2009年7月13日月曜日

映画『エイリアンVSエイリアン ジャッジメント・デイ』 ・・・AVAシリーズもこれで見納めのようです

●原題:Showdown at Area 51
●ジャンル:SF/ドラマ/アクション
●上映時間:96min
●製作年:2007年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:C・ローマ
◆出演:ジェイソン・ロンドン、コビー・ベル、クリスタ・キャンベル、ジジ・エッジレイ、リー・ホースリー、その他大勢

 どうも!久々の更新です。バタバタしっ放しで、なかなか頻度が上がりませんです。こんな状況で記事にするこの作品。他に観るべき作品が沢山あるというのに、今回はコレなんです(笑;)。出ました。

【ストーリー】
 ミズーリ州。遥か宇宙の彼方から到着したエイリアンのジュードは、ある野生動物保護管理局に秘密裏に保管される物体イーサロッドを強奪する。その際、軍隊と衝突し傷を負ったジュードは、今回の騒動で弟を失った男ジェイクと出会い行動を共にすることになる。ジェイクは元管理局に勤めていたこともあり、イーサロッドの存在を知っていたのだ。ジュードによれば、地球の環境汚染がある域を越えた時、オメガシードという装置がウィルスを撒き散らし、汚染物質をエネルギーとする悪のエイリアンが侵略を開始する。自分の任務は、既にカウントダウンし始めたオメガシードを、今回強奪したイーサロッドで解除し、地球を侵略から守ることなのだという。
 その後、ジェイクの元彼女も加わり、オメガシードの場所を突き止める一行だが、その先では解除を阻止しようとジュードを追ってきた、エイリアンのクローネンが立ちはだかるのであった・・・。



【感想と雑談】
 パッケージ裏の非常に濃度の薄い写真。想像通りでした。なんていうんでしょうか、フィルムっぽくないというか、映画っぽくないんですね。途中、長めのブラックアウトがあったりで、色的にテレビドラマに近い雰囲気でした。この前の『AVA インベージョン』とは違って、2体のエイリアンは終始それらしい格好で活躍します。が、これがまた色々と問題を含んでいて、これはこれで長く語れる出来となっているのでした。

 冒頭、2機のUFOがバトルしながら太陽系に突入し、終いに地球に落っこちてきます。この時のCGがショボいです。飛んでる時のカットは仕方ないとして、不時着後も大したサイズでない機体をCGで描いてます。この後、登場するジュードとクローネン。それらしいスーツとヘルメットを装備してますが、ちょっと頑張れば私でも作れそうな出来具合です。やたら見上げるカットでは、ジュードの首筋が全開で見えてますが、これは後になって外見がまんま地球人というのがわかるので、あまり気にする必要はないようです。

 偉いのは、エイリアンの活躍をオール日中、晴天の下で描いていることです。ハッキリとそのディテールがわかりました。笑ってしまいましたが、『AVP2』にはこの点を百万倍は見習って欲しいものです。

 エイリアンのスーツは、地球の大気から身を守るというより、戦闘仕様のみに特化したデザインとなっているようでした。ジュードはマッドマックスを長身にして黒いヘルメットを被ったみたいで、素顔はスキンヘッドの精悍な顔付になっています。カッコいいです。ちょっと昔のビリー・ゼーンを思い出しました。『AVA インベージョン』での野暮男役が思い浮かびますね。って、別にカッコいいエイリアンはどーでもよくて、個人的にはこれぞエイリアンな容姿を期待したい訳です。

 一方の追っ手クローネンも取って付けたようなスーツ姿で、正直、最近の仮面ライダーの方が断然クオリティは高いと思いました。ヘルメットには望遠レンズが付いていて、ピント合わすのにジージーやたら動きます。また腕にはロケット砲に変形するグローブが装着されていますが、この時のCGがショボいです。体型はメタボな重量級で動きは鈍いのですが、やたら凶悪な飛び道具を使うので、危なっかしいです。最初の方で軍人が巨大な手裏剣で腕を切り落とされるので、これはスプラッタな展開になるのか!と期待すると、これっきりだったりします。残念。



 原題にもあるのですが、本作はエリア51ネタを出してきます。でも話は関係のないミズーリ州にある動物保護管理局を中心に展開します。実はネバダ州に墜落したUFOからイーサロッドを回収した軍が、世間から目を逸らす為にエリア51をでっち上げ、重要な情報はミズーリ州の辺鄙な地に隠していたという訳です。ところが、動物を保護しているだけのはずが、俯瞰の図では物々しい軍事基地になっていて、あまり隠している意味がないように思えました。ジュードが侵入すると、速攻で戦闘ヘリが飛び立ったりするし。

 途中、凄く印象的な場面がありました。軍隊と散々戦った後、クローネンは住宅街をノシノシ歩いていくのですが、センサが反応したのか急に立ち止まり、辺りを見渡します。その時ターゲットに入ったのが、公園でブランコが絡まって困っている少女でした。非常にマズイです。ターミネーターみたいな赤い主観映像がビシビシ反応しまくってます。少女の背後から忍び寄るクローネン。ブランコを解くことに夢中な少女。

 遂にクローネンはブランコのチェーンを鷲掴みにし・・・グイグイと解き出します。そして、少女が無事遊べるようになると、クルリと向きを変えて去っていくクローネン。一日一善でしょうか。なんか言えよクローネン(そういう問題じゃないですか)。笑いのポイントなのか一瞬わからず固まってしまいましたが、時間差で爆笑してしまいました(笑)。全体的にゆる~い空気で溢れてはいるのですが、この場面だけはウルトラインパクト。ここで、クローネンってホントはいいヤツなんじゃないかと思えてきました。

(エイリアンというより海外コスプレイヤーなクローネンさん)




 実はこのクローネンの行動が後に生かされることになって、ジュードとどっちが善悪なのか?という先の読めない展開になるのは良かったと思います。でも、この展開に持っていくのに、ブランコ演出はもうちょっと考えた方がよかったかもしれません。あまりにも唐突でマヌケな演出だったもので(笑;)。しかし、先の読めない展開といっても、感動を呼ぶクライマックスがある訳でもなく、結局ありがちなオチを迎えてしまいます。

 『AVA インベージョン』もそうでしたが、SFアクションの典型的な見せ場を抑えれば全てOKという、作り手の志が全開となっていますので、特にこれといった抑揚もなく流れてお終いです。見所といえば、やはりあのクローネンの意外な行動になるでしょうか。監督も”最高の肩透かしが撮れたぜ!ぐしし”と悦に入っていそうですが、特別有難いものでもないです。もっと違った演出で観客を振り回して欲しいものです。あの伝説の『AVA』の方が、まだ映画作りの定石を木っ端微塵にしている分、素晴らしいもの(どんな)があったと思います。

 とにかく、低予算ならそれなりに工夫して、見所ある作品を撮ってもらいたいですね。感動の有無はお金には関係ないと思います。

 こういう煮え切らない出来こそが、B級映画の真髄なのかもしれませんけどね。宝クジみたいに当たれば儲けものだし、外れたらそれはそれで最強のネタになるという、結構美味しい思いができる訳です(笑)。←時間の無駄使いですか

 我らが親玉作品はこちら ⇒ 『エイリアンVSエイリアン』
 その他姉妹作品はこちら ⇒ 『エイリアンVSエイリアン インベージョン』

【出典】『エイリアンVSエイリアン ジャッジメント・デイ』/ギャガ・コミュニケーションズ

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2009年6月20日土曜日

映画『サンシャイン2057』 ・・・核爆弾を持参で太陽に向かう危険すぎるミッションだそうです

●原題:Sunshine
●ジャンル:アドベンチャー/SF/スリラー
●上映時間:107min
●製作年:2007年
●製作国:イギリス/アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ダニー・ボイル
◆出演:キリアン・マーフィ、真田広之、クリス・エヴァンス、
ミシェル・ヨー、ローズ・バーン、クリフ・カーティス、
ベネディクト・ウォン、トロイ・ギャリティ
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 蒸し暑いです。早く梅雨が明けて欲しいですね。まあ、その後も更に蒸し暑くなるのでしょうが(笑;)。

【ストーリー】
 太陽が衰え始めた2057年、地球には氷河期が訪れていた。太陽を復活させるには核爆弾を撃ち込み再燃させるしかない。過去に作戦決行したものの失敗に終わったイカロス1号に続き、改めて選ばれた8名のクルーがイカロス2号で再出発する。暫く航行も順調だったが、水星の軌道に差し掛かった頃、イカロス2号はある電波を受信する。それは消息不明となっていたイカロス1号からの救命信号だった。そのまま救出に向かえば航路を変えるというリスクが伴うが、まだ使用していないと見られるイカロス1号の核爆弾を合わせれば作戦の成功率もアップする。イカロス1号の救出を決断したクルーらは、イカロス2号の航路を変更する。しかし、それが最強の貧乏クジであることをクルーらは知る由もなかった・・・。


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【感想と雑談】
 生命の源である太陽が貧弱となった為に、選ばれたクルーらが命をかけて核爆弾を撃ち込みに向かう。このプロットにどうしても思い出す作品がありました。『クライシス2050』というSF作品ですが、皆さんご存知でしょうか?

 もう20年ほど前になりますが、学研とNHKが企画しスタッフや役者の殆どをハリウッドに発注し制作したという、嫌な予感満載の作品です。同時期にNHKは、これに登場する巨大な球状宇宙船ヘリオス号とクルーの一人を演じた別所哲也を、『銀河オデッセイ』という連続ドキュメンタリにも登場させ、延々宇宙を航行するという二股かけるような企画をやっていました。

 この『銀河オデッセイ』は素晴らしかったです。宇宙の遥か彼方の様子を、最新のCGと独自開発した望遠カメラを用いて、とてもリアルに美しい映像で拝ませてくれました。銀河系中心のエネルギー放出の様子や、レンズ効果として表現されるブラックホールの姿などなど、これぞNHKドキュメンタリな出来栄えでした。

 肝心の映画『クライシス2050』は、膨張し始めた太陽を元に戻すためにヘリオス号を向かわすというもので、特撮をリチャード・エドランド、デザイン関係をシド・ミード、役者にチャールトン・ヘストンという、とても豪華な布陣だった訳ですが、これが心に何も残らないダメダメな出来となっていました。責任放棄なキャプテンを始め誰一人頼れるクルーはいないし、一方で地球では老軍人が孫を探してウロウロしたり、悪の企業が暗躍したりと、太陽が一大事の割にベクトル散らかしっ放しで暴走してる感じ。

記憶が曖昧なところもありますが、肝心な太陽とヘリオス号がどうなったことより、チャールトン・ヘストンが地上でバズーカをぶっ放すラストを覚えているという、テーマからかけ離れた印象を残す作品となってました。因みに、観に行った劇場では日本語吹替えとなっていました。キャプテンが放つ「そんなこと知らねーよ!一体どーすりゃいいんだ!!」というスーパー投げやりな台詞が耳に残ってます。当時としては吹替えは珍しいのかな?学研&NHK制作だからかよくわかりませんが、完璧に見た目は外国作品なので、いらんことすんなやと、数人しかいない劇場で怒ったものです。

 まあ、以上は私個人の記憶の範囲ですので間違いもあるだろうし、実は見所もあったかもしれません。


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 と、こんな思い出があったものですから、今回の『サンシャイン2057』には、つい身構えてしまうのでした。前置き長くなりました(笑;)。

 さすがに学研&NHKは絡んでいないと思いますが、どうしてこうも似たような題材にしましたかね。イギリス映画で監督もダニー・ボイルがやってるせいか、中身の方はかなり丁寧に一本筋で話は進みます。いきなり宇宙船が航行しているところから始まって、クルーらの日常生活が描かれます。一人のクルーは行き先に何かを見出そうとしているのか、やたら窓から太陽を直視しようとします。太陽の核心に迫ろうとする神秘的な雰囲気も漂ってます。

 『クライシス2050』では描かれなかった(と思われる)科学的考証もしっかりしてるなと思いました。太陽に接近しているので直感的に高温に晒されるんだろうな、と思ってしまうのですが、この宇宙船は細い船体の前方に巨大な傘状の遮光板が付いてるだけなんですね。太陽光に晒される物質があって初めて温度が上昇する訳で、太陽光に晒されない部分はどこにいても真空の宇宙に変りないのです。

 太陽の間近でドッキングしたイカロス1号と2号がある事故で切り離されてしまいます。その際に宇宙に放り出されたクルーの身体は真空の為に凍結し船体に当たった拍子に腕が砕けますが、遮光板の陰から飛び出た途端、太陽光によって一瞬で蒸発してしまいます。太陽の間近でこういった演出にはちょっとビックリしましたが、考証はしっかりしている訳で唸ってしまいますね。

 その一方で、ちょっと記憶が怪しいのですが、重力の作り方については、はっきりしていないように思いました。遮光板の内側にある部屋から太陽を見る時にクルーは普通にイスに座ったり歩いたりしてたし。ちょっと考えてしまったのですが、ひょっとすると船体そのものが回転して重力を出していたのかもしれませんね。レンタル返しちゃったので再確認できないなあ(笑;)。ご存知の方いらしたら、是非ご指摘下さい。


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 また、人間の心理描写として極限状態に置かれたクルーがプログラミングでうっかりミス(設定忘れ)をするところに、考えさせるものがありました。これが発端となって、話はドツボにはまっていくのですが、当事者の本人には苦痛だけが残り、周りのクルーらにも被害が及びます。これはかなり教訓となりましたね。クルーがそれぞれ専任化していて少人数で効率的に仕事を進めるのはいいのですが、人間はミスを犯すものとしてチェック機能を設けなかったことは大問題。映画では展開上仕方ないですが、現実ではしっかり取り組みたい問題です。

 トラブルが多発しながらも、残ったクルーが如何にして核爆弾を投下し、太陽を無事復活させるのかが焦点になる訳ですが、話は思わぬ方に進んでしまいます。イカロス1号に関わる事項で詳しくは書けないのですが、個人的にはちょっとボケたかなあ、という感想です。進むに連れてクルーがどんどん犠牲になっていくところも頂けなかったです。善によって悪がどんどん昇天していくのは大歓迎なんだけどな。なので同じようなテーマの『ザ・コア』も苦手で、しかも東宝特撮みたいな豪快なシーンが登場するだけに残念なところです(笑;)。

 現実的に考えたら行けっこない太陽に何かを求めようとしたのかな。恒星によっては巨星から白色矮星へと移行して、爆発後に中性子星やブラックホールに姿を変えたりしますが、その重力は並大抵のものではありません。光も抜け出せない領域が出来た時、そこに人間が行けたとしたら一体どうなるのか。普通に考えると強い重力によってバラバラになりそうですが、相対性理論とかの概念を入れると時間軸にも影響が出てそれだけの結果に終わるものでもないそうです。ちょっと大袈裟ですが、こういう要素も含んでたのかな、とも思いました。

 『クライシス2050』よりはずっと素晴らしい出来ですが(笑;)、やっぱし『ツイスター』みたいに昇天も少なく、ちょっとでも元気がもらえるような展開がいいですね。・・・って竜巻と太陽では規模が違いすぎるか(笑)。


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 植物好きのコラゾン役を演じるミシェル・ヨー。残念ながら自慢のスコーピオンキックは封印されてます。

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2009年6月16日火曜日

映画『シューテムアップ』 ・・・銃撃戦バカが映画を撮ったら大変なことになりました

原題:Shoot 'Em Up
●ジャンル:アクション/犯罪 /アドベンチャー/コメディ/スリラー
●上映時間:86min
●製作年:2007年
●製作国:アメリカ
●言語:英語/イタリア語
●カラー:カラー
◆監督:マイケル・デイビス
◆出演:クライブ・オーウェン、モニカ・ベルッチ、ポール・
ギアマッティ、ステファン・マクハティ、ラモーナ・プリングル、
その他大勢(撃たれ役とか)
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 どうも!お久しぶりです!!
 突然、復活です(笑)。また離脱してしまうかもしれませんが、それまでは毎度のアホ記事で埋めていこうかなと思っております。皆様の暇つぶしの場になればと思います(笑)。よろしくお願い致します。
 さて、話題の最新作『スタートレック』とか『ターミネーター4』はいかがでしょうか?そろそろ『トランスフォーマー』続編も公開ですね。盛り上がってきましたね。
 でも、私は敢えてこれらを外してDVD旧作に走ります(笑)。いつか観なきゃと思っていた『シューテムアップ』。どんな出来でしょうか?(だいたい想像付いてましたが)モニカ・ベルッチ!!

【ストーリー】
 浮浪者男スミスがニンジンを食っていると、目の前で妊婦が暴漢に襲われる。銃まで抜いた暴漢に我慢ならなくなったスミスは、ニンジンを暴漢の口にブッ刺して昇天させる。そしたら暴漢の仲間がわんさかやってきたので、豪快な銃撃戦を開始。途中、妊婦は赤ちゃんを産むと命を落としてしまう。なんとか逃げ延びたスミスは、知り合いの風俗女に赤ちゃんを預けようとするも、妊婦を追っていた組織が現れまた銃撃戦が始まる。スミスらは銃撃戦を繰り返しながら、組織の狙いが赤ちゃんにあり、それが次期大統領候補の政策に関わっていることを知る。正義感の強いスミスは単独、組織のアジトに向かうが・・・。


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【感想と雑談】
 クライブ・オーウェンとモニカ・ベルッチが、やってる最中に銃撃戦に巻き込まれます。これを見て『デスペラード』を思い出したけど、あちらは事も済んで余韻に浸っている頃に襲われたので、大立ち回りも安心して観られました。しかし今回は、二人ともケツを丸出しで合体したまま銃を取り応戦するので、危なっかしいことこの上ありません。

 終始、銃撃戦。上映時間の9割方はドンパチやってるんじゃないかと。「5分に一度の○○○○!!」なんてよくある宣伝文句に(ない?)嘘八百が多い中、本作は偽り無くちゃんとやってる感じ(笑)。JAROも不要です。

監督はどんなガキなんだと思ったら、結構歳いってるお方。とにかく大好きだという銃撃戦を色んなシチュエーションで描けてご満悦の様子。でも、観ているコチラ側としては、もうちょっと緩急付けても良いんじゃないかなと思いました。自分も銃撃戦は大好きだけど、動の銃撃戦も静のドラマがあって初めて引き立つ訳で、終始見せ付けられると感動も薄れます。

 あれです、子供の頃、大好きだったプリン。いつかプリンを腹一杯(バケツ一杯とか)食べてみたいな・・・と夢見ていたものですが、学生時代に友人からドンブリ一杯のプリンを作ったら気持ち悪くなったという話を聞いて、”好きなものは程々が良い”という事を悟ったような感じ。夢は程ほどに持ちたいものですね。


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 とにかく、マンガチックな銃撃戦には笑うしかないです。スミスが屋上のネオンサインを撃ち落として敵を罵る意味に変えてしまうと、敵もすかさず撃ち落してお返しの意味にしたり、赤ちゃんを回転木馬に置いたら狙撃されそうになったので手摺を撃って回転させたり、スカイダイビングをしながら追っ手を百発百中で仕留めたりと。弾道とかの考証はいっさい無視。メチャクチャです。潔いとも言えましょう。

 先日放映された『ターミネーター2』。サラ・コナーの救出に向かったシュワが、病院の守衛に発砲するシーンがありました。この画面左側からシュワが歩きながら前方の守衛の足を撃ち抜く数秒間のワンショット。一つの画面に撃つ側と撃たれる側が納められた短いながらも緊張感溢れる演出こそ、銃撃戦の醍醐味だと思うのです。このたった一発の銃撃の重みには、すみませんが、本作のバカ銃撃戦が束になっても敵うことはありません。

 こんな脚本で、主役の二人だけでなく、他の悪役連中もよく引き受けたなと思います。クライブ・オーウェンもモニカ・ベルッチも仕事を選ばないところに好感が持てますが、ちょっとは口出しした方がよかったんじゃないかと思います。


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日本人には到底太刀打ちできないこの二人。濃いです。思わずむせ返ります。

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2009年4月27日月曜日

映画『エイリアンVSエイリアン インベージョン』 ・・・マーク・ダカスコスがあのAVAに出たんだそうです

●原題:Alien Agent
●ジャンル:ドラマ/アクション/犯罪/SF
●上映時間:95min
●製作年:2007年
●製作国:カナダ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ジェシー・ジョンソン
◆出演:マーク・ダカスコス、ビリー・ゼイン、エマ・ラハナ、アメリア・クック、キム・コーツ、ダーレン・シャラヴィ、その他大勢

 どうも!!前回の休止宣言時の予告通り、すっとぼけて映画記事を挙げたいと思います(笑;)。初回記事にして最低映画No1だった『エイリアンVSエイリアン』に匹敵する作品を!ということで探した結果がコレです。どーなんでしょうか(笑)。

【ストーリー】
 遠く離れた惑星に住むエイリアン。資源が無くなった為に支配層は知的生命体のいない他の惑星への移住を決断する。しかし、条件に合う惑星はなかなか見つからなかった。そんな中、地球に目を付けた反乱軍が行動を開始。特殊部隊を地球に送り込み侵略の準備を進める。一方、反乱軍の行動を察知し、計画を阻止しようとエイリアンのライカーが単独で地球に降り立つ。反乱軍は母星と地球を結ぶ転送装置(ポータル)の製造を着々と進め、やがて頭領のサイロンも地球に降り立ち陣頭指揮をとり始める。そんな多勢の反乱軍に挑むライカー。ポータルの完成も近い。イケるのかライカー・・・。



【感想と雑談】
 うーん、『エイリアンVSエイリアン(AVA)』の二番煎じ(どんなのよ)を期待していたのだが、ちゃんと映画していたのでした。安心して観られたかと思います。しかし、それはあくまでも『AVA』と比較してのことで、本作を単品として観ると、どっかで見たようなイメージを寄せ集めたようで、とても残念なことになっているのでした。しかも続編でも何でもないし。

 転送装置ポータルを製造するのに、水力発電所の設備が適しているらしく、舞台は山が中心だったりする。冒頭、既に地球に降り立ってるエイリアン反乱軍の紅一点アイシスが、電力会社の極秘装置を積んだ輸送車を襲撃。橋の上からバク転の形で飛び降り、輸送車の屋根を突き破って荷台に突入。サブマシンガンで護衛を瞬殺。この当たりはアニメっぽくてカッコよった。

 その後レイダースよろしく屋根を伝って運転席の2人を片付け輸送車を完全ジャック。なかなかの手際だ。護衛付きで極秘の装置を輸送していた割には、とてつもなくショボい軽トラみたいな輸送車ではあったが。このアイシスを演じるのはアメリア・クックという女優さんなのだが、黒髪のエキゾチックな雰囲気がなんだかよろしい。美人である。上の写真は凶暴顔になってるけど。

 事件を無線で察知した一匹狼ライカーが、極秘装置を移した反乱軍のトラックを追跡する。やがてトラックに追いついたライカーは、車で追走しながら反乱軍と銃撃戦を開始。もの凄い至近距離で撃ち合ってるのに、お互いちっとも弾が当たらない。業を煮やしたエイリアンの一人が車のボンネットに飛び移りライカーと殴り合いを開始。そんなところにアイシスがバズーカ砲をブチ込み端微塵にする。台無しである。しかし、これくらいではくたばらないエイリアン同士。大破した車から這い出し、ドリフのコントみたいな状態で格闘を開始する。出だしからサービス旺盛である。出来は別にして。

 ライカーを演じるのはマーク・ダカスコス。昔、沢山の出演作を観ているはずなのだが、コレ!というのが思い浮かばない。ただ、誰かに似ている。そうだ俳優の渡辺裕之。写真を見たらやっぱり似ていた。とにかく格闘家ダカスコスのマーシャルアーツが冴え渡る。遠く離れた惑星でもマーシャルアーツが流行っていた模様。たぶん。



 結局、反乱軍を逃したライカーは、一人寂しく山のファミレスに立ち寄る。そこのウェイトレスの一人がヒロインのジュリー。とても可愛いのだが、タトゥ全開のTシャツ姿が衝撃。そんな服装で登場するのもどうかと思うが。また、そんな彼女にちょっかいを出すゲス男。演じるのはビリー・ゼイン。肉付きよくなって最初わからなかった。かつては割とカッコよかった俳優がこんな役を演じているのを見ると感慨深くなる。この後、ライカーにボコられ、更にアイシスに首をボッキリ折られ昇天するゲス男ゼイン。惑星からやってきた反乱軍の頭領サイロンに憑依されたことで、途中から大暴走するぜ・・・と期待したら、最後の最後まで紳士で中途半端な悪党ぶり。一体どーいうことだ。ビリー。

 地球上ではエイリアンは全員、人間に憑依し活動をする。元々実体を持っていないのだ。なので一見、人間同士が普通に銃撃戦や格闘をやっているようなもので、最後の最後でライカーが装備する特殊なショットガンでトドメを刺すようなことをしている。文明の違いから勘違いな行動を取るユーモアやお笑い等は皆無で、終始全員が眉間にギッと皺を寄せているような感じ。同じく憑依ものSF作品の傑作『ヒドゥン』を意識しているのは明らかなのだが、残念ながら格が違う。ショボすぎる。

 途中、アイシスが後姿で裸になるシーンがあって、カットが変るとシャワーを浴びる生尻の横アップが入るので、おおー!と思っていると、カメラが上昇して映るのがタトゥTシャツ娘ジュリーだったりする。えー(´Д`)となってしまうので、気を取り直してオッパイだけは楽しませてもらおうと凝視すると、なんと乳首が映るギリギリの直前でカットしてしまう。エロスに関しては完全スルーを目指した作品となっているのだ。

 過去の名作をリスペクトするも全体的に中途半端な出来。もっとエロやグロで勝負して欲しいものだが、エンドロールの最後に出てきたCANADAという文字に納得。カナダ映画なのであった。アメリカ映画と比べると上品なんですね。オッパイがドーンとか、内臓がドバーとか、アメリカならまだやってくれるのに。あ、でも銃撃戦はよかったかな。特にアイシスがやたら大型の銃火器を振り回すところが。美女には銃火器ですね(笑)。

 そんなこんなで、対決周りについては想像通りにクライマックスを迎えますが、その後にライカーがポータルに絡んで間抜けなことになってしまうところは、ちょっとツボ(ポイント)になったかと思います。

 と、こんな映画記事ですが、いかがでしたでしょう?まとまり悪~。毎度のことだけど(笑;)。

 あともう1本『エイリアンVSエイリアン ジャッジメント・デイ』なんてのもあるのですが、もういいですかね(笑)。

親玉作品はこちら ⇒ 『エイリアンVSエイリアン』


それでは皆様お元気で!!

<オマケ>
エイリアン娘アイシスを演じたアメリア・クック様です。スゲーなこれ。


【出典】『エイリアンVSエイリアン インベージョン』/ギャガ・コミュニケーションズ

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2009年4月19日日曜日

試験で頭沸騰の一日完了&1年経って&そして・・・

どうも~!!

遅ればせながら、頭沸騰タイムの情報処理試験からなんとか生還致しました。応援コメント下さった皆様ありがとうごさいました♪当日は1日中ボーッとしておりましたが、またいつもの通りにリセットです(笑;)。

今回から試験の体系が変って、これまでとは違った感触ではありましたが、まあ結果を待ちたいと思います。どうかな???

で、よく考えたら、試験当日(4月19日)が当ブログを開設した日なのでした。おお、あれから1年経ったんだ@o@!!久々に初回の記事を見てみると、そのショボさに驚愕もの。その後すぐに情報処理試験へのグチを書いてるし。1年経ってまた同じことやってるんだ(笑;)。

初回のブログタイトルとトップ画像がこれまたヒドイものでした(紹介はご勘弁^^)。また、映画記事第一号が『エイリアンVSエイリアン』というバッタの王様級作品。IMDbの当時ワースト第4位に君臨したツワモノで、これを越えるゴミ映画はなかなかお目にかかれません。これについてはいい出だしだったと思います。またこういう作品を観て、スパークした記事を書きたいなと思います。迷惑覚悟で(笑)。

皆様との交流がなければ、ここまで続けることはできなかったと思います。沢山の応援も頂き感謝感激です。本当にありがとうございました♪

これからもよろしくお願い致します!!

・・・と、気持ちよく結びたかったのですが、実は仕事の関係で、5月からネット環境から離れることになりました。100%ダメという訳ではないのですが、あまり自由が効かない状況になるのです。いつ復活できるかも今のところ不明です。
決して飽きたとか止めたくなった訳ではなく、泣く泣く仕方なく><!ということで、いったん離脱させて頂きたいと思います。

長いようで短かった1年ですが、とてもいい経験をさせて頂きました。一区切り出来ただけでも幸せものです。またネットに復活した際には、こんな駄ブログでよければ続行させて頂きたいと思います。

当記事が今月最後になると思いますが、ひょっとするとすっとぼけて映画記事を1本書くかもしれません。その際は『エイリアンVSエイリアン』級の作品で大爆発できればと思っております(笑)。

コメント機能ですが、皆様から頂けた場合を考え、承認機能を外したいと思います。即表示となりますので、ご了承下さいませ。

それでは皆様、どうもありがとうございました。また会える日を楽しみにしております!

2009年4月12日日曜日

頭が沸騰するこの時期がやって参りました

どうも~!!

順番的に今回は映画の記事になるはずですが、お休みでございます(笑;)。

4月と10月といえば、公的資格「情報処理技術者試験」の時期です。業務内容が技術系である以上、取得を目指さねばならず、今回もライフワークのごとく受験に挑む予定でおります。皆さんの中にも目指される方がいらっしゃるかと思います。頑張って下さいね!私も・・・頑張ります(笑;)。

因みに「情報処理技術者試験」制度はこの4月から一新されるのですね。社会の重要基盤である情報技術の評価基準が見直されることになり、国が定めた共通キャリア・スキルフレームワークという枠組みに準拠することになったのだとか。試験区分がレベル1~4の形で明確に区分けがされています。この中で従来の「テクニカルエンジニア~」名称の高度区分ですが、一昔前の「~スペシャリスト」名称に戻るのですね。こっちの方が響きがカッコいいですよね(笑)。ぜひこれからの高度区分を取得したいものです。

受験日は4月19日の日曜日。うぉ!1週間もないぞ!!さすがに本腰入れないといかんなぁという訳で、受験日まではブログはお休みさせて頂きたいと思います。徘徊はするかもしれませんので、皆さんのところへお邪魔した際にはよろくお願いしますね♪

と、これで終わろうかと思ったのですが、うーん・・・やっぱり映画ネタを。ちょびっとだけ(笑;)。
昨日の深夜にテレビで邦画『コミック雑誌なんかいらない!』(’86年)が放映されていました。古いなぁ~と思いつつ久々に観てみると、主人公の内田裕也の若さにビックリ。テレビレポーター役の内田裕也が、どこからどう見ても内田裕也スタイル(笑)で当時実在した人物に突撃インタビューしまくります。おニャン子クラブにまでロックンロールなレポートをする内田裕也にバンザイ(笑)。



って、どうせ元々1週間ごとの更新なんだから、いつもの通りだわ(笑;)

2009年4月5日日曜日

ジオラマ化計画 その3 ・・・滲み消しに挑戦(最後にプチ映画ネタ 笑)


 どうも!4月ですね。皆さん今週末はお花見でしょうか?新年度へ突入しましたが、今回も相変わらず目新しさのない記事だったりします(笑)。

 前回の「ジオラマ化計画 その2」で、塔をクッキリさせた一生懸命バージョン画像(笑)を紹介しましたが、その後に一生懸命は必要ないんじゃないか?という手法が見つかり、背中に冷たい汗が流れてしまいました(笑;)。その手法とは以下の通りです。

<2011/03/06追記
 以降は前回記事を流用した手順になっていたのですが、前回の「その2」手順を大幅に修正したことで一部整合性が取れない状態になってしまいました(汗)。ただ、滲み消しの考え方については汲んで頂けるかな、と思っております。何かのご参考にして頂ければ幸いです。(いずれは、こちらも前回に合わせて修正したいと思います)


①「奥ボカシ」レイヤーをぼかす前に、塔をパスツールで囲みます。
②この状態だとパスツールで囲った内側が編集の対象となりますので、ここで範囲指定を反転します。これで、囲った塔の外側の範囲が編集の対象となります。
③この状態でぼかしをかけてやると、塔はそのままで編集対象の外側の範囲が焦点がズレることになるのです。

 この手法だったら、「奥ボカシ」レイヤーの全体をぼかした時に塔の輪郭が周辺に滲み出る、ということは無いはずでした。

 やってみました。

 結果・・・・・・ダメでした(爆)。
 なんと、滲みに変わりがなかったのです。塔以外を囲む形でぼかしをかけ、その効果が塔に及ばないようにしているのに、やっぱり滲みが出てしまうのでした。
 これはどうやら、範囲外の塔には何もしないけど、範囲内については全体をぼかした結果を用いているようなのです・・・。←何だか訳わかりませんね(-ω-)

 要は使えない手法ということで、結局は一生懸命バージョンに戻ってしまうのでした(笑)。

 という訳で、以下に一生懸命バージョンの手法を紹介したいと思います。需要あるのか不明ですが(笑;)

【前回の手法】(滲み有り)


【前回の手法+一生懸命】(滲み無し)


 まずは、概要から。
 前回では「奥ボカシ」レイヤーの画像をまんまぼかした為に、塔が周囲に滲み出てしまってました。滲み出さないようにするにはどーするか。悪さをする塔を消すしかありません。
 消すのは簡単ですが、1枚ものの画像ですからポッカリ穴が開いてしまいます。そのままぼかすと境界線付近が透けてしまい具合が悪くなってしまいます。そこで、塔の背後にあるはずであろう景色をでっち上げる訳です。凄くベタでしょ(笑)。

 直接描いてもいいのですが、もの凄い労力が要りそうですので、ここはGIMPの便利ツールを使うことにします。ただ便利といっても相対的なだけで、これも大変ではあります。だから一生懸命(笑;)。
 ここではスタンプツールという機能を使います。ある部分を基点として、他の場所にもスタンプを押すようにコピーを描画できるというものです。塔の周囲を見極めて、塔の背後に続く背景を想像します。そして、その想像した背景を作るのに適した部分を他の背景から見つけ出し、それをスタンプでコピーしていきます。合わせて多少の効果も入れてやります。

 ここで、そんな荒っぽいやり方だと一目でバレるだろ?と思われるかもしれませんが、大丈夫です。なぜなら後でボカシをかけるからです。バレません。意外とイケます(笑)。だいたい、黒っぽい塔のわずかな滲みを押さえるだけなので、極端、塔周辺に近いカラーで塔のシルエットを塗り潰すだけでもいいのです。最後にバッサリ消去するし今回の手法はムダに見えるかもしれませんが、GIMPの一つの操作方法としてご参考になればと思います。

 それでは実際にやってみましょう。
 前回の17項目で「奥ボカシ」レイヤー全体にボカシ(値8.0)をかける直前から入ります。

1.「奥ボカシ」レイヤーを下図の状態まで作成します。レイヤーウィンドウでは「奥ボカシ」レイヤーを選択(青色反転)しておきます。
(Fig.1)


2.「The GIMP」ウィンドウでスタンプツール(スタンプマーク)を選択します。そして下側にある[ブラシ:]をクリックして「Circle Fuzzy(09)(9x9)」を選択します。これは、スタンプするサイズになりますので、特に決まりはありません。また、その下にある[フェードアウト]と[ハードエッジ]の2つにチェックが入っていないことを確認します。とりあえず、これで始めます。
(Fig.2)


3.画像ウィンドウを拡大します。ウィンドウの下側のバーにプルダウン形式の[拡大/縮小]があります。とりあえず400%でいいでしょう。
(Fig.3)


4.それでは、簡単そうな一番奥の背景と空からでっち上げてみましょう(笑)。コピーしたい部分にカーソル(円マーク)を持ってきて、Ctrlキーを押しながらクリックします。カーソルの中に十字が表示されればOKです。これでコピーされました。
(Fig.4)


5.スタンプを適用したい部分にカーソルを持っていき、そこからクリックしたままゆっくりと上下左右に動かしてみます。十字と同じ部分がスタンプされていくのがわかります。見えなかった背景が自然な感じになるようにスタンプしていきましょう。クリックを離してしまうと、次のクリックからまたコピーした基点からスタンプが始まります。基点を変えたくなったら、再度Ctrlキーを押しながらクリックしてコピーし直します。
(Fig.5)


6.この調子で塔の背後にあると思われる背景をスタンプしていき塔を消してしまいます。滲み出すのを押さえる為ですので、全部消さなくてもいいのですが、せっかくなのでやってしまいます。スタンプのサイズを変えながらやってみましょう。「エアブラシツール」や「にじみツール(指こすり)」を使って雰囲気を出すのも手です。間違えたり気に入らなかったりしたら、「戻る」ボタンで元に戻しましょう。
(Fig.6)





7.こんな感じでいいでしょう。ちょっと引いてみて初めから塔が無かったように見えるかな?これで「奥ボカシ」レイヤーの一生懸命バージョンの準備ができました(笑)。
(Fig.7)


8.それでは「奥ボカシ」レイヤー全体をぼかしましょう。「奥ボカシ」レイヤーを選択した状態で、画像ウィンドウの[フィルタ]→[ぼかす]→[ガウシアンぼかし]を選択します。[ぼかし半径]の[水平]と「鉛直」を8.0にします。プレビュー画面で変化の具合がわかります。よければ[OK]をクリックします。これで奥側全体にぼかしがかかりました。これで完全にわからなくなったでしょ?
(Fig.8)


9.あとは「奥ボカシ」レイヤーの塔の部分を切り取って、「ベース」レイヤーの塔が見えるようにするだけです。それでは「ベース」レイヤーのみ表示にします。そして、パスツールで塔と城の上半分くらいを打点しながら囲っていきます。気持ち輪郭の内側を打点していきます。一周したところで、Ctrlキーを押しながら開始点をクリックするとパスが繋がります。この後、修正したいポイントをドラッグすることで調整が可能となります。よければエンタを押して範囲を確定します。
(Fig.9)


10.「奥ボカシ」レイヤーを選択した状態で、画像ウィンドウの[編集]→[消去]を選択します。そして「奥ボカシ」レイヤーだけ表示にしてみます。塔のシルエットが透けているのがわかります。
(Fig.10)


11.「奥ボカシ」「手前ボカシ」「ベース」レイヤーを表示にします。これで、塔の焦点がきれいに合った(滲みのない)画像ができました。これで完成です。
(Fig.11)


 以上が、一生懸命バージョンの全貌です(笑)。
 6項目で無駄なエネルギーを注いでいる訳ですが、これはひょっとすると他の何かに利用できるテクニックかもしれませんね。ジオラマ化手法については、今後も模索していきたいと思います。

 ところで、これを作っていて思い出したのが、SF映画『ブレードランナー』。皆さんご覧になってるでしょうか?ハリソン・フォード演じるデッカード刑事が脱走レプリカントを取り締まる伝説の作品です。この中でデッカードが1枚の写真を分析装置にかけるシーンがあります。音声認識が付いていて、デッカードが見たい部分を指示すると、その通りにモニタに表示する高機能な装置です。ここで不思議なことが起きます。なんと1枚写真のくせに、写っていないオブジェの背後の様子を3Dのように視点をずらして表示してしまうのです。
 何なんでしょうかこの分析装置は。見えない部分を他の要素から計算して見えるようにしているのでしょうか?こんな分析装置があれば捜査もはかどるでしょうなあ。何気ないシーンですが、後からジワジワとくる名シーン(?)だと思うのです。
 で、今回の一生懸命バージョン画像では、この写真分析装置を地で行くことをしてるなあ、と思った訳です(笑)。


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