2009年4月27日月曜日

映画『エイリアンVSエイリアン インベージョン』 ・・・マーク・ダカスコスがあのAVAに出たんだそうです

●原題:Alien Agent
●ジャンル:ドラマ/アクション/犯罪/SF
●上映時間:95min
●製作年:2007年
●製作国:カナダ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ジェシー・ジョンソン
◆出演:マーク・ダカスコス、ビリー・ゼイン、エマ・ラハナ、アメリア・クック、キム・コーツ、ダーレン・シャラヴィ、その他大勢

 どうも!!前回の休止宣言時の予告通り、すっとぼけて映画記事を挙げたいと思います(笑;)。初回記事にして最低映画No1だった『エイリアンVSエイリアン』に匹敵する作品を!ということで探した結果がコレです。どーなんでしょうか(笑)。

【ストーリー】
 遠く離れた惑星に住むエイリアン。資源が無くなった為に支配層は知的生命体のいない他の惑星への移住を決断する。しかし、条件に合う惑星はなかなか見つからなかった。そんな中、地球に目を付けた反乱軍が行動を開始。特殊部隊を地球に送り込み侵略の準備を進める。一方、反乱軍の行動を察知し、計画を阻止しようとエイリアンのライカーが単独で地球に降り立つ。反乱軍は母星と地球を結ぶ転送装置(ポータル)の製造を着々と進め、やがて頭領のサイロンも地球に降り立ち陣頭指揮をとり始める。そんな多勢の反乱軍に挑むライカー。ポータルの完成も近い。イケるのかライカー・・・。



【感想と雑談】
 うーん、『エイリアンVSエイリアン(AVA)』の二番煎じ(どんなのよ)を期待していたのだが、ちゃんと映画していたのでした。安心して観られたかと思います。しかし、それはあくまでも『AVA』と比較してのことで、本作を単品として観ると、どっかで見たようなイメージを寄せ集めたようで、とても残念なことになっているのでした。しかも続編でも何でもないし。

 転送装置ポータルを製造するのに、水力発電所の設備が適しているらしく、舞台は山が中心だったりする。冒頭、既に地球に降り立ってるエイリアン反乱軍の紅一点アイシスが、電力会社の極秘装置を積んだ輸送車を襲撃。橋の上からバク転の形で飛び降り、輸送車の屋根を突き破って荷台に突入。サブマシンガンで護衛を瞬殺。この当たりはアニメっぽくてカッコよった。

 その後レイダースよろしく屋根を伝って運転席の2人を片付け輸送車を完全ジャック。なかなかの手際だ。護衛付きで極秘の装置を輸送していた割には、とてつもなくショボい軽トラみたいな輸送車ではあったが。このアイシスを演じるのはアメリア・クックという女優さんなのだが、黒髪のエキゾチックな雰囲気がなんだかよろしい。美人である。上の写真は凶暴顔になってるけど。

 事件を無線で察知した一匹狼ライカーが、極秘装置を移した反乱軍のトラックを追跡する。やがてトラックに追いついたライカーは、車で追走しながら反乱軍と銃撃戦を開始。もの凄い至近距離で撃ち合ってるのに、お互いちっとも弾が当たらない。業を煮やしたエイリアンの一人が車のボンネットに飛び移りライカーと殴り合いを開始。そんなところにアイシスがバズーカ砲をブチ込み端微塵にする。台無しである。しかし、これくらいではくたばらないエイリアン同士。大破した車から這い出し、ドリフのコントみたいな状態で格闘を開始する。出だしからサービス旺盛である。出来は別にして。

 ライカーを演じるのはマーク・ダカスコス。昔、沢山の出演作を観ているはずなのだが、コレ!というのが思い浮かばない。ただ、誰かに似ている。そうだ俳優の渡辺裕之。写真を見たらやっぱり似ていた。とにかく格闘家ダカスコスのマーシャルアーツが冴え渡る。遠く離れた惑星でもマーシャルアーツが流行っていた模様。たぶん。



 結局、反乱軍を逃したライカーは、一人寂しく山のファミレスに立ち寄る。そこのウェイトレスの一人がヒロインのジュリー。とても可愛いのだが、タトゥ全開のTシャツ姿が衝撃。そんな服装で登場するのもどうかと思うが。また、そんな彼女にちょっかいを出すゲス男。演じるのはビリー・ゼイン。肉付きよくなって最初わからなかった。かつては割とカッコよかった俳優がこんな役を演じているのを見ると感慨深くなる。この後、ライカーにボコられ、更にアイシスに首をボッキリ折られ昇天するゲス男ゼイン。惑星からやってきた反乱軍の頭領サイロンに憑依されたことで、途中から大暴走するぜ・・・と期待したら、最後の最後まで紳士で中途半端な悪党ぶり。一体どーいうことだ。ビリー。

 地球上ではエイリアンは全員、人間に憑依し活動をする。元々実体を持っていないのだ。なので一見、人間同士が普通に銃撃戦や格闘をやっているようなもので、最後の最後でライカーが装備する特殊なショットガンでトドメを刺すようなことをしている。文明の違いから勘違いな行動を取るユーモアやお笑い等は皆無で、終始全員が眉間にギッと皺を寄せているような感じ。同じく憑依ものSF作品の傑作『ヒドゥン』を意識しているのは明らかなのだが、残念ながら格が違う。ショボすぎる。

 途中、アイシスが後姿で裸になるシーンがあって、カットが変るとシャワーを浴びる生尻の横アップが入るので、おおー!と思っていると、カメラが上昇して映るのがタトゥTシャツ娘ジュリーだったりする。えー(´Д`)となってしまうので、気を取り直してオッパイだけは楽しませてもらおうと凝視すると、なんと乳首が映るギリギリの直前でカットしてしまう。エロスに関しては完全スルーを目指した作品となっているのだ。

 過去の名作をリスペクトするも全体的に中途半端な出来。もっとエロやグロで勝負して欲しいものだが、エンドロールの最後に出てきたCANADAという文字に納得。カナダ映画なのであった。アメリカ映画と比べると上品なんですね。オッパイがドーンとか、内臓がドバーとか、アメリカならまだやってくれるのに。あ、でも銃撃戦はよかったかな。特にアイシスがやたら大型の銃火器を振り回すところが。美女には銃火器ですね(笑)。

 そんなこんなで、対決周りについては想像通りにクライマックスを迎えますが、その後にライカーがポータルに絡んで間抜けなことになってしまうところは、ちょっとツボ(ポイント)になったかと思います。

 と、こんな映画記事ですが、いかがでしたでしょう?まとまり悪~。毎度のことだけど(笑;)。

 あともう1本『エイリアンVSエイリアン ジャッジメント・デイ』なんてのもあるのですが、もういいですかね(笑)。

親玉作品はこちら ⇒ 『エイリアンVSエイリアン』


それでは皆様お元気で!!

<オマケ>
エイリアン娘アイシスを演じたアメリア・クック様です。スゲーなこれ。


【出典】『エイリアンVSエイリアン インベージョン』/ギャガ・コミュニケーションズ

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2009年4月19日日曜日

試験で頭沸騰の一日完了&1年経って&そして・・・

どうも~!!

遅ればせながら、頭沸騰タイムの情報処理試験からなんとか生還致しました。応援コメント下さった皆様ありがとうごさいました♪当日は1日中ボーッとしておりましたが、またいつもの通りにリセットです(笑;)。

今回から試験の体系が変って、これまでとは違った感触ではありましたが、まあ結果を待ちたいと思います。どうかな???

で、よく考えたら、試験当日(4月19日)が当ブログを開設した日なのでした。おお、あれから1年経ったんだ@o@!!久々に初回の記事を見てみると、そのショボさに驚愕もの。その後すぐに情報処理試験へのグチを書いてるし。1年経ってまた同じことやってるんだ(笑;)。

初回のブログタイトルとトップ画像がこれまたヒドイものでした(紹介はご勘弁^^)。また、映画記事第一号が『エイリアンVSエイリアン』というバッタの王様級作品。IMDbの当時ワースト第4位に君臨したツワモノで、これを越えるゴミ映画はなかなかお目にかかれません。これについてはいい出だしだったと思います。またこういう作品を観て、スパークした記事を書きたいなと思います。迷惑覚悟で(笑)。

皆様との交流がなければ、ここまで続けることはできなかったと思います。沢山の応援も頂き感謝感激です。本当にありがとうございました♪

これからもよろしくお願い致します!!

・・・と、気持ちよく結びたかったのですが、実は仕事の関係で、5月からネット環境から離れることになりました。100%ダメという訳ではないのですが、あまり自由が効かない状況になるのです。いつ復活できるかも今のところ不明です。
決して飽きたとか止めたくなった訳ではなく、泣く泣く仕方なく><!ということで、いったん離脱させて頂きたいと思います。

長いようで短かった1年ですが、とてもいい経験をさせて頂きました。一区切り出来ただけでも幸せものです。またネットに復活した際には、こんな駄ブログでよければ続行させて頂きたいと思います。

当記事が今月最後になると思いますが、ひょっとするとすっとぼけて映画記事を1本書くかもしれません。その際は『エイリアンVSエイリアン』級の作品で大爆発できればと思っております(笑)。

コメント機能ですが、皆様から頂けた場合を考え、承認機能を外したいと思います。即表示となりますので、ご了承下さいませ。

それでは皆様、どうもありがとうございました。また会える日を楽しみにしております!

2009年4月12日日曜日

頭が沸騰するこの時期がやって参りました

どうも~!!

順番的に今回は映画の記事になるはずですが、お休みでございます(笑;)。

4月と10月といえば、公的資格「情報処理技術者試験」の時期です。業務内容が技術系である以上、取得を目指さねばならず、今回もライフワークのごとく受験に挑む予定でおります。皆さんの中にも目指される方がいらっしゃるかと思います。頑張って下さいね!私も・・・頑張ります(笑;)。

因みに「情報処理技術者試験」制度はこの4月から一新されるのですね。社会の重要基盤である情報技術の評価基準が見直されることになり、国が定めた共通キャリア・スキルフレームワークという枠組みに準拠することになったのだとか。試験区分がレベル1~4の形で明確に区分けがされています。この中で従来の「テクニカルエンジニア~」名称の高度区分ですが、一昔前の「~スペシャリスト」名称に戻るのですね。こっちの方が響きがカッコいいですよね(笑)。ぜひこれからの高度区分を取得したいものです。

受験日は4月19日の日曜日。うぉ!1週間もないぞ!!さすがに本腰入れないといかんなぁという訳で、受験日まではブログはお休みさせて頂きたいと思います。徘徊はするかもしれませんので、皆さんのところへお邪魔した際にはよろくお願いしますね♪

と、これで終わろうかと思ったのですが、うーん・・・やっぱり映画ネタを。ちょびっとだけ(笑;)。
昨日の深夜にテレビで邦画『コミック雑誌なんかいらない!』(’86年)が放映されていました。古いなぁ~と思いつつ久々に観てみると、主人公の内田裕也の若さにビックリ。テレビレポーター役の内田裕也が、どこからどう見ても内田裕也スタイル(笑)で当時実在した人物に突撃インタビューしまくります。おニャン子クラブにまでロックンロールなレポートをする内田裕也にバンザイ(笑)。



って、どうせ元々1週間ごとの更新なんだから、いつもの通りだわ(笑;)

2009年4月5日日曜日

ジオラマ化計画 その3 ・・・滲み消しに挑戦(最後にプチ映画ネタ 笑)


 どうも!4月ですね。皆さん今週末はお花見でしょうか?新年度へ突入しましたが、今回も相変わらず目新しさのない記事だったりします(笑)。

 前回の「ジオラマ化計画 その2」で、塔をクッキリさせた一生懸命バージョン画像(笑)を紹介しましたが、その後に一生懸命は必要ないんじゃないか?という手法が見つかり、背中に冷たい汗が流れてしまいました(笑;)。その手法とは以下の通りです。

<2011/03/06追記
 以降は前回記事を流用した手順になっていたのですが、前回の「その2」手順を大幅に修正したことで一部整合性が取れない状態になってしまいました(汗)。ただ、滲み消しの考え方については汲んで頂けるかな、と思っております。何かのご参考にして頂ければ幸いです。(いずれは、こちらも前回に合わせて修正したいと思います)


①「奥ボカシ」レイヤーをぼかす前に、塔をパスツールで囲みます。
②この状態だとパスツールで囲った内側が編集の対象となりますので、ここで範囲指定を反転します。これで、囲った塔の外側の範囲が編集の対象となります。
③この状態でぼかしをかけてやると、塔はそのままで編集対象の外側の範囲が焦点がズレることになるのです。

 この手法だったら、「奥ボカシ」レイヤーの全体をぼかした時に塔の輪郭が周辺に滲み出る、ということは無いはずでした。

 やってみました。

 結果・・・・・・ダメでした(爆)。
 なんと、滲みに変わりがなかったのです。塔以外を囲む形でぼかしをかけ、その効果が塔に及ばないようにしているのに、やっぱり滲みが出てしまうのでした。
 これはどうやら、範囲外の塔には何もしないけど、範囲内については全体をぼかした結果を用いているようなのです・・・。←何だか訳わかりませんね(-ω-)

 要は使えない手法ということで、結局は一生懸命バージョンに戻ってしまうのでした(笑)。

 という訳で、以下に一生懸命バージョンの手法を紹介したいと思います。需要あるのか不明ですが(笑;)

【前回の手法】(滲み有り)


【前回の手法+一生懸命】(滲み無し)


 まずは、概要から。
 前回では「奥ボカシ」レイヤーの画像をまんまぼかした為に、塔が周囲に滲み出てしまってました。滲み出さないようにするにはどーするか。悪さをする塔を消すしかありません。
 消すのは簡単ですが、1枚ものの画像ですからポッカリ穴が開いてしまいます。そのままぼかすと境界線付近が透けてしまい具合が悪くなってしまいます。そこで、塔の背後にあるはずであろう景色をでっち上げる訳です。凄くベタでしょ(笑)。

 直接描いてもいいのですが、もの凄い労力が要りそうですので、ここはGIMPの便利ツールを使うことにします。ただ便利といっても相対的なだけで、これも大変ではあります。だから一生懸命(笑;)。
 ここではスタンプツールという機能を使います。ある部分を基点として、他の場所にもスタンプを押すようにコピーを描画できるというものです。塔の周囲を見極めて、塔の背後に続く背景を想像します。そして、その想像した背景を作るのに適した部分を他の背景から見つけ出し、それをスタンプでコピーしていきます。合わせて多少の効果も入れてやります。

 ここで、そんな荒っぽいやり方だと一目でバレるだろ?と思われるかもしれませんが、大丈夫です。なぜなら後でボカシをかけるからです。バレません。意外とイケます(笑)。だいたい、黒っぽい塔のわずかな滲みを押さえるだけなので、極端、塔周辺に近いカラーで塔のシルエットを塗り潰すだけでもいいのです。最後にバッサリ消去するし今回の手法はムダに見えるかもしれませんが、GIMPの一つの操作方法としてご参考になればと思います。

 それでは実際にやってみましょう。
 前回の17項目で「奥ボカシ」レイヤー全体にボカシ(値8.0)をかける直前から入ります。

1.「奥ボカシ」レイヤーを下図の状態まで作成します。レイヤーウィンドウでは「奥ボカシ」レイヤーを選択(青色反転)しておきます。
(Fig.1)


2.「The GIMP」ウィンドウでスタンプツール(スタンプマーク)を選択します。そして下側にある[ブラシ:]をクリックして「Circle Fuzzy(09)(9x9)」を選択します。これは、スタンプするサイズになりますので、特に決まりはありません。また、その下にある[フェードアウト]と[ハードエッジ]の2つにチェックが入っていないことを確認します。とりあえず、これで始めます。
(Fig.2)


3.画像ウィンドウを拡大します。ウィンドウの下側のバーにプルダウン形式の[拡大/縮小]があります。とりあえず400%でいいでしょう。
(Fig.3)


4.それでは、簡単そうな一番奥の背景と空からでっち上げてみましょう(笑)。コピーしたい部分にカーソル(円マーク)を持ってきて、Ctrlキーを押しながらクリックします。カーソルの中に十字が表示されればOKです。これでコピーされました。
(Fig.4)


5.スタンプを適用したい部分にカーソルを持っていき、そこからクリックしたままゆっくりと上下左右に動かしてみます。十字と同じ部分がスタンプされていくのがわかります。見えなかった背景が自然な感じになるようにスタンプしていきましょう。クリックを離してしまうと、次のクリックからまたコピーした基点からスタンプが始まります。基点を変えたくなったら、再度Ctrlキーを押しながらクリックしてコピーし直します。
(Fig.5)


6.この調子で塔の背後にあると思われる背景をスタンプしていき塔を消してしまいます。滲み出すのを押さえる為ですので、全部消さなくてもいいのですが、せっかくなのでやってしまいます。スタンプのサイズを変えながらやってみましょう。「エアブラシツール」や「にじみツール(指こすり)」を使って雰囲気を出すのも手です。間違えたり気に入らなかったりしたら、「戻る」ボタンで元に戻しましょう。
(Fig.6)





7.こんな感じでいいでしょう。ちょっと引いてみて初めから塔が無かったように見えるかな?これで「奥ボカシ」レイヤーの一生懸命バージョンの準備ができました(笑)。
(Fig.7)


8.それでは「奥ボカシ」レイヤー全体をぼかしましょう。「奥ボカシ」レイヤーを選択した状態で、画像ウィンドウの[フィルタ]→[ぼかす]→[ガウシアンぼかし]を選択します。[ぼかし半径]の[水平]と「鉛直」を8.0にします。プレビュー画面で変化の具合がわかります。よければ[OK]をクリックします。これで奥側全体にぼかしがかかりました。これで完全にわからなくなったでしょ?
(Fig.8)


9.あとは「奥ボカシ」レイヤーの塔の部分を切り取って、「ベース」レイヤーの塔が見えるようにするだけです。それでは「ベース」レイヤーのみ表示にします。そして、パスツールで塔と城の上半分くらいを打点しながら囲っていきます。気持ち輪郭の内側を打点していきます。一周したところで、Ctrlキーを押しながら開始点をクリックするとパスが繋がります。この後、修正したいポイントをドラッグすることで調整が可能となります。よければエンタを押して範囲を確定します。
(Fig.9)


10.「奥ボカシ」レイヤーを選択した状態で、画像ウィンドウの[編集]→[消去]を選択します。そして「奥ボカシ」レイヤーだけ表示にしてみます。塔のシルエットが透けているのがわかります。
(Fig.10)


11.「奥ボカシ」「手前ボカシ」「ベース」レイヤーを表示にします。これで、塔の焦点がきれいに合った(滲みのない)画像ができました。これで完成です。
(Fig.11)


 以上が、一生懸命バージョンの全貌です(笑)。
 6項目で無駄なエネルギーを注いでいる訳ですが、これはひょっとすると他の何かに利用できるテクニックかもしれませんね。ジオラマ化手法については、今後も模索していきたいと思います。

 ところで、これを作っていて思い出したのが、SF映画『ブレードランナー』。皆さんご覧になってるでしょうか?ハリソン・フォード演じるデッカード刑事が脱走レプリカントを取り締まる伝説の作品です。この中でデッカードが1枚の写真を分析装置にかけるシーンがあります。音声認識が付いていて、デッカードが見たい部分を指示すると、その通りにモニタに表示する高機能な装置です。ここで不思議なことが起きます。なんと1枚写真のくせに、写っていないオブジェの背後の様子を3Dのように視点をずらして表示してしまうのです。
 何なんでしょうかこの分析装置は。見えない部分を他の要素から計算して見えるようにしているのでしょうか?こんな分析装置があれば捜査もはかどるでしょうなあ。何気ないシーンですが、後からジワジワとくる名シーン(?)だと思うのです。
 で、今回の一生懸命バージョン画像では、この写真分析装置を地で行くことをしてるなあ、と思った訳です(笑)。


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