2013年3月31日日曜日

ひとり『Anything Goes』まつり開催中


 3月も終わりですな。この月末は桜もいい時期だったみたいで、皆さん花見で満喫されたのではないでしょうか。私は花粉症なので外での花見などもってのほかですが(笑;)。

 さて、今回もちょっと動画紹介で更新したいと思います。

 まずは、アメリカ産の『FallOut3』というジャンルはRPGのゲームをプレイ中のことです。これ、第三次世界対戦(核戦争)後の荒廃した未来のアメリカが舞台なんですが、50年代に抱いていた未来像にまんま発展していった舞台設定なので、SFなんだけどもやたらレトロな雰囲気が漂っていて、ラジオからガンガン流れるのはホントに実在の昔の楽曲だったりするんですね。

 で、ラジオからある楽曲が流れた時、そのフレーズにあっと思ったのが、コール・ポーター作詞・作曲の『Anything Goes』という曲でした。自分にとってこのフレーズはまさに『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』('84)のオープニング曲として刻まれていたのです(笑)。コール・ポーターは1900年代初頭からミュージカルや映画に楽曲を提供してきた偉大なお方だったのですね。しかし、知識が薄すぎるぜ自分。。。

 という訳で、Youtubeで早速、コール・ポーターの原曲と、『インディ~魔宮の伝説』アレンジ版を探して聴いてみました。原曲を聴くと、『インディ~魔宮の伝説』版では導入部のフレーズをすっとばしてサビの部分から入っているのがわかります。なんだ。。。そんなことしてたのかよ。。。しかし、『インディ~魔宮の伝説』を初めて観てからほぼ30年もの間、何をやってたんだろうか自分は(笑;)。

 そんな感慨にふけりながらYoutubeで『Anything Goes』を聴いていると、他の動画ラインアップにも同じタイトルが並んでいるのが目に止まりました。サムネがなんか舞台っぽい。ちょっと再生してみると。。。

 先に書いたようにミュージカルにも楽曲を提供してきたコール・ポーターによる『Anything Goes』は、まんまそのタイトルでミュージカルとして昔から上演されてきたのですね。ミュージカルは何でもかんでも観る訳ではないですが、この『Anything Goes』の数々の動画は久々に見入ってしまうほど素晴らしいものでした。曲を知っていたことも手伝ってのことですが、『インディ~魔宮の伝説』がなければ永遠に知ることのなかった世界です。ありがとう、ルーカスとスピルバーグ。

 なんでも、このミュージカル『Anything Goes』は迫力あるタップでも有名なんだとか。たしかに歌姫も含んでの大勢でのタップは迫力満点。外人さんガタイがいいものだから、生で聴いたら腹に凄く響いてきそうだ。表情やチームワークなんかも観ていて気持ちがいい。こういうエンタテイメントが普通に絵になるアメリカって、やっぱ凄いですね。

『Fallout 3 Soundtrack - Anything Goes 』
 コール・ポーターの原曲です。こういう楽曲をSF設定のゲーム内で自然に流せるって凄いことだと思う。


『Indiana Jones - Temple of Doom Opening (Anything Goes) HD 』
 解説不要のオープニング場面ですね。いつ観てもこのワクワク感!(笑)。よく考えたらここでもちゃんとタップ場面入れてるんだった。アメリカでは普通に知られてきたミュージカル楽曲なんですね。これって中国語で歌ってる? 


『Anything Goes performance on the 2011 Tony Awards』
 ミュージカルです。『インディ~』版と同じくいきなりサビから入ってますね。他では原曲通りのものもあるので、時によってカットしてるってことかな。これ30年代の時代設定なのか、役者らがちゃんと時代劇メイクで様になっているのも見逃せないです。古きよき時代ですね。


『In Rehearsal: Sutton Foster Sings "Anything Goes"』
 これはもう大トリでいいでしょう。リハーサル風景なんですが、本番を目の前で観ているかのようなこの迫力。メインで歌うサットン・フォスターはブロード・ウェイでは有名な歌姫なんだそうです。タップもやってこの声量は凄すぎ。それにしてもこの盛り上りようはいったい。9分近くの大作ですが必見だと思います。因みに、俳優のジョエル・グレイも参加されています。『レモ/第一の挑戦』('85)で韓国武術シナンジュマスターを演じたお方です(笑)。


 という訳で、ちょっと最近、『Anything Goes』日和な自分ですが、暫くしたらまた元に戻ると思いますので、その時は映画バカ記事で更新したいと思います。


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2013年3月3日日曜日

Youtubeで懐かしい音楽を検索してみました


 昔からよく聴いてる音楽がありますが、これのPVやらライブ映像なんてのを、たまに見たくなったりします。今回、Youtubeで検索してみて、懐かしかったり面白かったりと、いくつか発見がありましたので、更新ネタにしてみました。

『黄金の時間(live)-ZELDA』
 ZELDAです。任天堂のゲームじゃないぞ。’80年代のインディーズシーン(死語か)から独特の存在感を出しまくっていた、伝説のギャルズバンド(死語なのか)です。埋め立て地や工場、コンビナートといった殺風景な光景を幻想的なものに昇華させ歌にするボーカルのサヨコ。その不思議な感性には随分とハマってしまいました。これのおかげか、今では工場萌の私だったりします(笑)。

 劇中ZELDA本人役として出演(演奏含)された邦画『ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け』('86)のエンディングに使用された曲です。割と抑揚なく淡々と歌い演奏する印象のZELDAですが、それが逆に時代を感じさせない不朽の存在になっていると勝手に私は思っています。メディアにあまり出ず、弄られなかったのもよかった。もう30年近く聴き続けている色褪せないバンドです。

 この動画、’90年前後あたりのライブかと思いますが、アカペラから盛り上げてくアレンジが実にいいです。しかし、サヨコの声がイマイチ出ていません。ハードワークすぎる時期があったとも聞いていますので、これがその時だったのでしょうか。本当、お疲れ様でした。因みに後年はジャマイカ?方面へ傾倒していき不思議感性は薄まっていくのでした。
 
『David Bowie - Miracle Goodnight』
 デビッド・ボウイです。出ました。もう解説なんていらないですね。世界を代表するこれぞ伝説のカリスマアーティスト。今ではすっかりお爺ちゃん。しかし、カッコよすぎだなあ。

 このPV、’93年のボウイですね。舞台やパントマイムもこなしてきただけあって余裕の一人演技。シュールな要素も相まって何度も観たくなる中毒性があります。ボウイのカッチョいいパフォーマンスに見とれていると、突然カラフルなカウガールが暴れだす(オッパイが気になる)という。この後半のグルーブ感には魔力を感じます。誰だこんなPV考えたヤツは。素晴らし過ぎます。


『【365歩のマーチ】インドのスター達が元気づけてくれる動画』
 もともと世界一ダサイPVシリーズを検索中に見つけた動画です。結構前から話題になってるMADなのかな。見事過ぎるシンクロ率。今更ですけど爆笑できたので挙げてみます。ホント元気がもらえる楽しい動画ですね(笑)。



・問
 「しかし、ここは映画もそうだけど古いのばっかだな、楽曲でリアルタイムに聴いてるのは無いのかよ?」

・ベストアンサーに選ばれた回答
 「それはたぶん、Atomik Harmonikになると思います」



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2013年2月10日日曜日

映画『ドライブ・アングリー』 ・・・ニコラス・ケイジが邪教集団に挑みますが、何か変です


●原題:Drive Angry
●ジャンル:アクション/犯罪/ファンタジー/スリラー
●上映時間:104min
●製作年:2011年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:パトリック・ルシエ
◆出演:ニコラス・ケイジ、アンバー・ハード、ウィリアム・フィクナー、ビリー・バーク、シャルロット・ロス、デビッド・モース、トム・アトキンス、その他大勢

 やべえ。今年ももう2月だよ。実は1月からいきなりバタバタし出してしまい、その上体調不良にも陥ってしまいました。幸いインフルエンザではありませんでしたが。皆さんもご自愛くださいませ。
ということで今回は、仕事を選ばないニコラス・ケイジの作品です。

【ストーリー】
 アメリカ。邪教集団によって最愛の娘を殺され、孫の赤ん坊を連れ去られた男ミルトンは、今日も元気にチンピラ信者を血祭りに上げる。邪教集団が満月の夜に孫の生贄イベントを開催することを察知したミルトンは、ウェイトレス女のパイパーを仲間にし、アクセル全開で燃えまくる。警察も巻き込み一大騒動へと発展するが、そんな状況にミルトンを執拗に追跡する謎の男が現れる・・・。



【感想と雑談】
 一見、ニコラス・ケイジとカーアクションの組み合わせだけのようで興味が湧きませんが、たまたま予告篇を見た時、かなりの衝撃が走ってしまいました。何だこの漲るヘンテコ感は。速攻で借りてみました。

 作り手の、ヒーロー、アクション、そしてセックスに対する熱い思いが、普通の映画に見られない志で暴走しています。常にパワフルで後先考えない展開。ファミリー鑑賞では気まずさ満点。だからバカ映画と呼びます。

 開始早々、胡散臭い主人公ミルトンと邪教集団の下っ端信者の戦闘が描かれます。ミルトンのショットガンでいきなり手首や足を吹っ飛ばされる信者。その場を去るミルトンの背後で車がズガーンと爆発したところでタイトルバック。のっけから飛ばしてます。ミルトン演じるはニコラス・ケイジ。幾つになってもこんな役をやるケイジは素敵だと思います。



 ミルトンが一服つけるレストランでは、ウェイトレスのパイパーが登場します。同僚と下品な会話をする一方で、一杯のかけそば的ファミリーには心優しく大サービス。スケベな店主のキンタマを握り潰し、中指おっ立て自ら退職するナイスなヒロインです。演じるのはアンバー・ハード。素でタトゥー入ってそうな強気の姉ちゃん風味。美人さんです。

 ミルトンとパイパーがレストランから去ると、謎のスーツ男がどこからともなく出現。店主に「おいそこのデブ」と言います。ユーモアめいた言動で痛快。以降、何か揉め事がある度に、目の前でコインを真上に放り投げる謎の男。落ちてきたコインを掴んだ直後、ズバンと突き出す手に握るのが、FBIの身分証明だったりします。手品か。

 普通、落ちてきたコインを手の甲で隠して裏表どっちを選ぶ?を期待しますが、結局、FBIであることをアピールするだけという。コインの立場は。こういうところがとってもバカだと思うのです。謎の男を演じるはウィリアム・フィクナー。善人から悪人まで何でもこなす好きな役者です。



 やたらとアイテムやらオブジェやらが、飛んできたり、突き出されたりするのですが、これって3D映画だったのですね。後になって気づきました(笑)。もともとのバカ演出でインパクト大のところに3Dは余計なんじゃないかな。むしろ邪魔になってる気もしますが。劇場鑑賞された方はお疲れ様と思うです。

 印象的だったのが、ミルトンがバーの女をナンパした後の出来事。モーテルの一室で全裸のバー女が、服を着たままのミルトンに乗っかり喘いでいます。

 バー女   「脱がないの?」
 ミルトン 「銃撃戦の前は脱がない」
 バー女   「・・・」

 その直後、部屋に突入してきた信者連中に、ミルトンは銃とウィスキーを掴み応戦します。バー女と合体したまま。薬莢がヒュンヒュン音立てて画面を横切ります。アホか。

 このモーテルの合体銃撃戦もそうですが、どっかで見たような場面が多く、過去の色んなB級作品のオマージュやらリスペクトが込められてる気がします。邪教集団が田舎町の住人で占めていて、キャンピングカー中心のカーチェイスや生贄イベントをやるくだりから、全体的に『悪魔の追跡』('75)の要素を最も思い出しましたが、実際どうなのでしょうか。



 中盤以降、ミルトンと謎の男の尋常でない素性や関係から、本作がアクションだけの作品ではないことがわかってきます。まあ、これはオープニングからでも予告篇からでも何となくわかるんですけどね。しかしまあ、役者揃いだと思います。前述の3人以外にも、トム・アトキンスやデビッド・モースなんかも出てきますからね。デビッド・モースはとにかくガタイが凄い。何頭身なんだよこの人。

 クライマックス。満月の生贄イベントに間に合ったミルトンは、会場を車で爆走し信者を粉々にしていきます。果たしてミルトンは、孫の赤ん坊を教祖の手から奪還することができるのでしょうか・・・。

 結構な役者らが意気揚々と演じているようで潔いです。バカ映画であることを分かりきってるのだろうな。密接な関係にあるミルトンと謎の男の設定が両極端すぎるところが、特にバカ映画としての見せ場であるといえましょう。たまにこういうのを観ると幸せになれます。


 何も残りませんが。


(C) 2010 M4 FILMS,INC.All Rights Reserved.
【出典】『ドライブ・アングリー』/Happinet

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2013年1月6日日曜日

新年明けました。という訳で・・・


 あけましておめでとうございます。新年ですね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

 正月はご多分に漏れず大食いをしてしまいましたが、その分、色々と歩き回ったので、ちょっとは消費できたかな、なんて思っています。どこを歩き回ったかは秘密にしておきます。しょうもないコースなんで(笑)。

 さて、本年一発めの更新は、コラージュで決めたいと思います。久々に巨大ナースをやってみました。めでたい正月に相応しい巨大ナース。富士山と鷹との夢のコラボ。



 しかし、正月、正月いってるけど、もう1月6日なんだよな。今更感が漂ってるなあ(笑;)。まあ、いいか。

 そんなこんなで、本年も宜しくお願い致します。

 
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2012年12月30日日曜日

2012年も終わりですね。という訳で・・・


 今年最後の更新は何にしようか、と考えておりましたが、映画記事は前回のスピーシーズXXXXXXで出尽くした感がありましたので(笑)、ここはひとつ・・・・・・Atomik Harmonikで決めておこうと思います。ネタが無い訳ではありませんよ。最後の最後はハッピーな気分で終わらせたいじゃないですか。←このブログの風物詩みたいなもんです。

 今回紹介するのは、今年の後半辺りに発表されたみたいで、割と新曲のようです。この音楽ユニット、後年はだいぶ落ち着いた感が漂ってますけど、相変わらずのお色気と牧歌的コンセプトには癒され放題。民族音楽ポルカをベースにしたスロベニアの楽しい音楽ユニットです。

『ATOMIK HARMONIK - Jasmina (Official video)』
 内容は、都会っ子が農村に嫁入りってやつでしょうか?出迎えた牛さんも真っ青な豊満さですね。赤いの着けてると襲われちゃうぞ。気をつけろよ。それとちゃんと働けよ。


 さて、今年もあと僅かとなりました。このブログを立ち上げてから5回目の年越しを迎えることになります。これまで色んな方にお立ち寄り頂き、これが励みとなって続けることができました。とにかく感謝の気持ちでいっぱいであります。ありがとうございます。来年も、相変わらずのペースと内容(笑)で続けていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。
 
 来年も皆様にとって良い年でありますように。
 
 
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2012年12月24日月曜日

映画『スピーシーズXXXXXX 寄生獣の吐息』 ・・・クラブの女店長が変な寿司を食べて大変なことになります

●原題:Parasitic
●ジャンル:ホラー/SF
●上映時間:79min
●製作年:2012年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ティム・マーティン
◆出演:ビアンカ・ホーランド、アマンダ・ベック、ミゲル・デ・ラ・ロサ、マーカス・ジョーダン、ジョン・ジスコート・ジュニア、アイル・ギャラガー、ジェームズ・ディーン・ルース、その他大勢

 12月の一大イベント(笑)クリスマスですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?今回は、久々のエロでグロな作品です。こういう記事の方がサクサク進んでしまいます。アホなブログです。

【ストーリー】
 アメリカ。どこぞの海域に人工衛星をぶっ飛ばし謎の隕石が落下する。その数日後、あるクラブの女店長ヴァルが海域で獲れた魚をクチにすると、突然の腹痛に襲われ出す。トイレに駆け込み苦しむヴァルは、やがて体から謎の触手を伸ばし、様子を見に来た女スタッフに襲い掛かるのであった・・・。



【感想と雑談】
 出ました。あのスピーシーズX・シリーズが帰って参りました。誰だ?前回の5Xで終わったとかいったやつは・・・このブログ、そして私でした。仕方ないです、シリーズが続く以上、当ブログもレポートを続けるしかありません。無駄な使命感でいきます。

 今回、XXXXXXというXが6個も並ぶ羽目になっていますが、読み方は普通に”シックス”となっています。エックスがシックスでセックスな展開も期待できるという、トリプルな語呂と掛け合いがなかなかイケてると思います。トリプルXのダブルインパクトともいえましょう。

 勿論、これは配給会社の策略であって、作り手にとってはシリーズ化やXの数なんか全く関係ないことです。SFでエロスで憑依ものであれば、何でもOK。即シリーズ作品に決定です。前後が繋がっていなくてもノープロブレモです。

 以前、ファイナルデスティネーション・シリーズが、5作目『ファイナル・デッドブリッジ』('11)にして奇跡的な面白さを記録したので、このスピーシーズXシリーズ最新作もひょっとしてイケけるかも?!という期待が膨らみました。が、パッケージ解説には「監督は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」「アポカリプト」「スーパーマン リターンズ」などを手がけるハリウッドを代表するVFXアーティスト=ティム・マーティン」とあり、どこか苦し紛れの危険臭も漂ってはいます。

 

 開始早々、宇宙の彼方から、隕石が勢いよく飛んできて、人工衛星を破壊し、地球に落ちていきます。そして、ギューンと夜空を突っ切る隕石をバックに仰々しいタイトル。CGを使ったシーンで、気合の入れ具合がなかなかいい感じです。

 が、話が始まった途端、緑色に汚染された魚を捌くという、とても生臭いシーンがいちいちアップで描かれます。床にベチャッと落としたのを、そのまま拾ってまな板に置いて、包丁でダンッダンッとぶつ切りにしていくの。で、出来たのがカリフォルニア巻。とっても美味しそうでオェー。いらないだろこんなシーン。

 今日もクラブが無事終了し、一息入れる女店長のヴァルは、デリバリした例のカリフォルニア巻を食います。見た目からして明らかにヤバかったのか、暫くして腹を押さえトイレに向かうヴァル。そんなイベントを引き金にクラブは阿鼻叫喚の密室と化し、スタッフらは右往左往する羽目になるのです。

 ヴァルは、いきなり緑色のリバースをします。なんだこれは、『深海からの物体X』('94)かよ。あのイタリア珍作品も、有名大作のスタッフが参加したとか宣伝されていて、バカ女が得体の知れない魚を調理して食ったら、カメラに向かってオエーってすんの。一緒だな。でも志は本作6Xの方がずっと低空飛行です。



 やがて、ボール玉オッパイをさらけ出したヴァルは、胸から1本の触手を伸ばし、先端の針を他の女スタッフの腹に打ち込みゾンビ化させます。一切、隕石落下との因果関係は説明されないのですが、宇宙から飛来した生命体が魚を介して人類に憑依した、と解釈するしかないです。

 今回ビッチ臭は漂っているものの、女店長ヴァルを筆頭に4人の女性陣はなかなかの美形揃いだと思います(パッケージ美女には相変わらず及ばないけど)。が、スピーシーズといえばのエロス要素は、ヴァルの上半身が拝めるのと、変なお面を着けた女が合体に励むくらいで、ほぼ皆無と言っても良いでしょう。また、4Xや5Xにあった「憑依後の方が美人、もしくは可愛く見える」という裏ワザも無くなっています。本作での憑依後は、単なるブサイク女と化していて非常に残念です。

 クラブのスタッフには男も何人かいるのですが、マッチョでゲイ風味の用心棒×2、飲んだくれメタボ、オタク眼鏡、といった連中がまったく機能していないのが逆に潔いです。ギターでゾンビをぶん殴る女スタッフの方が頼もしいです。仲間がゾンビ化していく中、残り少なくなったスタッフ連中は、事態をどう打開していくのか・・・。どーでもいいです。

 

 密室にしたクラブがだだっ広すぎて位置関係が意味不明だし、集うキャラに誰一人と感情移入ができず主人公が不在、という今ひとつ困った作品であります。照明が弱い中ビデオ撮りしたせいか、終始画面は暗くノイズが入りっぱなしだし。救いなのが上映時間が79分(笑)。何の抑揚もない脚本で撮り溜めして、後で編集したらこんなになっちゃったですね。よくわかります。

 パッケージ裏面の雰囲気から、初期のような明るく美しいエロスが期待できたのですが、蓋を開けたら一応きれいなお姉さんは出てきたものの、緑色のオエーをした後、目をひん剥いてトイレの周りを徘徊していただけな気がします。

 この記事を読んでくれて、もしも観たくなった方がいらっしゃったら、1作目のXと2作目のXXをセットで借りることをお薦めします。クチ直しに最適すぎます。

 最後にIMDbの評価(2012/12/24時点)をグラフにしてみました。


 あ、前作の5Xで息を吹き返してたのですね!ファイナルデスティネーション・シリーズとまさに同じだったんだ。で、本作でまたガタ落ちか(笑)。XXXが低いのは解せぬ。

 よろしければ他のシリーズ作品もどうぞ。

第1弾 ⇒ 『スピーシーズX  美しき寄生獣』
第2弾 ⇒ 『スピーシーズXX  寄生獣の誘惑』
第3弾 ⇒ 『スピーシーズXXX  寄生獣の甘い罠』
第4弾 ⇒ 『スピーシーズXXXX  寄生獣の囁き』
第5弾 ⇒ 『スピーシーズXXXXX  美しき寄生獣軍団』


【出典】『スピーシーズXXXXXX 寄生獣の吐息』/AMGエンタテインメント

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2012年12月16日日曜日

映画『もしも昨日が選べたら』 ・・・美人すぎるケイト・ベッキンセイルと夢の万能リモコンです

●原題:Click
●ジャンル:コメディ/ドラマ/ファンタジー
●上映時間:107min
●製作年:2006年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:フランク・コラチ
◆出演:アダム・サンドラー、ケイト・ベッキンセイル、クリストファー・ウォーケン、デビッド・ハッセルホフ、ヘンリー・ウィンクラー、ジュリー・カブナー、ジョセフ・キャスタノン、テイタム・マッキャン、ニック・スワードソン、ロブ・シュナイダー、その他大勢

 12月に突入していました。どうりで寒いし雪も降る訳です。風邪やインフエンザの季節にも突入ですね。安全と健康には十分注意していきたいと思います。皆さんもご注意下さいね。
 今回は、ちょっといい感じのコメディ作品です。
 
【ストーリー】
 アメリカ。デザイナーのマイケルは家庭そっちのけの仕事人生を送っていた。そんなある日のこと、買い物先のホームセンターでマイケルは、ミステリアスな店員に出会い、彼からある万能リモコンを譲り受ける。家中の電化製品を操作できる万能さに気を良くするマイケルだが、実はそのリモコンにはある特殊な機能が隠されていた・・・。



【感想と雑談】
 前回に引き続き、今回もアダム・サンドラーです。基本コメディのファンタジー作品ですね。家族のことを思いながらも、やっぱり仕事が大前提のダメ男が、ある万能リモコンを手にしたことで、大変な人生を送ることになります。
 
 この万能リモコン、家中に散らばる沢山のリモコンから開放されるのは勿論のこと、主人公のマイケル以外の周囲の全てをプレイヤーで再生するかのごとく操作できてしまいます。音消し、一時停止、早戻し、早送り、色調整、等など。ウハウハなマイケルは調子こいて、あることに利用し始めますが、それがやがて悲劇を呼び起こすことになります。
 
 マイケルを演じるのは勿論アダム・サンドラー。安心と信頼のコメディ役者ぶりを発揮しています。妻のドナを演じるのはケイト・ベッキンセイル(以降ベッキン)。このベッキン、美人すぎて優勝にしたいくらいです。アジア系の血が混じってるそうで、エキゾチックなところもグッドです。こんな美人の良き妻を泣かすことになるマイケル。死刑。
 

 
 ホームセンターのミステリアスな店員を演じるのはクリストファー・ウォーケン。マッドサイエンティストにも見える役柄は、彼ならではの怪しさ爆発です。神出鬼没なところもあってマイケルを後々悩ませることになります。
 
 万能リモコンの機能に気付いたマイケルは、初めのうちは過去を再生して思い出に浸ったり楽しんだりしますが、やがて早送りの機能に目覚め、自分の都合のいいように人生を操作し始めます。

 家族のことを省みず万能リモコンを使っては仕事を進めますが、途中ゲスな社長の采配によって昇進が見送りとなってしまいます。ゲス社長を演じるのは、デビッド・ハッセルホフ。昔のドラマ『ナイトライダー』で喋る車を運転してた人。なんなんでしょうね、このクドさとムカつく存在感は(笑)。本人もわかってやってるんだろうな。
 

 
 笑ったのが、ゲス社長にマイケルが仕返しをするところ。食事中に一時停止すると、連続ビンタをかまし(首がカクカク動く)、顔に向かって豪快に屁をかまします。そして一時停止を解除。ゲス社長「もぐもぐ・・・ん?・・・もぐ・・・クソの味がする!!」。
 ざまあ、ハッセルホフ。

 中盤をすぎると、マイケルは面倒くさいことや都合の悪いことを全て早送りし始めます。操作する本人からすると一瞬で未来になりますが、気になるのは、早送りの間、マイケルはどう行動しているのか?それは自動操縦と呼ばれ、適当に反応するだけのボット状態になっているのでした。
 
 自我を持つマイケルとボット状態マイケルの差によって、家族らは振り回され、関係にも歪が生じ始めます。さすがに不本意すぎる事態をマイケルは反省し、修復しようと躍起になりますが、万能リモコンは過去の操作を学習し、勝手に早送りをし続けます。



 気が付いたら、初老になっているマイケル。そして、傍らにはドナ。歳を取っても、やっぱり美人すぎて優勝にしたいベッキンがそこにいました。特殊メイクはアダム・サンドラーには容赦なしですが、ベッキンには寛大です。因みに特殊メイクを担当したのはリック・ベイカー。大ベテランの方で、そのお手並みは見事というしかありません。
 
 事態を収拾することもできないまま老い続けるマイケル。その後に待ち受けるのは・・・。
 
 マイケルに感情移入すればするほど、あのオチは開放感と幸せ感でいっぱいになると思います。家族をテーマにしたコメディですからね、当然といえば当然です。オチの持っていき方に目くじらを立ててはいけません。登場するキャラ全てがよく立っているし、テンポも良いので、とても楽しめました。ベタですが、仕事一途についても考えさせられました。


ざまあ、ハッセルホフ。(あ、またいっちゃった)


(C) 2006 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED
【出典】『もしも昨日が選べたら』/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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