2011年10月10日月曜日

懲りずにアホ画像作成 その4

 
 なかなか記事が捗らないので、今回も毎度の弄くり画像で更新しておくことにしました。
 ボケた頭でも何枚かの写真とGIMPがあればこっちのもの。んで、ユルいコラージュ画像が完成。ああ、楽チン・・・でもないか。結構、細かいとこは神経使いますが、まあ楽しい楽しい。もう記事書けなくなるかも(笑;)。

 それから、これまでGIMPのみで作成していたヘッダ画像ですが、今回、Inkscapeというフリーのベクタ形式描画ソフトも加えて更新してみました。ほんの一部ですがキレイに表現できていい感じ。



 ゲームの『大美人』を実写化すると、こんな感じになるのでしょうね。たぶん(笑)。

にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
ブログパーツ

2011年9月4日日曜日

懲りずにアホ画像作成 その3

 
 台風を吹き飛ばしたいのと(去ったと思ったらまた発生してるし)、早いとこ天気が安定することを願って、恒例の弄りアホ画像を作成してみました。 周期が短くなってるようですが、気にしないように。
 映画はどうした、映画は。



 ピンチなバチカン。バチカン危機一髪。

にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
ブログパーツ

2011年8月27日土曜日

スピーシーズXシリーズが全作ランク入り・・・

 
 ゲリラ豪雨がなかなか止まない昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?秋に近づいてはいますが、天気も早く安定して欲しいですよね。
 
 さて、右横に貼っ付けてる「記事アクセスランキング」。スピーシーズXシリーズの全5作品がランク入りしているじゃないですか。まあ、ブログ内の相対的ランキングなだけで、凄くもなんともないのですが、妙な達成感はあったりします(笑)。訪問頂いている皆様には感謝であります♪
 
 そんな訳で、シリーズ一番人気『スピーシーズXXX/寄生獣の甘い誘惑』('06)のモチーフにもなっているキャンディストライパーの映像です。前にも記事を挙げておりますが、今回は証拠映像として、そしてささやかな祝砲として(どこが)、紹介しておきたいと思います。

『My Halloween Costume: Candy Striper』
 一般の女の子がハロウィン仮装に向けキャンディストライパーに扮します。
 "candy striper"の正しい発音も聞けて勉強になりますね。


『Candy stripers make a comeback』
 キャンディストライパーとは、実はエロでもなんでもない、正真正銘の病院ボランティア活動のことなのです。1944年に米ニュージャージー州の病院から誕生し、10代の女の子らが赤と白のストライプ柄(これが語源)の制服(エプロン?)を着て、様々なお手伝いをされているとのこと。年々、その内容や位置づけは変化しているそうです。タイトルからすると最近廃れているのかな・・・。とにかく、こういう病院だと通うのが楽しくなりそうですね(笑)。



日本でもやってほしい。


にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
ブログパーツ

2011年8月12日金曜日

懲りずにアホ画像作成 その2

  
 暦の上では秋突入なんですが、まだまだ暑いですね。暑すぎますね。
 という訳で、暑気払い(?)にいつものアホな弄くり画像です。なるべく視覚に訴えるブログにして、頭の悪さをカバーしていきたいと思います。・・・って、そもそもアホ画像なのでカバーもあったもんじゃないです(笑;)。
 それにしても、フォトレタッチソフトのGIMP、面白いなあ。



この画像・・・『スカイライン』の続編はきっとこんな感じになるんじゃないでしょうか。凄く楽しみですね♪(違

にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
ブログパーツ

2011年7月31日日曜日

映画『スピーシーズXXXXX 美しき寄生獣軍団』 ・・・アル中男が謎のアタッシュケースと格闘します

●原題:Contagion
●ジャンル:SF/ホラー
●上映時間:90min
●製作年:2010年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ジョン・リチャゴ
◆出演:ヴィニー・ビランシオ、ヴィクトリア・デ・マレ、ロニー・ルイス、ケリー・ケイ、ジア・パロマ、その他小勢

 7月ももう終わりですね。まだまだ暑い日は続くのでしょうが、皆さん体調には十分お気をつけ下さいね。
 今回は懲りずにいつものシリーズ作品です。割とこのシリーズは当ブログの中では人気がありますので、ぜひ全作品のコンプリートを目指したいと思っておりました。実際ここまでくると、需要も皆無な気がしますがね(笑)。

【ストーリー】
 アメリカ。どっかの町のアパート。そこでは様々な人間模様が渦巻いていた。住人のアル中芸術家トロイは、友人の女が持ち帰ったアタッシュケースを思わず開けてしまう。中にはモニタ画面やボンベ、そしてボタンが並ぶ装置が収まっていた。試しにボタンを押すと、突然アタッシュケースが作動し始め、飛び出した何かにサムは手を噛まれてしまう。サムは慌ててアタッシュケースを閉じるが時すでに遅し。やがて出現する怪物によって住人らは一気にパニック状態。アパートという閉鎖空間の中で怪物との死闘が始まる・・・。たぶん。


(7人います。6人しかいないようですが、下の方にも誰かいるので間違いないです)

【感想と雑談】
 もうホントにいいんじゃないか。そんなことしか浮かばないシリーズ第5弾XXXXXです。フィフスだって。Xの多さに目がとってもチカチカするので、これからのシリーズ作品は次のように表記しようと思います。X、XX、XXX、4X、5X。あー、スッキリした。

 前作の4Xがある意味衝撃的だったので、今回はもっと上をいく出来なんじゃないかと身構えていたのですが、割とそうでもない雰囲気(どんな)で始まるのでやや安心することができました。しかし、観ていくうちに、さすがデッチ上げ作品5Xだぜ、と唸らずにはいられなくなるのでした。

 舞台はオンボロなアパート。アル中で芸術家の主人公トロイが泣かず飛ばずの生活を送っていて、大家から追い出されそうになります。その一方、隣の一室では友人らがチープなポルノビデオを撮影中。とにかく落ちぶれ人物らが沢山集うアパートです。そんなところに、トロイの女友達が、どこぞの取引現場でくすねたアタッシュケースを持ち帰ってきます。開けてみれば中には謎の装置が。



 このアタッシュケース、誰が何の目的で作ったものなのか一切説明がないのですが、かなり丁寧に作られたプロップ(小道具)で、小さな液晶モニタにはそれらしい情報がちゃんと表示されたりします。おそらく製作費の大半はこれに使われたんじゃないでしょうか(笑)。トロイはこれをうっかり作動させてしまい、やがてオンボロアパートが惨劇に見舞われることになります。

 アパートのほぼ一室を使っての密室劇で、男女合わせて7人の人物が協力したり敵対しながらの人間ドラマを形成します。アタッシュケースに封じ込まれていた太古からの謎の怪物が、屋根裏に住み着いてしまい、そこからヘドロと触手を伸ばして襲ってきます。襲われた人間は怪物に取り込まれ同化します。今回もエイリアン要素はないのですが、描写としては4Xより原点にやや戻ったかなという感じです。ハデさはないですが、怪物の造型やCGも一応出てきます。

 女性が何人か出てくるので、スピーシーズ的なエロス描写は沢山出てきます。ですが、DVDパッケージに並ぶ金髪の美女軍団は一切出てきません。前作の4Xでは金髪美女が1人佇むデザインでしたが、本作では5人も並んでますから、グシシと油断してフタを開けてみると、実際の女優陣のグレードが・・・。ダメージはデカイです。ただ、同化した女が変身前よりも変身後の方が美人に見えるという、前作同様にちょっと嬉しい特典はありました。


(なかなかカッコよく出来たプロップです。まさか既存作品からの流用とかないよな)

 後半に入ると、アル中トロイの出番となります。アタッシュケースの装置にEMP(電磁パルス)機能があり、これを使って怪物を退治しようとします。まずはEMP機能のロックをピッキングで解除しようとするトロイ。彼の手元と顔面アップをダラダラ交互に映すこと数分間。やっと解除ができ満足気なトロイ。あとはボタンを押すだけ。準備は万端やったぜ。でも押しません。なんで?

 その後も友人らは襲われ命を落としていきます。それを見ていたトロイは「このEMP装置は人体には無害だ。最後の手段に使ってくれ」と言い残し、1人で怪物に向かっていきます。最後の手段って、もうこれしか手段はないのに、未だボタンを押さないのはなんで?残った友人らは脱出するんだぜと叫ぶと廊下を突進。ヘドロと触手に捕まりあわや絶命か・・・と思われたところで友人らはEMP装置をスイッチオン。電磁波がアパートを駆け巡るのでした。EMP装置はずーっと手元にあったんだけどな。

 怪物にトドメを刺す為(EMPはいったい)、トロイはアパートと運命を共にします。ありがとうトロイ。でも、その後もまだまだ続くんだよ、という凶悪なオチが待っているのでした。


(割とスピーシーズっぽい変身ぶりです。4Xのときとは大違いです)

 割と個性的な登場人物が多しで、特に高飛車なラテン系女の顛末にはワクワクものだったと思います。残念なのは女優陣のグレードで、これが素の状態でも高ければ息苦しい密室劇も色々楽しみが増えたでしょうし、ここがスピーシーズとしてどれだけ扱えるかのポイントになるのだと思います(笑)。

 さて、これでやっとスピーシーズXシリーズも完結でしょうかね。長かったですね。全5作品を振り返ってみると、やはりX、XX、XXXが面白かったように思います。女優陣のグレードやスケール感とかも上をいってましたし。まあ、あくまでもシリーズ中での相対的な評価ですけどね。4Xと5Xは申し訳ないですが、悪い夢でも見たんだということで、なかったことにしても宜しいんじゃないでしょうか(笑)。

 余力あれば他のシリーズ作品もどうぞ。

 第1弾 ⇒ 『スピーシーズX  美しき寄生獣』
 第2弾 ⇒ 『スピーシーズXX  寄生獣の誘惑』
 第3弾 ⇒ 『スピーシーズXXX  寄生獣の甘い罠』
 第4弾 ⇒ 『スピーシーズXXXX  寄生獣の囁き』
 第6弾 ⇒ 『スピーシーズXXXXXX  寄生獣の吐息』


(C)2010 All rights reserved Lechago Entertainment
【出典】『スピーシーズXXXXX 美しき寄生獣軍団』/アット エンタテインメント

にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
ブログパーツ

2011年7月18日月曜日

映画『ビヨンド・ザ・ダークネス/嗜肉の愛』 ・・・剥製好きの男と変なカレーを食べる女中の日常生活

●原題:Buio Omega
●ジャンル:ホラー
●上映時間:94min
●製作年:1979年
●製作国:イタリア
●言語:イタリア語
●カラー:カラー
◆監督:ジョー・ダマト
◆出演:キーラン・カンター、シンツィア・モンレール、フランカ・
ストッピ、サム・モデスティ、アンナ・カルディーニ、ルチア・
デリア、その他大勢




 実に久々の更新となりました。なんとか月一更新は保ちたいものです。そうそう、女子サッカーのなでしこジャパン、世界一になったのですね。おめでとうございます。スポーツはあまり見ませんが、日本が頂点に立ったことは素直に嬉しいものです。
 さて今回は、知る人ぞ知る(?)イタリアのホラー作品です。新作が目白押しの夏ですが、こういうのもいいんじゃないですかね。当ブログは外しまくりでいきますので、宜しくお願いします(笑)。

【ストーリー】
 イタリアのどこか。溺愛の妻を病気で亡くしたフランクは、ショックのあまり妻の遺体を剥製にしてしまう。屋敷の不細工な女中は、そんなフランクをかばい、そして愛し続ける。やがて、フランクは暴走を始め、偶然知り合った女性達を襲い出してしまう。一方、ある探偵はフランクの行動に目を付け捜査を開始する・・。


Flixster - Share Movies

【感想と雑談】
 常夏の猛暑の時期に、こんな鬱陶しいホラー作品です。暑苦しいです。でも、江戸時代からの知恵にある”暑いときこそ熱いお茶を飲む”と同様、”暑いときこそ暑苦しいホラーを観る”。これです。まさに夏の風物詩ですね(違。
 
 ずーっと前から気になっていた作品ですが、先日やっと観ることができました。殆ど陽の目をみない作品ですが、歴代のホラーとしてもの凄い紹介をされてたりしますね。イタリアらしい異様な雰囲気を持った、なかなか味わい深いホラー作品でありました。
 
 冒頭、不細工な女中が、呪い人形を使ってフランクの妻を病死させます。この時の女中の不敵な笑みで早くもお腹いっぱいです。妻を溺愛しすぎていたフランクは、剥製作りの趣味を活かして、妻の遺体を剥製にします。腹を割いて内臓抜きをする際、取り出した心臓を愛しくかぶりつくフランク。血がブシューと噴出します。そして、剥製妻をベッドに寝かせ安心するフランク。オカルト現象やカニバリズムも入ったお徳感溢れるホラーですね。
 
 かなり危ないフランクですが、コイツ以上に危ないのが不細工な女中。フランクを支配したいがため、常軌を逸した行動に走ります。フランクがヒッチハイカーのメタボ女を思わず殺してしまえば、その遺体をヘラヘラ笑いながら解体し、硫酸をぶっかけ処理します。ジャジャーンと浴槽の硫酸に浮かぶ遺体のパーツ。これを見てオェーつくフランクでした。


Flixster - Share Movies

 液体化した遺体を庭に埋めた女中は、使ったバケツを台所で洗い終わると、その脇のナベに入った得体の知れない料理をフランクと一緒に食べます。カレーと呼ばれていますが、見た目は水気のないボットンカレー。90度傾けても落ちないカレー。そんな感じ。遺体処理が終わったばかりなのにこの食欲はいったい。しかもこの女中、ボットンカレーを貪り食いますが、この時の食い方が下品すぎて大問題。クチを閉じずにグチャグチャ食う様をドアップで映し、時々噛み砕いた具が飛び出したりします。嫌がらせか。これを見てまたもやオェーつくフランクでした。
 
 倒錯の世界に入り浸りのフランクと年増女中ですが、その後もジョギング女が乱入したり、探偵が詮索してきたりとイベント対応に忙しくなります。クライマックスでは、亡き妻そっくりの女が尋ねてきたことで、フランクは混乱し暴走し始めます。フランクと不細工な女中にはどんな運命が待っているのでしょうか。
 
 ド変態で異常な世界を描くだけでなく、犯罪ものとしてのサスペンス要素や風光明媚なところもあるという作品。まとまりが悪いともいえますが、下品さと優雅さが混在している辺り、ある意味インパクトがあって宜しいんじゃないでしょうか。音楽は信頼のゴブリンだし(笑)。ジョー・ダマト監督は他でもえげつないホラー作品を撮られているそうです。さすがイタリア。


Flixster - Share Movies

 突然話が変わりますが、なんとあの名作『吐きだめの悪魔』('85)が遂にDVD発売されるんですね!豪華な特典付きで!その他にも気になる作品が勢揃い!!素晴らしいですね。

 
Flixster - Share Movies

 という訳で、本作のポスター(左)と、『吐きだめの悪魔』のある場面(右)を並べてみたのですが・・・・・・なんだか似てません?


にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
ブログパーツ

2011年6月1日水曜日

映画『ポストマン』 ・・・ケビン・コスナーのオレ様カッコいい郵便配達人

●原題:The Postman
●ジャンル:SF/アクション/アドベンチャー/ドラマ
●上映時間:177min
●製作年:1997年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ケビン・コスナー
◆出演:ケビン・コスナー、ウィル・パットン、ローレンツ・テイト、
オリビア・ウィリアムズ、ダニエル・フォン・バーゲン、ジェームズ
・ルッソ、トム・ペティ、ショーン・ハトシー、その他大勢
Flixster - Share Movies

 台風は無事去ったようですが、これから梅雨なんですよね。いやな季節です。早くお寒いクリスマスにならないかな。 

【ストーリー】
 2013年。戦争によって荒廃したアメリカ。復興し始めた各地を旅する一人の男がいた。ある日のこと、ベスレヘム将軍率いる武装軍団ホルニストに捕らえられ強制的に兵士にさせられた男は、ベスレヘム将軍の独裁的行為に我慢ならなくなり隙を突いて逃走する。そして途中、ポストマン(郵便配達)の装備と郵便物を入手する。男はポストマンに扮し、ある集落に手紙を届けることで歓迎を受けるが、その際に豪語したアメリカ再生のホラ話を住民らは信じきってしまう。やがて、各地を結ぶ手紙に希望を託したい住民らは男を英雄扱いし、郵便事業を発展させようと大勢の住民がポストマンになると名乗り出る。男は複雑な心境になるも、皆の期待に応えるべく力となり、周りは希望と平和で溢れていくかに見えた。しかし、かの軍団ホルニストがそれを簡単に許すはずがなかった・・・。

Flixster - Share Movies

【感想と雑談】
 本作は公開当時から何かと話題で持ちきりだったのを覚えています。コスナーが何かやらかしてるらしいと。その頃にはコスナーに興味はなくなっていたので、結局一度も観ずに現在に至る訳ですが、先日、読者りーりん様からリクエストを頂いたことで、なんだか興味が沸いてきました。今さら初めて観る自分にとって、本作がどう映るのか。公開当時とりーりん様の評価ダブルパンチで、だいたい想像付いてますが(笑)。
 
 一応SFなんですね。時代は2013年。今からたったの2年後というホットな近未来。それまでに大規模戦争が起きてますので、ほぼ文明基盤が滅びた原始的な未来像になっています。コスナーは原作の魅力をブチ壊すような作りにしているらしいのですが、原作を知らないのでその辺のギャップはよくわかりません。でも、コスナーといえばのオレ様カッコいいだろ?という志はビシビシ伝わってきました。さすがです。
 
 コスナー演じる男が、早々に軍団ホルニストのベスレヘム将軍に見つかり、軍団入りさせられます。この時、男はカッコいい立ち回りを見せることもなくヘタレ状態ですが、これから徐々に立ち上がっていくんだぜ、という魂胆が垣間見えるような見えないような。とにかく軍団ホルニストの本拠地で男の特訓が始まります。本拠地では他からも徴兵されてきた大勢の男らがいますが、その中にどう見てもキーとなる二人の人物が男に接近してきます。そうかコイツらが相棒となって共に反撃していくのか・・・と思っていたら、二人はあっけなく昇天し、結局は男だけ軍団から逃走。前半も前半で軽く期待を裏切られます。易々とオレ様に相棒を付けるんじゃねえってことですね。

 ポストマンに扮した男は、郵便事業を復活させたことで集落の人気者となり、途中で知り合った未亡人ともよろしくやっていきます。その一方で、軍団ホルニストの悪事が並行して描かれるのですが、何かとベスレヘム将軍が現場まで出向いてきます。本拠地でふんぞり返ってればいいのに。このベスレヘム将軍、一見優しそうな面構えなのですが、戦争前はコピー機のセールスマンをやっていたらしく、今がまさにオレ様の天職!とか抜かし、極悪非道に走ります。眠っていた才能が戦争によって悪い方向に開花したのでしょうか。時間があれば自画像を描いたりしてインテリっぽいです。いつも2~30人の兵隊と一緒に行動してますが、規模のデカさがイマイチよくわかりません。

Flixster - Share Movies

 軍団ホルニストにムカついたポストマンは、集落の元軍人の老人から戦略の知恵を借りることにします。これはカタルシス間違いなしの展開になると期待できたのですが、ホルニストの斥候部隊数人を仕留め、その後に死体を隠すだけで終わりにします。全滅させるんじゃないのかよ。ホルニストはこれくらいにしておこうというヘタレなポストマンですが、これが我慢できない集落の仲間が死体をベスレヘム将軍の目の前に投げ捨ててしまいます。それを知ったポストマンは「何すんだ!!」と怒り心頭ですが、こうしないと話は進みません。

 色々考えた挙句、ポストマンは一人で軍団ホルニストに立ち向かい、ベスレヘム将軍との一騎打ちに挑みます。仕方なく受け入れるベスレヘム将軍ですが、ちっとも面白くありません。決起した集落の住民らが一大決戦で悪の軍団を滅ぼすというのが、もっとも望ましい展開だと思うのですが、これがクチ喧嘩の後にスローモーな殴り合いだけとか。しかもせっかくノックダウンさせたベスレヘム将軍にトドメを刺すこともなく、画的にはつまらないクライマックスを迎えてしまいます。みんな仲良く平和にいこうぜ、というポストマンの演説に、下がりかけた溜飲も全てリバースです。
 
 全体の顛末としては、コスプレヘタレ男の嘘八百が集落の住人を奮い立たせ、それが各地に伝染し、軍団ホルニストとの対決から、最終的に男=ポストマン=英雄伝説が生まれることになります。コスナーにとっては、この英雄伝説辺りが最も外せないオレ様ポイントであり、最後の最後に映し出されるオブジェには全力を注いだに違いないと思うのです。2043年にお披露目されるこの恥ずかしいオブジェに。
 
 中盤、こんなシーンがありました。一人の少年が手紙を出そうと家から飛び出すのですが、その目前で馬に乗ったポストマンが勢いよく通過していきます。ションボリな少年が引き返そうとすると、急停止しクルリと振り向くポストマン。そして少年を凝視し溜めること40秒間。仰々しいBGMと共にボルテージがMAXに達した辺りで遂にダッシュ。もの凄い勢いで走りながら少年の手紙を鷲掴みにし、どっかに去っていくポストマン。これが前述のオブジェへの布石になってる訳ですが、そんなことよりも流鏑馬じゃないんだから、手紙はちゃんと立ち止まって受け取るべきですね。一体どんな郵便サービスよ。


(問題の流鏑馬。少年役はコスナーの実の息子だとか。上のポスターでイエローカード出してるちっこいヤツ)
 
 あまり抑揚もない割に上映時間が3時間もあるので、先の流鏑馬シーンとか色々バッサリ切り落として90分くらいにまとめたら、評価は上がったかもしれませんね。いや、やっぱりダメか。演出や役者陣、それに音楽なんかは悪くないと思うのですが、ヒーロー気取りのオレ様カッコいいコスナーは残念であります。
 同じくコスナー主演の退廃SF大作『ウォーターワールド』('95)の方が、爆笑できた分お徳なんだと思います。

 最後に色々と受賞された功績を称えて終わりにしたいと思います。
 
 <1997年度ゴールデンラズベリー賞>
 ・最低作品賞
 ・最低監督賞(ケビン・コスナー)
 ・最低主演男優賞(ケビン・コスナー)
 ・最低脚本賞(エリック・ロス、ブライアン・ヘルゲランド)
 ・最低音楽(歌)賞(ポストマンの挿入歌全部)

 やるじゃん。


(C)1997 Warner Bros. All Rights Reserved.
【出典】『ポストマン』/ワーナー・ホーム・ビデオ

にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
ブログパーツ