2012年4月22日日曜日

いったいこれは・・・な動画を発見してしまいました(続報)


 以前、ある音楽PVの撮影風景らしきヘンテコ動画を紹介したのですが、なんとその完成版を見つけてしまいました。

 このPV、撮影風景から想像していたレベルとはケタ違いでした。これは是非とも立ち寄って頂いた方にお裾分けしたい(大迷惑か)。という訳で、今回も懲りずに挙げたいと思います。

 スロベニア発、女性4人による歌手ユニット、その名もTurbo Fantasyです。

 スロベニア含め、あちらの地方では、民族音楽を拡張したTurbo Folkというジャンルがあるのですが、こちらはジャンル名をすっ飛ばしての固有名Turbo Fantasyなんです。

 ターボなファンタジーか。ファンタジーをターボしてどうする。ああ、PVを思い出すだけで、ジワジワと込み上げてくるなあ。

 前回のPVの撮影風景にあった「彼女らがダラシナイ容姿でシャボン玉を吹かす」という様は、一部のネタ的な扱いに違いないと踏んでいたのですが、PV本編を見てそれは木っ端微塵になりました。

 Atomik Hrmonikが太陽だとすれば、Turbo Fantsyは・・・そう、ブラックホールとでもいえましょう。衣装をとっかえひっかえ、常に凄い彼女らが迫ってきます。共演している男性と犬は大丈夫なんだろうか(笑)。芸人がネタでやってるようにも見えるのですが、実際どうなのかなあ。ユニット名からして、モロ皮肉ってるように感じるんだけど。

 公式ホームページも存在していて、これが当ブログと一緒のBloggerだったり。マジか(笑)。2008年5月に結成したらしいのですが、同年9月で更新が止まってるとこを見ると、既に解散してるっぽいですね。早えーよ。Wikiにも登録されていないようで、詳細はわかりませんわ。

 曲自体は、なかなか聴きやすくてキャッチーだと思います。が、とにかくスゲーよ、このPV。タイトルは『Dekleta』。意味は”女の子”だって。

 『TurboFantasy - Dekleta 』


 なんか一人だけ特に凄いのがいないか。


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2012年4月15日日曜日

映画『おっぱいゾンビ』 ・・・赤毛のおっぱいゾンビに追っかけられます

●原題:Zombie Women of Satan
●ジャンル:コメディ/ホラー
●上映時間:85min
●製作年:2009年
●製作国:イギリス
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:スティーブ・オブリビオン、ウォーレン・スピード
◆出演:ウォーレン・スピード、ビクトリア・ホプキンス、ビクトリア・ブルーム、マリシア・カイ、ピーター・ボナー、ケイト・ソウルズビー、ビル・フェロウズ、クリスチャン・スティール、その他

 4月ですね。皆さん花見とかされましたか?自分は通勤時に桜並木の近くを通過しただけで満足になりました(笑)。今回は久々の映画記事ですが、選定についてはいつもの通りです。

【ストーリー】
 現代。イギリスのどっか。今日もライブハウスで活動中の見世物一座とロック歌手が、あるネットTVから取材の申し込みを受ける。喜び勇んで一行が向かった先は、ネットTVのスタジオを兼ねた山中に建つ屋敷であった。早速収録に入り、人気キャスタを相手にウハウハ受け答えをする一行。その一方、屋敷の奥ではゾンビの研究が行なわれていた。屋敷の主は女の子をさらってきては、謎の薬品を使ってゾンビ化する様を観察していたが、ある事故により、大量のゾンビが生まれてしまう。やがて、収録中のスタジオにもゾンビが乱入し、一行らは何とか屋敷からの脱出を図ろうとするが・・・。


(あ。赤毛以外のゾンビもいたんだった・・・。ま、いっか。)

【感想と雑談】
 レンタル屋で流し見していたら突然目に入った本作。思わず手に取ったパッケージの裏面を見てみれば、配給はJVD(笑)。知る人ぞ知る吹替えエンタテイメントな会社。出ました。

 それにしても、この邦題。思い付きそうで思い付かなかったアイデア勝負といったところでしょうか。さすがJVDです。なかなか語呂もよさげで名タイトルだと思いますよ。おっぱいゾンビ。チープな内容丸わかりなのは確実ですが、JVDなら観るしかないです。とりあえず、字幕版 ⇒ 吹替え版の順でいくことにしました。

 のっけから、見世物一座の生肉軍団によるライブの様子が描かれます。そこで団員の女の子がおっぱいの先っちょにフサフサ(?)を付けてグルグル回したり、それを最前列で見て盛り上がる客が全員女の子だったりと、この後におっぱいゾンビで溢れかえるんだな、ということが想像できます。


(こいつらが見世物一座の生肉軍団・・・笑)

 イギリス作品らしくて、どことなく落ち着いてるというか、スタイリッシュというか、まあ兎に角そんな雰囲気を感じます。ハチャメチャな言動はしてるのですが、アメリカ作品とは空気がやっぱり違うんですよね。さすが文化発祥の国です。おっぱいゾンビもスタイリッシュにいきます。たぶん。

 生肉軍団がお呼ばれした山の屋敷では、並行してパーティが開催されていて、下着姿の女の子らが大勢参加しています。パーティ会場は全体的に白っぽく、女の子らは髪を赤く染め、黒いボンデージ風の衣装も着けてたりして、こういうデザインセンスがイギリスっぽいなと思えます。しかし、おっぱいゾンビ化が期待できる肝心の女の子らですが・・・これが予算の厳しいところなのでしょう。容姿はまず期待してはいけません。

 内容は、ゾンビ博士の息子が屋敷に見世物一座を呼んで盛り上がっていたら、同じく屋敷でパーティ中の女の子らが事故によってゾンビ化し皆に襲いかかるというもので、確かにゾンビ化した女の子らがおっぱいをさらけ出して追っかけてきます。それだけです。

 脚本・監督のウォーレン・スピードは、団員のおっぱい大好き男も演じていて「おっぱいが付いていれば誰でもいい」という最強の台詞を発します。きっと、おっぱいフェチなんだろうなこの人。スプラッタ要素が大人しめなのはいいとして、ロック歌手の妹探しみたいなシリアス要素は切り捨てて、もっとコメディ路線にすればよかったのに。なんか中途半端。カメラワークや編集なんかはスタイリッシュなんですけどね。


(こういうセンスがいかにもイギリス流です。)

 吹替え版にチェンジしてみると、今まで観てきた作品と比べ、やや大人しめに感じますが、やっぱりさすがのJVDです。特に団員のミニマム男ゼウスはJVDの真骨頂です。字幕版では何も喋っていないのに、必殺のアドリブ吹替えを連呼。こうでなくてはいけません。これで幾分観られる作品に昇華していると思います。

 ところでこのゼウス、突然「大が漏れちゃう3秒前」とか言うとダッシュで茂みに入っていきます。ゾンビの餌食フラグ確定と思いきや、茂みでしゃがんだゼウスの顔面アップが延々と続くだけで何も起きません。その間もブツブツ吹替えは続きます。スッキリしたゼウスがその場を去ると、やっとこさ登場したゾンビが鼻をつまむというお笑い演出が挿入されます。ある意味、フラグ外しの狙った演出ともいえましょう。(いらない場面だけどね)

 こんな作品なので、肝心のおっぱい加減だけでも楽しませてもらいたいのですが、これまた中途半端なところで中にはブラジャーを付けたままのゾンビもいるという。一体どういうこと?
これを見たゼウスの

「おっぱいゾンビなのにブラをしているー」

 というアドリブ吹替えが名台詞に聞こえる瞬間です。

 終盤で団員同士にあることが起きるのですが、ちょっとビックリする展開だったかな。思わず笑ってしまいましたが、これは誰が見てもビックリすると思いますよ。ここだけが唯一の見せ場かもしれません(笑)。


(この直後、生肉軍団に大変なことが起きます。それにしてもこのおっぱいゾンビ・・・。)

 特別盛り上がりもなく画面が暗転するとエンドロールが始まりますが、ここでもJVDによる強烈なアドリブ主題歌が流れます。色んな形のおっぱいを連呼連呼。聴くだけでお腹がいっぱいおっぱいになります。

 もし本記事で興味をお持ちになったら、クチ直し用の作品も併せてレンタルされることをお薦めします。おっぱいが見事な「ピカソトリガー」とか。

(C) 2009 ZWOS Limited
【出典】『おっぱいゾンビ』/ジェイ・ブイ・ディー 

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