
●ジャンル:ドキュメンタリー
●上映時間:90min
●製作年:2004年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ジョン・ガン、ブライアン・ハーズリンガー、ブレット・ウィン
◆出演:ブライアン・ハーズリンガー、ドリュー・バリモア、ジョン・オウガスト、エリック・ロバーツ、コリー・フェルドマン、ジョン・ガン、ブレット・ウィン、ケリー・デビッド、ソーニャ・ダーカー、その他大勢
いい感じに秋の季節になりましたね。昼も夜も過ごしやすいです。食欲の秋でもありますが、食べ過ぎには注意しましょうね。
【ストーリー】
アメリカ。『E.T.』を観てからドリュー・バリモアの大ファンになった青年ブライアン。彼女のことが頭から離れないまま20年もの月日が経ったある日のこと、クイズ番組に出演したブライアンは、偶然にもドリュー・バリモアに関する問題をクリアする。そして、賞金1,100ドルをゲット。この時ブライアンはとんでもないことを計画する。それはこの賞金を使って30日以内にドリューとデートをするというもの。平凡な青年がハリウッド女優とのギャップを如何にして克服し夢を実現するのか。そんなブライアンを友人一同がドキュメンタリとして追い続ける・・・。

【感想と雑談】
”リスクを犯さないのは人生の浪費だ” by ドリュー・バリモア
今回はやや古めの、しかも滅多に観ることのないドキュメンタリ作品です。ひとりの青年がある夢に向かって行動を起こしますが、その夢というのがハリウッド女優ドリュー・バリモアとデートをすること。なんだか凄く興味が湧きました。相手が誰もが知ってるあのドリューですからね。
一般の青年ブライアン・ハーズリンガーは、ドリュー・バリモアとほぼ同い年の27歳。幼少時代に観た『E.T.』('82)でドリューの虜になってしまったブライアンは、最近あるクイズ番組で偶然にもドリューに関する問題をクリアします。その時に得た賞金は1,100ドル。
なかなか定職に就けず生活に困窮するブライアンは、賞金を生活費に当てることも考えます。しかし、ブライアンは思います。それが何になる?いずれまた元の生活に戻るだけだろ?そんなの嫌だ。この賞金はドリューとのデートを実現させる為の軍資金にする。これは一大冒険なんだぜ。

ドリュー・バリモアの名言を掲げ熱く行動するブライアンは、れっきとしたアメリカ人の姿です。必殺の目指せアメリカンドリームの香り充満。この辺やっぱ世界が違うなあと思いますね。物怖じせず、気持ちをズバズバ表現できるからこそ、こういう大胆な発想や行動ができるんだな、と関心します。何気にドリューのソックリさんを募集してデートの練習をするくだりは笑えたし驚きでもありました。
スタッフには当然、友人や親戚をかき集め、一番資金のかかるビデオカメラは30日間返品制度を利用しタダ同然で準備します。これが30日間という目標になった理由。しかし、買ってからそんな長期間も使って返品できる制度ってのも凄いな。日本でもやってるのかな。
このブライアン、実はハリウッド業界に近いところで転々としているらしく、元から恵まれた環境にいた模様で、初盤から何だと!?という見せ場が点在しています。なんとかドリューに辿り着きたいブライアンは、ドリューと接点のある人物に謁見しまくります。それがなんと、有名な脚本家であったり、俳優のエリック・ロバーツや、コリー・フェルドマンであったりするのです。

こんな有名人に会えて堂々とインタビュー(しかもフレンドリーに)まで出来るなんてお前、ドリュー以前にクライマックスだろ、と思えるのですが、ブライアンにとってはドリューに到達する為の単なる手段に過ぎず眼中にないご様子。せめてサインくらい貰っとけよな。結構、見栄え良く行動するブライアンですが、すんなりとゴールは見えず、様々なツテを使っては一進一退を繰り返します。
『チャーリーズ・エンジェル2』('03)のプレミア上映にせっかく潜入できたのに、ドリューを目の前にして思いを伝えることができなかったブライアン。30日間まで残り僅かというところで達成できる気配が見えません。専用ホームページを立て、ラジオ番組での宣伝を持って、最後の賭けに出るブライアン。これで思いがドリューに伝わりますように。しかしこの後に、思わぬ事件が発生します・・・。
オチがどうあれ、一人の青年が、誰もが思うことや希望を持つことは容易だけども、それを一歩踏み出し実践する姿と勇気が見られるだけでも、一見の価値があると思います。最後の事件の後、ある人物から電話連絡を受け暫く無言で聞き入るブライアンの表情はとても印象的でした。また更にその後、ここ最近なかったくらいに思わず声を上げてしまった自分がいました(笑;)。

度胸と愛嬌あるブライアン・ハーズリンガーは、現在も業界人として働いているようです。ちょっといい感じに心が温かくなる作品でした。
アメリカ人ってやっぱ凄いな。
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【出典】『デート・ウィズ・ドリュー』/デスペラード