
●原題:Parasitic
●ジャンル:ホラー/SF
●上映時間:79min
●製作年:2012年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ティム・マーティン
◆出演:ビアンカ・ホーランド、アマンダ・ベック、ミゲル・デ・ラ・ロサ、マーカス・ジョーダン、ジョン・ジスコート・ジュニア、アイル・ギャラガー、ジェームズ・ディーン・ルース、その他大勢
12月の一大イベント(笑)クリスマスですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?今回は、久々のエロでグロな作品です。こういう記事の方がサクサク進んでしまいます。アホなブログです。
【ストーリー】
アメリカ。どこぞの海域に人工衛星をぶっ飛ばし謎の隕石が落下する。その数日後、あるクラブの女店長ヴァルが海域で獲れた魚をクチにすると、突然の腹痛に襲われ出す。トイレに駆け込み苦しむヴァルは、やがて体から謎の触手を伸ばし、様子を見に来た女スタッフに襲い掛かるのであった・・・。
【感想と雑談】
出ました。あの
スピーシーズX・シリーズが帰って参りました。誰だ?前回の5Xで終わったとかいったやつは・・・このブログ、そして私でした。仕方ないです、シリーズが続く以上、当ブログもレポートを続けるしかありません。無駄な使命感でいきます。
今回、XXXXXXというXが6個も並ぶ羽目になっていますが、読み方は普通に”シックス”となっています。エックスがシックスでセックスな展開も期待できるという、トリプルな語呂と掛け合いがなかなかイケてると思います。トリプルXのダブルインパクトともいえましょう。
勿論、これは配給会社の策略であって、作り手にとってはシリーズ化やXの数なんか全く関係ないことです。SFでエロスで憑依ものであれば、何でもOK。即シリーズ作品に決定です。前後が繋がっていなくてもノープロブレモです。
以前、ファイナルデスティネーション・シリーズが、5作目『ファイナル・デッドブリッジ』('11)にして奇跡的な面白さを記録したので、このスピーシーズXシリーズ最新作もひょっとしてイケけるかも?!という期待が膨らみました。が、パッケージ解説には「監督は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」「アポカリプト」「スーパーマン リターンズ」などを手がけるハリウッドを代表するVFXアーティスト=ティム・マーティン」とあり、どこか苦し紛れの危険臭も漂ってはいます。
開始早々、宇宙の彼方から、隕石が勢いよく飛んできて、人工衛星を破壊し、地球に落ちていきます。そして、ギューンと夜空を突っ切る隕石をバックに仰々しいタイトル。CGを使ったシーンで、気合の入れ具合がなかなかいい感じです。
が、話が始まった途端、緑色に汚染された魚を捌くという、とても生臭いシーンがいちいちアップで描かれます。床にベチャッと落としたのを、そのまま拾ってまな板に置いて、包丁でダンッダンッとぶつ切りにしていくの。で、出来たのがカリフォルニア巻。とっても美味しそうでオェー。いらないだろこんなシーン。
今日もクラブが無事終了し、一息入れる女店長のヴァルは、デリバリした例のカリフォルニア巻を食います。見た目からして明らかにヤバかったのか、暫くして腹を押さえトイレに向かうヴァル。そんなイベントを引き金にクラブは阿鼻叫喚の密室と化し、スタッフらは右往左往する羽目になるのです。
ヴァルは、いきなり緑色のリバースをします。なんだこれは、『深海からの物体X』('94)かよ。あのイタリア珍作品も、有名大作のスタッフが参加したとか宣伝されていて、バカ女が得体の知れない魚を調理して食ったら、カメラに向かってオエーってすんの。一緒だな。でも志は本作6Xの方がずっと低空飛行です。
やがて、ボール玉オッパイをさらけ出したヴァルは、胸から1本の触手を伸ばし、先端の針を他の女スタッフの腹に打ち込みゾンビ化させます。一切、隕石落下との因果関係は説明されないのですが、宇宙から飛来した生命体が魚を介して人類に憑依した、と解釈するしかないです。
今回ビッチ臭は漂っているものの、女店長ヴァルを筆頭に4人の女性陣はなかなかの美形揃いだと思います(パッケージ美女には相変わらず及ばないけど)。が、スピーシーズといえばのエロス要素は、ヴァルの上半身が拝めるのと、変なお面を着けた女が合体に励むくらいで、ほぼ皆無と言っても良いでしょう。また、4Xや5Xにあった
「憑依後の方が美人、もしくは可愛く見える」という裏ワザも無くなっています。本作での憑依後は、単なるブサイク女と化していて非常に残念です。
クラブのスタッフには男も何人かいるのですが、マッチョでゲイ風味の用心棒×2、飲んだくれメタボ、オタク眼鏡、といった連中がまったく機能していないのが逆に潔いです。ギターでゾンビをぶん殴る女スタッフの方が頼もしいです。仲間がゾンビ化していく中、残り少なくなったスタッフ連中は、事態をどう打開していくのか・・・。どーでもいいです。
密室にしたクラブがだだっ広すぎて位置関係が意味不明だし、集うキャラに誰一人と感情移入ができず主人公が不在、という今ひとつ困った作品であります。照明が弱い中ビデオ撮りしたせいか、終始画面は暗くノイズが入りっぱなしだし。救いなのが上映時間が79分(笑)。何の抑揚もない脚本で撮り溜めして、後で編集したらこんなになっちゃったですね。よくわかります。
パッケージ裏面の雰囲気から、初期のような明るく美しいエロスが期待できたのですが、蓋を開けたら一応きれいなお姉さんは出てきたものの、緑色のオエーをした後、目をひん剥いてトイレの周りを徘徊していただけな気がします。
この記事を読んでくれて、もしも観たくなった方がいらっしゃったら、1作目のXと2作目のXXをセットで借りることをお薦めします。クチ直しに最適すぎます。
最後にIMDbの評価(2012/12/24時点)をグラフにしてみました。
あ、前作の5Xで息を吹き返してたのですね!ファイナルデスティネーション・シリーズとまさに同じだったんだ。で、本作でまたガタ落ちか(笑)。XXXが低いのは解せぬ。
よろしければ他のシリーズ作品もどうぞ。
第1弾 ⇒
『スピーシーズX 美しき寄生獣』
第2弾 ⇒
『スピーシーズXX 寄生獣の誘惑』
第3弾 ⇒
『スピーシーズXXX 寄生獣の甘い罠』
第4弾 ⇒
『スピーシーズXXXX 寄生獣の囁き』
第5弾 ⇒
『スピーシーズXXXXX 美しき寄生獣軍団』
【出典】『スピーシーズXXXXXX 寄生獣の吐息』/AMGエンタテインメント
