●原題:Buio Omega ●ジャンル:ホラー
●上映時間:94min
●製作年:1979年
●製作国:イタリア
●言語:イタリア語
●カラー:カラー
◆監督:ジョー・ダマト
◆出演:キーラン・カンター、シンツィア・モンレール、フランカ・
ストッピ、サム・モデスティ、アンナ・カルディーニ、ルチア・
デリア、その他大勢
実に久々の更新となりました。なんとか月一更新は保ちたいものです。そうそう、女子サッカーのなでしこジャパン、世界一になったのですね。おめでとうございます。スポーツはあまり見ませんが、日本が頂点に立ったことは素直に嬉しいものです。
さて今回は、知る人ぞ知る(?)イタリアのホラー作品です。新作が目白押しの夏ですが、こういうのもいいんじゃないですかね。当ブログは外しまくりでいきますので、宜しくお願いします(笑)。
【ストーリー】
イタリアのどこか。溺愛の妻を病気で亡くしたフランクは、ショックのあまり妻の遺体を剥製にしてしまう。屋敷の不細工な女中は、そんなフランクをかばい、そして愛し続ける。やがて、フランクは暴走を始め、偶然知り合った女性達を襲い出してしまう。一方、ある探偵はフランクの行動に目を付け捜査を開始する・・。
【感想と雑談】
常夏の猛暑の時期に、こんな鬱陶しいホラー作品です。暑苦しいです。でも、江戸時代からの知恵にある”暑いときこそ熱いお茶を飲む”と同様、”暑いときこそ暑苦しいホラーを観る”。これです。まさに夏の風物詩ですね(違。
ずーっと前から気になっていた作品ですが、先日やっと観ることができました。殆ど陽の目をみない作品ですが、歴代のホラーとしてもの凄い紹介をされてたりしますね。イタリアらしい異様な雰囲気を持った、なかなか味わい深いホラー作品でありました。
冒頭、不細工な女中が、呪い人形を使ってフランクの妻を病死させます。この時の女中の不敵な笑みで早くもお腹いっぱいです。妻を溺愛しすぎていたフランクは、剥製作りの趣味を活かして、妻の遺体を剥製にします。腹を割いて内臓抜きをする際、取り出した心臓を愛しくかぶりつくフランク。血がブシューと噴出します。そして、剥製妻をベッドに寝かせ安心するフランク。オカルト現象やカニバリズムも入ったお徳感溢れるホラーですね。
かなり危ないフランクですが、コイツ以上に危ないのが不細工な女中。フランクを支配したいがため、常軌を逸した行動に走ります。フランクがヒッチハイカーのメタボ女を思わず殺してしまえば、その遺体をヘラヘラ笑いながら解体し、硫酸をぶっかけ処理します。ジャジャーンと浴槽の硫酸に浮かぶ遺体のパーツ。これを見てオェーつくフランクでした。
液体化した遺体を庭に埋めた女中は、使ったバケツを台所で洗い終わると、その脇のナベに入った得体の知れない料理をフランクと一緒に食べます。カレーと呼ばれていますが、見た目は水気のないボットンカレー。90度傾けても落ちないカレー。そんな感じ。遺体処理が終わったばかりなのにこの食欲はいったい。しかもこの女中、ボットンカレーを貪り食いますが、この時の食い方が下品すぎて大問題。クチを閉じずにグチャグチャ食う様をドアップで映し、時々噛み砕いた具が飛び出したりします。嫌がらせか。これを見てまたもやオェーつくフランクでした。
倒錯の世界に入り浸りのフランクと年増女中ですが、その後もジョギング女が乱入したり、探偵が詮索してきたりとイベント対応に忙しくなります。クライマックスでは、亡き妻そっくりの女が尋ねてきたことで、フランクは混乱し暴走し始めます。フランクと不細工な女中にはどんな運命が待っているのでしょうか。
ド変態で異常な世界を描くだけでなく、犯罪ものとしてのサスペンス要素や風光明媚なところもあるという作品。まとまりが悪いともいえますが、下品さと優雅さが混在している辺り、ある意味インパクトがあって宜しいんじゃないでしょうか。音楽は信頼のゴブリンだし(笑)。ジョー・ダマト監督は他でもえげつないホラー作品を撮られているそうです。さすがイタリア。
突然話が変わりますが、なんとあの名作『吐きだめの悪魔』('85)が遂にDVD発売されるんですね!豪華な特典付きで!その他にも気になる作品が勢揃い!!素晴らしいですね。

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という訳で、本作のポスター(左)と、『吐きだめの悪魔』のある場面(右)を並べてみたのですが・・・・・・なんだか似てません?












