2014年9月27日土曜日

カナダのイケてる動画です


 時期的には秋ですが、まだ暑い日があったりで油断ならないですね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?今回は動画ネタで更新します。

 Youtubeなのですが、あれってトップページに結構な数の動画がピックアップされていますよね。あなたにお勧めの〜とかいって。で、何気に下の方へスクロールしてみたら、なんかエロそうな動画が出現。なんだこれは。私に「こんな動画が好きなんだろ?無理すんなよ:)」とでも言いたいのかYoutube。ふざけんなよ。当たってるけど。

 再生してみると、海外のどっかのショーが始まりました。司会のオッサンが観客を煽るようなスピーチをすると、ほどなくして踊り子が登場。BGMに乗ってパフォーマンスを披露してくれます。

 どうやら、カナダの「Kitty Nights」という、オールディーズをコンセプトにした(?)ショーの様子を、踊り子ごとに分けてシリーズ化している動画のようです。

 やる気ない女教師が成績評価をしていると、突然、服を脱ぎだし、何故か自分の体のいたるところを成績評価していきます。腹はB+、腕はA−、尻はA+、そしてオッパイはD+だって(笑)。サイズのことか。観客、盛り上がってんぞ。

 で、動画の感想ですが、それは大変素晴らしいものでした。踊り子のパフォーマンスとBGMのマッチングが絶妙すぎていてツボった感じ。BGMの転調に合せて踊りを緩急付けするところなんか可愛いですよ。一応、18禁になってるようですが、健康的なエロスで微笑ましいと思います。

 踊り子のアイラ・ビューモアですが、美人さんとは言い難いものの愛嬌があっていいですね。プルプルさせてる体型もなんだかよろしい。こういう場末なノリにビューティすぎる踊り子は逆に萎えちゃうかもね。因みに、他の踊り子もちょっと見てみましたが、同じく微妙な雰囲気でした(笑;)。カナダ人はこういうノリが好きなんだな。見直した。

『Kitty Nights Oldies Isla Vuemores 2 - Michael Fromberg』
このサムネでビビときた人は、たぶんお友達になれます。


 アイラさんのパフォーマンスが終わっても、暫く司会のオッサンとアシスタントのコントが見られますが、このアシスタントって女性・・・ですよね。なんか逞しいけども(笑)。


 カナダやるじゃん。


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2014年9月14日日曜日

映画『Gガール/破壊的な彼女』 ・・・ユマ・サーマンがスーパーヒロインなのに嫉妬深いところが大問題

●原題:My Super Ex-Girlfriend
●ジャンル:コメディ/ロマンス/SF
●上映時間:95min
●製作年:2006年
●製作国:アメリカ
●言語:英語語
●カラー:カラー
◆監督:アイヴァン・ライトマン
◆出演:ユマ・サーマン、ルーク・ウィルソン、アンナ・ファリス、レイン・ウィルソン、エディー・イザード、ワンダ・サイケス、マーガレット・アン・フローレンス、タラ・トンプソン、ケビン・タウンリー、その他大勢

 気が付いたら9月。すっかり涼しくなりましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?季節の変わり目ですので、健康管理には注意したいものですね。
 さて、今回はある意味、ホラーチックな作品でもありますが、涼しくなってはあまり効果はないかもしれません(笑)。

【ストーリー】
 アメリカ。ある宝石店で強盗が発生するが、颯爽と現れたスーパーヒロインのGガールに阻止され、犯人はあっけなく逮捕される。そんな毎日のように報道されるGガールの活躍ぶりを地下鉄で友人と語り合っていた会社員マットは、同じ車両に魅力的な女性ジェニーを目にする。思わずナンパするも即断られるマットだが、直後に彼女のバッグを引ったくった犯人を追跡。見事バッグを奪い返したマットは、それがきっかけでジェニーと付き合うことになるが・・・。



【感想と雑談】
 以前、『ムービー43』('12)という、オムニバスの超絶アホ映画を紹介しているのですが、その中の「ゴッサム婚活パーティ」の巻でユマ・サーマンがロイス・レイン(新聞記者でスーパーマンの恋人)の役で登場したのを見て、真っ先に思い出してしまったのが本作です。

 スーパーヒロインに限らずヒーローもの全般についてはここ最近、やたらシリアス路線に走っていますけど、昔は地球規模の危機に立ち向かうとしても単なる色もの扱いのコメディ調が主流だったと思います。本作もそんな昔流に肩の力を抜いて笑いとばせる?コメディ作品になっています。

 監督が『ゴースト・バスターズ』('84)のアイヴァン・ライトマンなので、安心と信頼のB級コメディですが、問題なのはスーパーヒロインのプライベートな部分に焦点を当てていて、事件や事故と関係ないところで登場人物らが右往左往するところです。このスーパーヒロインの神経質さや嫉妬深さが非常にヤバかったという。



 スーパーヒロインであるブロンドのスレンダー美女Gガールを演じるはユマ・サーマン。くだんの性格設定から抜擢されたのでしょうか?たしかに神経質で芯の強そうな印象の女優さんです。しかし、『パルプ・フィクション』('94)の新妻ミア役の頃と比べると顔が伸びてないか?もっと丸かったと思うんだけど、成長期だったのでしょうか。

 Gガールの時は地毛であるブロンドヘアを振り回し、一般人に扮するときはブルネットのカツラを被りますが、顔の方はどっちになっても化粧っ気がありません。もうちょっとキレイにきめた方がいいのではと思いましたが、一大事を引き起す彼女の性格設定からして然るべきメイクだったのかもしれません。

 Gガール本人とは知らずにナンパしてしまい、功を奏してしまう会社員マットを演じるはルーク・ウィルソン。ホントに人のよさそうな顔付きで、絶対に悪役なんぞ回ってこない俳優さんだと思いますね。『チャーリーズ・エンジェル』('00)でも人の良すぎるバーテンダー役やってたな。因みに、オーウェン・ウィルソンの弟さんだそうです。似てるかな・・・。



 先にも書きましたが、Gガールの活躍ぶりというよりも嫉妬ぶりを堪能する作品であります。初めは無口で警戒心の強かったGガールことジェニーも、マットに気を許した途端、恋愛ひとすじとなり、神経質で嫉妬深く、要するに非常に恐ろしい存在へと変貌していきます。これが本作の真骨頂ですが、現実に照らし合わせると、やっぱ男女のこういう関係ってのは考え物だよな、とゾッとしてしまいます。

 ジェニーの正体がGガールであることを知ったマットは、その後も関係を楽しんでいましたが、徐々に彼女の性格が苦痛になってきて、ふと同僚女性ハンナの優しさへと心変わりしてしまいます。ジェニーはこのマットの変化を察してしまい、嫉妬心から暴走ミサイルによるニューヨーク壊滅危機の一大事を無視しようとします。ここで、マットが周りに悟られないよう必至にジェニーにミサイル処置を懇願するところが笑えます。

 また、スーパーマンの宿敵レックス・ルーサーのような天才ベッドラム教授が登場し、Gガールの邪魔をしようと暗躍しますが、実はこの教授、ジェニーとは幼馴染で、なぜ彼女が絶大なパワーを得たのか全てを知っていました。教授はマットに接近し、ジェニーからGガールパワーを吸い取ろうと画策します。



 マットとハンナの関係にブチきれたジェニーは、マットのアパートに生きたままのサメ(笑)を放り込みます。器用に床上を這い回りマットを食いちぎろうとするサメは無事に窓から転落していきました。決心したマットは、ベッドラム教授に協力することにします。

 マットから関係修復お詫びディナーに呼ばれたジェニーは歓喜。思わずマットに「だから殺さないでおいたの♪」と耳打ちします。蒼白笑顔のマット。こういうブラックな笑いが本作の魅力だと思います。このディナーにはある仕掛けが施され、ハンナとベッドラム教授が乱入することで、一気にクライマックスへと雪崩れ込みます。これまた超展開でもありますが、そこは見てのお楽しみです。

 マットの同僚ハンナを演じるはアンナ・ファリス。実は彼女も『ムービー43』に出演していて、恋人にとんでもないことを要求する性癖の持ち主という、可愛い顔して強烈な役どころでした。

 『ムービー43』でユマ・サーマンが語る、嫉妬深きスーパーマンが窓越しにスペルマ弾を発射しショットガンのごとく窓をブチ抜いた、というエピソードは、まんま本作のユマ・サーマンに当てはまりますね。一風変わったスーパーヒロインもので、お騒がせ要素満載ですが、一応は感動できるし、根底は純粋な恋愛じゃないでしょうか。


 Gガールvsハンナのキャットファイトも拝めるよ。


(C) 2006 by Regency Entertainment (USA), Inc. in the U.S.
(C) 2006 by Monarchy Enterprises S.a.r.l. in the rest of the world.
    All Rights Reserved.
【出典】『Gガール/破壊的な彼女』/20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン

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2014年8月27日水曜日

ナイトメアな動画です


 皆さん、いかがお過ごしでしょうか?なんか暑いんだか涼しいんだか、よくわからない今日この頃です。

 さて、今回は動画ネタで更新します。

 以前から気になっている、Cyriak(スィリアック)というイギリスのアニメーターがいます。CMや音楽PVなどを手がけているらしく、短編のイメージ動画なんかはしきりに公開されています。たまに彼の作品が観たくなって、youtubeで検索しては色々と楽しんだりしています。

 どんな作風かというと、マンガや写真、実写などから切り取りとったイメージをコラージュしまくったような感じで、それが不条理な展開を見せたり、規則的な動作で延々と動き回るようなアニメーションとなっています。また特徴的なのが、これも本人によるBGMで、リズム重視なのにメロディアスに聞こえる不思議な音作り。一見シュールでブラックで悪趣味なイメージなんですが、このBGMが被さると、ついつい見続けてしまう中毒性があります。はっきりいって大好きです(笑)。

 真っ先に思い浮ぶのが、イギリスといえばの名バラエティ番組『モンティパイソン』があります。これのアイキャッチで合間に挿入されるテリー・ギリアムによる不条理アニメ。上から巨大な足がムギュと踏みつけるやつとか(笑)。Cyriakも同じイギリス出身として影響を受けているのは間違いないでしょうね。モンティパイソンよりも今風にポップに仕上げています。

 で、つい最近ですが、Cyriakの今年の作品をyoutubeで見つけたのです。再生してみて驚きました。なんだか、今までの印象が引っくり返る思いでした。それは、'50〜'60年代のアメリカ(イギリスか?)の日常生活の記録映像を素材に、あるパターンを繰り返すというもので、辺りが徐々に壊れていく様は、はっきりいって地獄絵か悪夢です。単に記録映像にエフェクトをかけてるのではなく、高度に切り出したオブジェクト単位であちこち法則性をもった不思議な動きをさせている。これに恒例のBGMが被さり、中毒性もMAX値です。

 たぶん、自分が高度なコラージュ写真や、昔のアメリカ生活様式に興味があったりするので、それを破壊しまくる展開がツボったんじゃないかな、という分析です(笑)。 自分にとってはCyriakの最高傑作かもしれません。

 『malfunction』という2分ほどの作品です。興味がありましたら、是非ご覧になって下さい。

『malfunction』('14)

 顔でできたクリーチャーのモデルはCyriak本人のようです。


<オマケ:他のCyriak作品をいくつか>

『Welcome to Kitty City』('11)
ネコ好きには堪らんべ。(そうか?)


『Cycles』('10)
 結構、健全で可愛い作品だと思います。このクマの数は。


『cyriak's animation mix』('06)
 たぶん、初期の短編を寄せ集めたものでしょうか。可愛いのからグロテスクなものまで勢揃い。長めですが、BGMが神がかりだと思います。



 トラウマになったらごめんなさい。


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2014年8月18日月曜日

今年の夏休みは


 皆さん、いかがお過ごしでしょうか?今回、夏休み(盆休み)を利用して、東京方面へちょこっと行って参りました。

 東京方面といえば、必ず立ち寄るのが秋葉原なんですが(笑)、そこからちょっと移動して、浅草や押上のスカイツリー辺りにも行ったりします。秋葉原から電車で10分程度か、ちょっと頑張れば歩いてでも行ける距離にあります。

 で、浅草といえば、以前、記事にした『悪魔の毒々モンスター/東京へ行く』('89)が思い出されました。あの強烈な作品の舞台にもなった浅草といえば、記事にするしかありません(笑)。

 普段は写真を撮る方ではないので、撮影ポイントは大雑把だし、肝心なとこばかりスルーしているかもしれませんけど。

 浅草近辺、仲見世−浅草寺、の数カ所を撮影してきました。しかし暑かった・・・。

【隅田川沿いからの眺望】

 厩橋(うまやばし)と駒形橋との間の散歩道からの眺めです。いい具合に日陰になっていて、割と涼しかったかな。なのに、人が全然歩いてないの。この先の吾妻橋辺りになると、遊覧船や浅草寺目当ての人でごった返しているのに、この静けさはいったい。涼むには最適のポイントなのでは。遊覧船、冷房効いてるのかなあ。

【雷門】

 先ほどの隅田川沿いを吾妻橋から上がって、雷門通りを歩いてすぐに位置する、お馴染の雷門であります。相変わらずデカイ提灯。ここでベストの記念撮影をするには奇跡のタイミングを待つしかない程の人混みです。でも、年末年始の時よりかはマシな気がします。そこのバックパックのお兄さん、雷門コーデネートですねわかります。

【仲見世通り】

 デカイ提灯をくぐると、その先には浅草寺まで一直線に伸びる仲見世通りが構えています。この人混みですが、まだ自由に行き来できるのがいいです。年末年始の時期になると、大勢のお参り客で身動きがとれない程の過密状態に陥り、チョビチョビ前進するしかありません。両サイドの店舗が商売になってるのか心配になります。

【本堂前の常香炉】

 こちらもお馴染の、頭からかけると病に効くとされる煙全開の香炉であります。ここに我らが悪魔の毒々モンスターが加わることで、腰痛も瞬時に消し去る効能です。自分も腰痛気味なので、頭から煙を浴びてきました(笑)。

【毒々モンスターと一緒の浅草ツアーです(オマケ)】

 最後に参考として『悪魔の毒々モンスター/東京へ行く』でのワンシーンを紹介します。こんな感じで米国のスーパーヒーローが注目の的です。あれ?先の写真と比べると、なんか違いますね。仲見世通りだと思ってたけど、道幅は広いし屋根も付いてる。本堂寄りの場所になるのかなあ。もう20年以上も前の作品なので、だいぶ変わっているとは思いますけどね。


 以上です。ズッこけるほどの枚数ですが、まあこんなものです。

 毒々モンスターとのコラボで、映画ネタもちょっと入れてみただけの、新鮮味のない夏の思い出作りでございました(笑)。


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2014年8月3日日曜日

映画『なんちゃって家族』 ・・・マリファナを密輸する偽装家族がいろいろと大変な目に会います

●原題:We're the Millers
●ジャンル:コメディ
●上映時間:118min
●製作年:2013年
●製作国:アメリカ
●言語:英語/スペイン語
●カラー:カラー
◆監督:ローソン・マーシャル・サーバー
◆出演:ジェイソン・サダイキス、ジェニファー・アニストン、エマ・ロバーツ、ウィル・ポールター、エド・ヘルムス、ニック・オファーマン、キャスリン・ハーン、モリー・C・クイン、トマー・シスレイ、マシュー・ウィリグ、ルイス・ガズマン、その他大勢

 夏まっさかりですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?暑い時はホラーで笑い飛ばすのもいいですが、今回は15禁コメディで笑い飛ばしてみましょう。

【ストーリー】
 アメリカ。独身を突き通してきたケチなマリファナ売人のデビッドは、ある騒動に巻き込まれ、組織の売上金を奪われてしまう。戦々恐々のデビッドが組織に顔を出すと、元締めはメキシコからマリファナを密輸してくればチャラにすると言い渡す。仕方無く仕事を受けるデビッドだが、国境を越えての犯罪はそう簡単にはいかない。考えた挙句、平和な家族を装うことで国境警備隊も甘くなるはずだと確信したデビッドは、近隣の住人に、偽装家族と国境越えの協力を頼み込むことにする・・・。



【感想と雑談】
 前から気になっていましたが、なかなか空くことがなかった作品です。このタイトル、この出演陣、そして15禁扱い。気にしない訳にはいきません。みな同じ考えなんだな。やっと空いたぞ。うむ、これはいいかも。期待を裏切ることはありませんでした。

 マリファナ売人男、ストリッパー、ホームレス不良少女、夢見る童貞男、で構成される偽装家族が、数日かけてメキシコから大量のマリファナを持って帰るという仕事をしますが、途中で巻き起こる数々のハプニング要素がそれを簡単には許さないという珍道中。なんといっても見所なのは、問題持ちの個性的なキャラクタが、無理して平和な家族を装うところです。配役が実に素晴らしい。

 パパを偽装する売人男をジェイソン・サダイキス。床屋でラフな頭髪を家庭持ちパパ風にする時のやりとりは笑えたな。『ムービー43』('13)では、仮装パーティの巻でマシンガントークなバットマン(顔は全然見えず)をやってたけど、この人、生粋のコメディアンなんだろうな。最近、存在を知るようになって要注目の役者さんです。



 ママを偽装するストリッパーをジェニファー・アニストン。出ました。信頼と安心のコメディエンヌですね。何かある度に見せる表情が素晴らしいです。しかしなんか過去の作品よりも体が締まってないか。残念ながら下着姿までしか見せてくれないけど(笑)。肝っ玉さも兼ね備えているから、台詞もやたら過激で素晴らしい。15禁になる訳だ。いいぞ、もっとやれ。因みに『モンスター上司』('11)でも、ジェイソン・サダイキスと共演してましたね。殆ど絡みはなかったけど。

 長女を偽装するホームレス不良少女をエマ・ロバーツ。最近観た『ワイルド・ガール』('08)のワガママ少女が印象的で記憶に新しいですが、本作も別ベクトルな不良少女が実によかった。なんかマトモでない役が板に付いた感があるけど、この子ちゃんとした役もやってるのか(笑)。ジュリア・ロバーツの姪だそうです。花火を買って買って!とせがむところ可愛いすぎ。

 長男を偽装する夢見る童貞男をウィル・ポールター。初めて見たはずなのに、この既視感はいったい。村上ショージを若くして引っ叩いた感じ?。違うか。イケメンとは言い難い容姿ですが、これが実に味があって、青春ものに欠かせない一人として機能を十分に発揮するのではないか、という好青年であります。後半にとんでもない姿を見せてくれます。これが15禁の一番の原因かも(笑)。

 この長男が生意気にキャンピングカーのラジオに合わせて歌うところ。TLCという女子3人組(現在は2人組とか)バンドの「Waterfalls」という曲だそうです。初めて聴きましたが耳に残るいい曲ですね。PVはなんか渋い雰囲気ですけど。



 この4人が爆進する道のりで、様々なハプニングが発生しては楽しませてくれる辺り、ホントにコメディの王道ですね。キャンピングカーに大量のマリファナを積み込まれ、ゴリラ顔のルイス・ガスマン演じる警官に賄賂をせがまれ、国境警備隊には目を付けられ、お節介なハイカー家族に絡まれたりと、休む暇もありません。

 このお節介なハイカー家族がまた強烈。そこのパパが国家公務員であることが後半の展開に大きく影響を及ぼしていきます。また、偽装家族を雇ったアメリカの組織に騙され怒り心頭のメキシコの組織は執拗に追跡しますが、追いついては必ず偽装家族にヒドい目に会います。ラストの追っ手の台詞には大爆笑してしまいました。

 初めはギクシャクして雰囲気よくなかった4人が、力を合わせ問題を乗り越える度にそれぞれ心の変化や成長を見せてくれます。そして、王道のラストに向かっていきます。ジェニファー・アニストンやエマ・ロバーツの過激台詞で鼻からお茶を吹き出しそうになりますが、コメディのアクセント付けとしては大変素晴らしいものだと思います(笑)。15禁付けられてるけど、この過激要素は必要不可欠でしょうね。とにかく楽しめました。



 これ、エンドロールでNG集が流れます。とあるシーンのラジオから曲を流すところで脚本とは違ったある曲を流した途端、ジェニファーが神妙な顔で固まってしまうところは、なんだか微笑ましかったです。NGというよりイタズラですね。この和気あいあいとした雰囲気、好きだな。


 ジェニファー・アニストンのストリップはいいと思います。


(C) 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
【出典】『なんちゃって家族』/ワーナー・ホーム・ビデオ

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2014年7月26日土曜日

映画『アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー』 ・・・巨大化したチアリーダーが夢のキャットファイト

●原題:Attack of the 50ft Cheerleader
●ジャンル:SF/コメディ
●上映時間:83min
●製作年:2012年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ケビン・オニール
◆出演:ジェナ・シムズ、トリート・ウィリアムズ、ショーン・ヤング、ライアン・メリマン、ポーラ・ラバレダス、ジョン・ランディス、ロジャー・コーマン、テッド・ライミ、オリビア・アレクサンダー、サーシャ・ジャクソン、アン・マクダニエルズ、メアリー・ウォロノフ、その他大勢

 暑い、とにかく暑いです。皆さんいかがお過ごしでしょうか?全国的な猛暑日和でたまりませんね。こんな時期はひとつスカッと笑い飛ばせる作品を観たいものです。

【ストーリー】
 アメリカのどこか。学院生のメガネっ娘キャシーは研究仲間のカイルと共にある新薬の開発に成功する。それは老化した細胞を若返らせるもので、スポンサー企業の社長も大満足であった。一方、チアリーダーに憧れるキャシーだが、地味で鈍臭いためにチア団長グループに目を付けられ、入団テストを落とされてしまう。一大決心したキャシーは例の新薬を自分に投与し、運動神経バツグンの美女へと変貌。遂にチアリーダー入団への夢が叶うことになる。しかし、それも束の間、新薬の副作用はキャシーの体に大異変を起こしてしまうのであった・・・。



【感想と雑談】
 女の子の巨大化をテーマにしたSF作品というのは、昔から好まれているのですかね。本作の大元になってるのが『妖怪巨大女(原題:Attack of the 50 Foot Woman)』('58)なんですが、その他にもリメイクやら似たような作品がいくつか製作されています。

 単なるチアリーダーの青春コメディだったら要吟味ですが、巨大化したチアリーダーとくれば逃す訳にはいきません。よく考えたら、自分も以前に巨大ナースのコラージュとかよく作っていました。なんでかな。よくわかりません(笑)。今回、この手の作品を観るのは初めてだったのですが、いやあ楽しい楽しい。因みにこれ、3Dで公開されたそうです。

 チアリーダーに憧れる地味な学院生キャシーと、チア団長の女王様ブリタニーwith取り巻き連中が、開始早々に拍車をかけます。ここで両人が確執の関係になるのはお約束ですが、更には取り巻き連中がナイズバデー揃いだというのに、ブリタニーがひとりチンチクリンでいつも高飛車なのが幅を利かせています。笑えます。



 もうはっきりいってチープなんです。巨大化チアリーダーを題材に金をかける訳にはいきませんからね。東宝特撮みたいなセットも使っておらず、どっかの大学の校舎や施設を使ってのロケ撮影で、研究設備もショボいもの。でも、そんな条件下で、登場人物らが意気揚揚と活躍する様は見ていて楽しいものです。

 そんな登場人物らの配役に驚いてしまいました。お祭りです。まず、キャシーの母親役をショーン・ヤング。なんと懐かしい。ショーンといえば『ブレードランナー』('82)のレイチェル役一択でしょうか。面影は十分残っていますが、オバサンパワーは遺憾無く発揮。もとチア団長の設定なので、イケイケ演技もこなします。

 続いて、スポンサー企業の社長役をトリート・ウィリアムズ。この人ミュージカルの『ヘアー』('79)で素晴らしい歌声してたけど、それ以外ではB級中心の印象が強いです。巨大化キャシーのスカートをめくると嬉しそうにヨロレイホー♪だって(笑)。こういう作品に呼ばれる訳だ。しかしなんか安心する顔付きしてんだな。それと、研究所の責任者役をテッド・ライミ。どっかで見た顔だと思ったら、サム・ライミ監督の弟さんでした。この人もB級中心っぽい活躍をされてます。



 そして、大学の学部長役と講師役がなんと、製作のロジャー・コーマンジョン・ランディス監督(本作の監督じゃないよ)。二人ともこんな顔してたっけ?と思いましたが、随分と前の記憶なので当然といえば当然ですね。コーマン御大はこの手の安上りの作品を半世紀前から手掛けてきたB級界の神様みたいなお方で、門下生の多くが出世していることでも有名ですね。ランディス監督はなんかコントみたいな立ち回りで笑わせてくれます。お二人ともまだまだお元気そうで何よりです。

 その手の大御所に囲まれながら、若手の女優陣も負けじと話を盛り上げていきます。新薬の投与によってキャシーは様々な活躍をしていきますが、抜群の身体能力を見せるところで、ドラマ『バイオニックジェミー』の効果音を使ってるのも微笑ましいところです。そんなキャシーに比例してブリタニーがヒステリーになっていくので、取り巻き連中も面倒みるの大変だろうな、と思いつつも笑えます。楽しい。

 新薬の副作用によってキャシーの体は巨大化していきますが、始めのうちは単に台の上に乗って背が高くなった演技をしてるだけで、非常に不自然な画になっているのも笑えるところです。そして、やっと特撮によって完全に巨大化するキャシー。のちに研究仲間のカイルのことが気になりだすと、友人からの一言「あんたとのセックスは彼には洞くつ探検ね」。待ってましたその台詞(笑)。大事なポイントですね。



 キャシーの巨大化の秘密を知ったブリタニーも、新薬欲しさに研究所に突入。勢い余って両方のオッパイに注射が刺さったブリタニーは、そのままの姿で走り去ります。注射を抜けっての。やがて巨大化するブリタニー。キャシーもそうですが、生身しか巨大化しないので、ちゃんと特大サイズの衣類を調達するシーンが挿入されます。

 キャシーとブリタニーの二人が巨大化するとはいったいどういうことか。それは巨大化チアリーダーのキャットファイトが期待できるということです。巨大化ブリタニーが地響きチアリーディングでアメフト試合をブチ壊すと、スタジアムはキャットファイトのリングと化します。二人とも途中からオッパイぽろり状態に突入。観客も観客で、巨大化チアリーダーの戦いに熱い声援を送ります。全員アホか。

 キャシー役のジェナ・シムズってのが、またナイスバデーで手足の長さが映えること。でも顔付きがちょっと男っぽいというか、凛々しすぎるかな。ブリタニーの取り巻き連中の方が可愛い子が沢山いたと思うけど。まあ好みの問題か。ラストもみんなでお笑い大団円。B級SF好きの琴線に触れること間違いなしの作品だと思います。楽しいです。


 確実に何も残りませんが。


(C) 2012 Emerald City Pictures, LLC. All rights reserved.
【出典】『アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー』/アメイジングD.C.


昔、作ったヤツ(笑)。なんか、エマ・ロバーツみたいだ。

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2014年7月21日月曜日

映画『スタンドアップ』 ・・・世界初のセクハラ訴訟にシャーリーズ・セロンが挑みます

●原題:North Country
●ジャンル:ドラマ
●上映時間:126min
●製作年:2005年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ニキ・カーロ
◆出演:シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、ショーン・ビーン、シシー・スペイセク、ウッディ・ハレルソン、ジェレミー・レナー、リチャード・ジェンキンス、アンバー・ハード、ミシェル・モナハン、トーマス・カーティス、エリ・ピーターソン、その他大勢

 皆さんいかがお過ごしでしょうか?今日は海の日でした。天気もそこそこですが、ここはやっぱり映画三昧ってやつです。

【ストーリー】
 アメリカのミネソタ州。暴力夫と別れ実家に戻って来たジョージーは子供の為にも自立をするべく、地元の炭鉱会社に就職することにする。しかし、男社会の炭鉱会社では、女に職を奪われることへの反感や、性的嫌がらせが蔓延っており、ジョージーを含め女従業員は過酷な日々を強いられることになる。ある日のこと、高校の同級生でもあった同僚ボビーにレイプされそうになったジョージーは、意を決し炭鉱会社を訴えることにする・・・。



【感想と雑談】
 前から気になっていました。こういう作品も観たくなったりします。パッケージのシャーリーズ・セロンは随分ときれいだけど、オリジナルでは渋く化粧っ気なしの鬼気迫る表情。海外ならではのデザインですが、中身もその通りの内容となっています。実話をベースにしているそうです。

 暴力夫と別れ、北国ミネソタ州の田舎町に里帰りした子連れの若きジョージー。雪山が眩しいです。いい過去を持たないジョージーに町の連中は冷ややかで、迎えた父親もそっけない態度。母親は味方だけどなんだか説教がち。そんな状況で、子供の為にも自立したいジョージーは、地元の炭鉱会社に務めることにします。しかし、そこがまたとんでもない職場だったという。

 初日の出勤からして、男の上長からユーモアとか抜かされつつ卑猥な言葉を浴びせられます。男女の比率は100対1くらいでしょうか。圧倒的な男社会に放り込まれたジョージーら女性従業員の苦難が始まります。実話といっても脚色してるでしょうが、本当にあれだけの嫌がらせを受けていたんだろうなと思えるのも、これがセクシャルハラスメントが問題提起される以前の話だからです。



 男達の嫌がらせは言葉だけでなく、体にも手を伸ばすあからさまなもの。トイレ休憩もままならないところ簡易トイレを設置してくれたはいいけど、使用中に揺らされ、遂には倒されメチャクチャになるところはファンタジーを通り越して思わず笑ってしまうほどのヒドさです。こんな行為がまかり通る男尊女卑の世界。

 主人公ジョージー役をシャーリーズ・セロン。この女優さん、結構、土着感ありの強烈な役柄やったりしますね。実話や実在にも興味あったりするんかな。凄いメイクで実在の殺人鬼をやったり(これでオスカー取ってる)、いつまでも高校時代に固執する痛い女をやったりとか。本作も可哀想なだけでなく、過去のしがらみから悲痛な叫びを上げる業の塊みたいな役どころ。

 ジョージーの母親役をシシー・スペイセク。ジョージー同様に良くない高校時代を送ったキャリーというキャラクタのイメージを持って幅を出す為に配役されたのでしょうか。幸薄感と作り手の狙った感がたまりません。その他、結構、役者陣が豪華だったりします。父親をリチャード・ジェンキンス、幼馴染み夫婦をショーン・ビーンとフランシス・マクドーマンド、弁護士をウッディ・ハレルソン、そして、若きセクハラ野郎をジェレミー・レナーがやってます。



 '88年に世界で初めてセクシャルハラスメントを提起し勝訴した話として、女性従業員達も炭鉱会社も、とてつもない実績を残したようです。当たり前だった男社会に前例のないメスを入れた被害者たちと、理解を示した関係各位の勇気は、その後のハラスメントの扱いを決定的にした訳ですね。社長や重役連中の厚顔無恥の憎たらしさも、その後に辿る運命を思うと溜飲が下がります。ざまーみろ。実際、会社の上層部は一新され、初の女性幹部も配置されたのだそうです。

 ジョージーはセクハラに立ち向かっただけでなく、その過酷な過程において父親の理解を得ることができ、また、過去の愚行を正面切って見直すことで子供との確執も断ち切ります。ラストの車中で見せる、ジョージーと息子の晴ればれとした表情は印象的でした。このエピソードも実話なのかわかりませんが、『ブレードランナー』('82)劇場版のラストみたいな清々しさでよかったと思います。なにその例え。

 いろんなハラスメントが取りざたされてる昨今、自分はブログで好き勝手やってるし、本作をもとに声を上げたりなどしませんが、少なくとも人との直接の関わりにおいては、大事に慎重にしていきたいと思っています。普通に相手を尊重するだけのことですけど、残念ながらこれがうまく機能しなくなっているのも時代というやつでしょうか。



 そうそう、あとジョージーの高校生時代をアンバー・ハードがやってました。幼い娘もすんごい可愛い子役だったりして、ちょっと華がありすぎの感もありますかな。


『モンスター上司』('11)を見直そうか。


(C) 2005 Schematic Productions GmbH & Co.KG
【出典】『スタンドアップ』/ワーナー・ホーム・ビデオ

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