
●ジャンル:アクション/ホラー
●上映時間:90min
●製作年:2007年
●製作国:イギリス
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:スティーブ・バーカー
◆出演:レイ・スティーブンソン、ジュリアン・ワダム、リチャード・ブレイク、ポール・ブレア、ブレット・ファンシー、イノク・フォレスト、ジュリアン・リベット、マイケル・スマイリー、その他大勢(ゾンビ兵士)
どうも!ご無沙汰しておりますm(_ _)m
クリスマス前からちょっとバタバタしてしまい、勢いをなくしておりました(笑;)。今年はこれで終わりかなと思っていましたが、『ラスベガスをぶっつぶせ』と『ゾンビ・ソルジャー』をハシゴしまして、せっかくなので『ゾンビ・ソルジャー』を今年最後の記事にすることにしました(笑)。
【ストーリー】
東ヨーロッパ。7人からなる傭兵部隊がある男を山中まで護衛する。男の目的は紛争地帯に発見された鉱物資源の調査だ。その土地を買い占めた企業から雇われたのだという。辿り着いた場所は山中にある古い地下施設。どこが鉱物資源よと首を傾げる傭兵らを尻目にズンズン突き進む男。奥の部屋で妙な装置を発見する男だが、その表情は既にその存在を知っていたかのようだ。やがて、ある部屋からカギ十字の紋章が発見され、そこがかつて第二次大戦中のナチスドイツ軍の施設だったことが判明する。男の本当の目的はナチスドイツが発明したある装置を回収することだったのだ。それは不死のゾンビ兵士を作り上げる究極の装置であった。傭兵部隊はヤバイ空気を感じ始め早々に去ろうとするが、突然目の前に現れた無数の人影に驚愕する。それはナチスの軍服に身を包んだゾンビ兵士軍団だった・・・。
【感想と雑談】
久々の冒険鑑賞であるが、今回も残念な結果となってしまった。
出だしはいい感じである。どんよりした曇り空の下、傭兵部隊と男を乗せたオンボロトラックが、山道を進んでいく。荷台に乗せられた傭兵らは全員一癖も二癖もあるような連中だ。その中のリーダー格は更に百戦錬磨のオーラが出ていて申し分ない。軽口叩いてくる部下には無言で睨み返す。
トラックを降りてからは暫く森林地帯を徒歩で移動するのだが、彼らの装備がまたよさげだ。ロシア系と黒人系の傭兵はAK47で、その他白人系の傭兵はH&KG36で固めている。彼らの趣味なのか。個人的には好きな銃器だったりする(笑)。
そんなこんなで、地下施設に辿り着いた一行は、そこを舞台にゾンビ兵士らと対決するのだ。
ゾンビ兵士は神出鬼没なところがあり、地下施設内で現れたかと思ったら突然消えたりする。普通のゾンビではないらしい。またゾンビ兵士の製造装置について、迷宮アドベンチャーゲーム『ミスト』シリーズに出てきそうなデザインセンスでなかなかよろしいのだが、大仕掛けなカラクリがある訳でもなくハリボテ然としているのがちょっと寂しい。
ゾンビ兵士らが大々的に登場するシーンが、なんだか昔観たバラエティ番組のようだった。あれはガッツ石松家に宇宙人グレイ型を仕向けるという企画で、初めは雄グレイ単体がガッツ石松に「遊ぼうよガッツ」と呼びかける。次に雌グレイを引き連れ「彼女ができたよガッツ」と呼びかけ、最後には子グレイを引き連れ「子供ができたよガッツ」と呼びかける。
イタズラされていることより、夜中にグレイがしつこく呼んでくることに腹が立ったガッツ石松はついに表に飛び出す、という素敵な企画だったのだが、この時の焚かれたスモークと投光機によるバックライトを背にしたグレイの姿が、本作のゾンビ兵士の大々的登場シーンに被った訳である。森の中でスモークにバックライトか。そういう演出担当のゾンビ兵士がいるのか。別に笑えるシーンではないのだが、バラエティ番組を想像させてしまうようではアウトだ。スモークと投光機は使いようである。
この後、地下施設から大戦当時のナチスによるゾンビ兵士計画を綴った記録フィルムが発見されるのだが、その中のアニメーションによるゾンビ兵士らの行進の模様。その滑らかさは手描きでなく明らかにCGであったりする(笑)。また、記録によればゾンビ兵士らをドイツからアメリカまで徒歩で移動させホワイトハウスを攻撃するという計画だったらしい。
徒歩で移動か。いったいどれくらいかかるんだ?大西洋横断の海中移動だろ。サメにやられないのか。もしこの計画が実行されていたとなると、終戦後の好景気で調子こいてるアメリカにゾンビ兵士らが到着し一発大逆転となったかもしれない。これはこれで面白そうだ。これってなんとなく『カリブゾンビ』を思い出す。同じくナチスドイツが開発した水中型ゾンビ兵士が現代に蘇るという内容だ。観てないけど(爆)。
ゾンビといえば人体損壊が最大の見せ場なのだが、残念ながらそれは皆無に等しかった。あくまでも戦闘用に不死の肉体を持つ兵士が目的だった訳で、いくらオカルト好きナチスも見境なく人肉をむさぼるゾンビは作らなかったようである。装置によって強烈な磁場を作りだし、アインシュタインの訳のわからない理論の成立によって発生したパワーを浴びた一般兵士らが、ゾンビ兵士となったのだ。
計画は終戦によって中途半端なところで終わってしまったので、ゾンビ兵士らは地下施設の周辺をさ迷い、訪れる人間を襲うだけの存在となってしまった。その襲い方が、銃撃戦の最中に傭兵を一人誘拐し(どうやって)ライフルの薬莢で体中をグリグリしたり、背後から忍び寄って傭兵をめった刺しにしたり、地下施設に突然現れ傭兵の頭をぎゅうっと壁に押し当てるとどっかに消えたりする。なかなかセコいゾンビ兵士だ。
ゾンビというより、終始無言の顔色悪いドイツ軍兵士が団体で歩いてくるようなものだった。影のある画(フィルムにあえて銀成分を残す「銀残し」手法かも)が非常に思わせぶりだし、クライマックスはゾンビ兵士らを無力化するのに装置付近ギリギリまでおびき寄せるという粋な展開を見せるのだが、最後の最後にカタルシスは吹き飛ぶし、男の「オマエ何やっとんねん!!」と思わせる最終行動にも目が点になるという、最終的にダメダメ結果の残念な作品なのでした。
もっと弾けて欲しい。
今年から始めたブログですが、無事に年内は続けることができました。皆様からは沢山の応援を頂きまして、本当にありがとうございました。励みになりました。来年も激動の年になりそうですが、なんとか頑張ってみたいと思います。来年も変らずアホ記事を書き続けたいと思いますので、よろしければ暇つぶしにご利用下さい(笑)。
今年もお世話になりました。それでは皆様、よいお年をお迎え下さい♪♪