が誰もが知ってるあのドリューですからね。

 一般の青年ブライアン・ハーズリンガーは、ドリュー・バリモアとほぼ同い年の27歳。幼少時代に観た『E.T.』('82)でドリューの虜になってしまったブライアンは、最近あるクイズ番組で偶然にもドリューに関する問題をクリアします。その時に得た賞金は1,100ドル。

 なかなか定職に就けず生活に困窮するブライアンは、賞金を生活費に当てることも考えます。しかし、ブライアンは思います。それが何になる?いずれまた元の生活に戻るだけだろ?そんなの嫌だ。この賞金はドリューとのデートを実現させる為の軍資金にする。これは一大冒険なんだぜ。



 ドリュー・バリモアの名言を掲げ熱く行動するブライアンは、れっきとしたアメリカ人の姿です。必殺の目指せアメリカンドリームの香り充満。この辺やっぱ世界が違うなあと思いますね。物怖じせず、気持ちをズバズバ表現できるからこそ、こういう大胆な発想や行動ができるんだな、と関心します。何気にドリューのソックリさんを募集してデートの練習をするくだりは笑えたし驚きでもありました。

 スタッフには当然、友人や親戚をかき集め、一番資金のかかるビデオカメラは30日間返品制度を利用しタダ同然で準備します。これが30日間という目標になった理由。しかし、買ってからそんな長期間も使って返品できる制度ってのも凄いな。日本でもやってるのかな。

 このブライアン、実はハリウッド業界に近いところで転々としているらしく、元から恵まれた環境にいた模様で、初盤から何だと!?という見せ場が点在しています。なんとかドリューに辿り着きたいブライアンは、ドリューと接点のある人物に謁見しまくります。それがなんと、有名な脚本家であったり、俳優のエリック・ロバーツや、コリー・フェルドマンであったりするのです。



 こんな有名人に会えて堂々とインタビュー(しかもフレンドリーに)まで出来るなんてお前、ドリュー以前にクライマックスだろ、と思えるのですが、ブライアンにとってはドリューに到達する為の単なる手段に過ぎず眼中にないご様子。せめてサインくらい貰っとけよな。結構、見栄え良く行動するブライアンですが、すんなりとゴールは見えず、様々なツテを使っては一進一退を繰り返します。

 『チャーリーズ・エンジェル2』('03)のプレミア上映にせっかく潜入できたのに、ドリューを目の前にして思いを伝えることができなかったブライアン。30日間まで残り僅かというところで達成できる気配が見えません。専用ホームページを立て、ラジオ番組での宣伝を持って、最後の賭けに出るブライアン。これで思いがドリューに伝わりますように。しかしこの後に、思わぬ事件が発生します・・・。

 オチがどうあれ、一人の青年が、誰もが思うことや希望を持つことは容易だけども、それを一歩踏み出し実践する姿と勇気が見られるだけでも、一見の価値があると思います。最後の事件の後、ある人物から電話連絡を受け暫く無言で聞き入るブライアンの表情はとても印象的でした。また更にその後、ここ最近なかったくらいに思わず声を上げてしまった自分がいました(笑;)。



 度胸と愛嬌あるブライアン・ハーズリンガーは、現在も業界人として働いているようです。ちょっといい感じに心が温かくなる作品でした。


 アメリカ人ってやっぱ凄いな。


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【出典】『デート・ウィズ・ドリュー』/デスペラード

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